
注文住宅の間取りって、住んでから「やっぱり失敗だったかも」ってなることあるの?
玄関ホールなしにしたけど、後悔した人いる?後悔ランキングに出てくるやつが全部心配で…
書斎を作ったけど使ってないって話をよく聞く。本当に必要なの?失敗しやすいポイントを知りたい
注文住宅の間取りで後悔した経験を持つ方に、玄関ホールなし・書斎・リビングの仕切りなしといった実体験の失敗談と、今だから言えることを伺いました。
お話を伺った方が間取りで後悔しているのは主に3点。玄関ホールをなくした設計、夫の書斎を詰め込みすぎたこと、そしてリビングと廊下の仕切りをなくしたことです。
どれも「これが正解だと思った」判断なのに、住んでみて初めて気づいた話。「間取りって住む前と住んだ後で全然違うものが見える」とM様は言います。
- 注文住宅の間取りで実際に後悔した施主のリアルな失敗エピソード
- 玄関ホールなし・玄関リビング仕切りなしのメリット・デメリット実例
- 書斎を作って後悔した理由と、次に建てるなら変える点
- 間取りの後悔例としてよく取り上げられる失敗パターンの共通点
- 間取りのセカンドオピニオンを使う前と後で何が変わったか
| 後悔ポイント | M様の場合 | よくある後悔パターン |
|---|---|---|
| 玄関ホールなし | 来客時に丸見え・靴が散らかって見える | 視線と生活感が直結してしまう |
| リビング仕切りなし | 冬の暖房効率が悪い・音が筒抜け | 開放感を優先して後から冷暖房費に後悔 |
| 書斎の広さ | 2畳設けたが実態は物置き化 | 「作った満足感」で実用性を検証しなかった |
| 間取り検討のタイミング | 1社だけで決めようとしていた | 比較しないと他の間取りの発想が見えない |
| セカンドオピニオン | 使う前に後悔ポイントが確定していた | 早い段階で動けば気づけた可能性のある後悔もある |
※ご注意:費用・仕様はハウスメーカー、建築地域、時期によって異なります。最新情報は施工会社にご確認ください。本記事はZEH対応など個別仕様について体感・光熱費・性能を保証するものではありません。
こういう後悔は一社の提案だけだと気づきにくいので、比較の土台を作ってから読むと差が見えやすくなります。


41.5坪でZEH対応の規格外カスタムって聞くと、私も最初は予算が怖かったです。でも地元工務店だけで決めず、アイ工務店やヤマト住建、タマホームも並べたら、何を削るより何を守るかが見えて気持ちが楽になりました。
間取りアプリ100案以上を作ったのに、後悔が3つあるお話を伺った方のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施主 | M様(30代前半) |
| 家族構成 | 夫婦+子1人(3歳) |
| エリア | 東海 |
| 建てた会社 | 地元工務店 |
| 商品 | 規格外カスタム(ZEH対応) |
| 延床面積 | 約41.5坪 |
| 引渡し | 2024年冬 |
| 比較検討した会社 | アイ工務店・ヤマト住建・タマホーム |
毎晩子どもが寝た後に間取りアプリを開き、気づいたら100案以上を自作していた。共働きで平日は多忙なのに、「夫が寝た後の深夜2時間」を半年以上間取りに使い続けたM様。でも住んで1年経った今、「あんなに考えたのに、後悔が3つある」と苦笑いしながら振り返っています。



M様、今日はよろしくお願いします。間取りに半年以上かけたのに、後悔があるって…最初に聞いたときは少し驚きました。



そうなんですよ。自分でも「あれだけ考えたんだから大丈夫なはず」って思ってたんですけど。住んで初めてわかることって、やっぱりあるんですよね。アプリで平面図を見てると気にならないのに、実際に生活してみると「あ、ここか」ってなる。



具体的にはどんな後悔ですか?



大きいのは3つで。玄関ホールをなくしたこと、リビングと玄関の間の仕切りをなくしたこと、書斎の使い方を間違えたこと。全部「当時の私は正解だと思ってた」んですよ。だから余計しんどい。



ファミクロとか動線はうまくいったんですけど、その3点はね…。正直に言えば、今でもちょっと引きずってます。
玄関ホールなしにした理由と、来客が来て初めてわかった現実



まず玄関ホールなしから聞かせてください。玄関ホールって、なくす人も結構いるみたいですね。



当時の私、「玄関ホールって無駄スペースじゃない?」って思ってたんです。延床面積41.5坪っていっても、実際にリビングとか収納を広く取ろうとすると、玄関ホールに1〜2畳使うのがもったいなくて。



「玄関入ったら即リビング」にすれば広く感じるってブログで読んだんですよ。実際、アプリで試したら確かに開放感があって。工務店の担当さんにも「今はそういう設計も増えてますよ」って言ってもらったし、「よし、これで行こう」ってなった。



住んでみてどうでしたか?



…普段は全然いいんです。家族だけのときは本当に問題なかった。問題は来客があったとき。



先輩が遊びに来てくれたときに、玄関ドアを開けた瞬間にリビングが丸見えで。その日うちの子がリビングで大散らかしてて、私まだ片付け中で。もうドア開けた瞬間に「あ…」ってなりました。



玄関から視線が通っちゃうから、リビングが見える…



そう。ホールがあれば来客をちょっとホールで止めてる間に「ちょっと待ってください」って時間が稼げたはずで。でもうちは玄関とリビングの間に何もないから、開けた瞬間に全部見える。ホールってそのための時間稼ぎスペースでもあったんだな、って住んでから初めてわかった。



「玄関ホール いらない」って検索して「そうだそうだ」ってなってた自分が、今となっては少し恥ずかしい情報を鵜呑みにしすぎてました。


仕切りなしのリビングで、冬に後悔することになった話



リビングと廊下・玄関の仕切りをなくしたことも後悔しているんですよね。



これも玄関ホールなしと連動してて。仕切りをなくすと、開放感がすごいんですよ。実際、引き渡し直後は「うわ、広い!」って大喜びで。夫も「これ正解だったね」って言ってたし。



どのタイミングで変わったんですか?



冬になってから気づきました。暖房つけてもぜんぜん暖まらないな、って。玄関からの冷気が流れてきてるし、廊下と仕切りがないから暖気がどこかに逃げていく感じで。エアコンの設定温度をどんどん上げても、足元がなかなか暖まらなかった。



電気代を見たら前の賃貸より冬場は結構上がってて。ZEH仕様のはずなのにな、って夫とちょっと言い合いになった。



工務店に相談したんですか?



しました。そしたら「仕切りなし設計の場合、暖房は空間全体を暖める方式にすると効果的です」って言われたんですけど、全館空調みたいな話になって、それはそれで費用がかかる話になっちゃって。



結局、工務店でロールカーテンを玄関とリビングの境に後付けしました。それで多少は改善されたんですけど、正直そこに費用かけるなら最初から仕切りを作れば良かった、っていう気持ちは今でもあります。開放感を優先するなら、冷暖房効率もセットで検討することって、今なら強く伝えたいです。
書斎を2畳作ったのに、気づいたら物置きになっていた



書斎の後悔っていうのも聞かせてください。



これはね、夫の話なんですけど。夫が「テレワークが増えたから書斎欲しい」って言って、2畳の書斎を間取りに組み込んだんです。私は「そんなに使わないんじゃない?」って思ってたんですけど、夫が「かなり使うつもりだから」って言い張って。



実際はどうでしたか?



…住んで半年で書斎がほぼ物置きになってました夫のテレワーク、実はそんなに頻繁じゃなかった。週1あるかないかで、しかもリビングのほうが快適って言い出して。「Wi-Fiの電波もリビングのほうが強いし」とかなんとか。



2畳の書斎が…



プリンターと段ボールとよくわからないケーブルがめちゃくちゃ詰め込まれてます、今。私ね、最初から「書斎より収納にしたほうがいい」って言ってたんですよ。でも夫が「使うと思うから」って聞かなかった。



今は「ほら言ったじゃん」って言えない雰囲気になってます。夫も気まずいのかわかってるんですよ、すごく静かに「あそこはもうしょうがないね」って言ってて。いや、しょうがなくないでしょ



次建てるなら、書斎はどうしますか?



書斎を作るとしたら、最初からテレワーク頻度をちゃんと数値で確認してからにします。「週何日テレワークしているか」「3年後も同じ頻度が続くか」。感覚じゃなく事実ベースで。そこを確認しないと、「作った満足感」だけで終わる可能性が高い。



あと、書斎って窓の有無もけっこう重要で。2畳の書斎に小さい窓しか入れなかったんですが、昼でも暗くてこもった感じで。夫もそれが嫌だったらしく、「窓もっと大きくすれば良かった」ってたまに言ってます。まあ自業自得ですけど
間取りの後悔としてよく挙げられる失敗、共通点は何か



ここまで聞いてきた後悔、M様の場合に限らず間取りの失敗ってどこに共通点があると思いますか?



なんですかね…。私が思うのは、「設計中は正面から見た図面でしか考えていない」っていうことかな。平面図で見ると「これなら広い」「これならスッキリ」って思えるんですよ。でも実際の生活って縦横高さの3Dで動いてるから、平面じゃわからないことがたくさんある。



具体的には?



玄関ホールなしで来客に丸見えになるっていうのも、平面図で「玄関→リビング」の距離を見てたら見えない問題で。リビングを斜めから見たときに何が見えるか、っていう視線の問題は図面で確認できなかった。書斎が暗いっていうのも、窓の面積を平面で計算してたけど、採光の感覚は実際に立ってみないとわからない。



あと…これは他の人にはなかなか言えないんですけど、1社だけで設計を進めてたら「これが正解」という錯覚が起きやすいと思う。担当さんとずっと話してると、「この人が言うから大丈夫」ってなってきて、自分で検証する目が曇る。



それって、設計に入り込みすぎると批判的な目で見られなくなるっていうことですか?



そう。だから途中で「他の会社にも一回プランを出してもらう」ってやったとき、ぱっと外の目が入って、前とは違う見方で間取りを見られた。玄関ホールなしとリビング仕切りなしの問題に気づけたのも、それがあったからなんです。ただ…気づくのが遅かった。そこは悔しかったです。


セカンドオピニオンを使って気づいたこと、もっと早く動けば良かった



セカンドオピニオンを使ったタイミングについて、もう少し詳しく聞かせてもらえますか?



基本設計が終わって、そろそろ詳細設計に入るっていうタイミングで使ったんです。一括資料請求サービスで複数社にプランを出してもらって。



届いたプランを見たら、他の会社は玄関にホールを設けている会社が多くて。「あ、みんな入れてるんだ」って思ったのと同時に「なんで自分は外したんだっけ?」って改めて考えたんですよ。



そこで気づけた部分もあったんですよね。



気づけた部分はありました。玄関ホールの問題はそこで見え始めたんですよ。でも工期の都合とかで、そこから設計を大幅に変えることができなくて。小さい修正はしたんですけど、根本的なところは変わらなかった。



だから「セカンドオピニオンを使う前と後で変わったか」って聞かれたら、「気づきは生まれたけど、変えるには遅かった」っていうのが正直なところです。もっと早く、基本設計が始まる前に使っていれば全然違ったと思う。



具体的には、どの段階で動いておけばよかったと思いますか?



間取りのラフ案が出てきた段階。プランが「これでいこう」ってまとまる前に、並行して他のプランを見ておくべきだった。設計が進んでからだと変更の心理的コストが上がるし、「ここまで決めたんだから」っていう気持ちが出てきて批判的に見られなくなる。



使ったこと自体は後悔してないですよ。あそこで「外の目」が入らなかったら、もっとひどい間取りになってた可能性もあるので。でも「もっと早く使えばよかった」という後悔は残ってます。
ランキング系の記事でも見かける「玄関まわり」の失敗、実感として伝えたいこと



玄関関係の後悔って、どこの後悔ランキングサイトを見ても上位に来ますよね。M様が実感として伝えたいことを聞かせてください。



…うーん。なんていうか、「玄関ホールいらない派」の意見を私もいっぱい読んで「そうだそうだ」ってなってたんですけど、その人たちと自分の生活スタイルが一緒とは限らないんですよ。



来客が少ない人なら確かにホールはなくていいかもしれない。でも私みたいに「週末に誰か来ることが多い」「子どもの友達が来る」みたいな家は、やっぱりホールがあると全然違う。



「自分の生活スタイルに合ってるか」が判断軸になるということですね。



そうです。ネットの「いらない」情報って、言ってる人の前提条件がわからないじゃないですか。「うちは来客多いですか少ないですか」なんて誰も確認してくれないから、そこを自分でちゃんと考えないといけない。



リビング仕切りなしも同じで。「開放感が出る」は確かに本当。でも「冬の暖房効率は?」「来客のとき視線が通って気にならないか?」を自分の生活に当てはめて確認してから決めないと、後から「なんで調べなかったんだろう」ってなる。


家づくりで使って良かったもの



M様が家づくりで使って良かったものを教えてもらえますか?



複数社のプラン比較は、使うタイミングが合えば役立つ可能性があります。私の場合は、プランが固まる前に使うほうが比較しやすかったです。複数のプランが届いて並べると、1社しか見ていなかったときの「これが普通」という錯覚から抜け出しやすくなります。



あと、私は間取りアプリ(間取りtouch+と間取り作成ソフト、アプリは「自分がどんな生活をしたいかを整理する道具」として使うのが正解だと思います。
アプリで作った間取り通りに家を建ててもらう前提で進めるのは慎重にしたほうがよいです。
プロが確認しないと成立しない構造の問題もあるし、私も打ち合わせ初日にアプリ案について採用が難しい点を多く指摘されて痛い思いをしました。



「整理するためのアプリ」+「プロに外の目を入れてもらうツール」を早い段階で組み合わせるのが、間取りを後悔しないためのやり方だと思います、今となっては。


まとめ|お話を伺った方からこれから家づくりをする方へ
注文住宅の間取りで後悔する人に共通しているのは、M様の言葉を借りれば「図面の中だけで正解を探した」ことかもしれません。
玄関ホールなし・リビング仕切りなし・書斎の物置き化。どれも「設計中は正解に見えた」判断が、実際の生活という現実にぶつかって輪郭が変わった話です。
M様が今振り返って強く思うのは、外の目を入れるタイミングを早くすること。セカンドオピニオンを基本設計の前段階で使っていれば、変えられた後悔があった。それだけ「比較前の間取り検討」に落とし穴がある。
「間取りの失敗って、住んでから初めて見えるんですよ。でも、比較を早くするほど住む前から見えてくる失敗もある。そのことを、これから建てる人にはぜひ知っておいてほしい。」
M様が「もっと早い段階で知れて助かった」と振り返っていた記事はこちらです。
この記事は、施主様の個人情報をお守りするため、一部再構成しております。