
注文住宅って、実際どんなことで後悔する人が多いの?
書斎・壁掛けテレビ・床暖房・タンクレストイレ…全部気になってるけど、どれが本当に「つけておけばよかった」案件なの?
後悔した人のブログを読みたいけど、どれが本音でどれが広告なのかわからない。
施主インタビューをもとに今回お届けするのは、注文住宅の後悔・失敗談について、2025年冬に引き渡しを受けた施主W様に本音でお話しいただきました。
「後悔リストがあるとしたら、何を1位にしますか?」そう聞いたら、W様は少し笑って「…全部に順位つけていいですか?」と言いました。

この記事で分かること
- 注文住宅で実際に後悔した内容とその理由(施主W様の体験談)
- 書斎・壁掛けテレビ・床暖房・浴室暖房・浴室乾燥機の採否と後悔度
- タンクレストイレの「やめたほうがいい」は本当か?
- カーテンをニトリにして後悔したのはなぜか
- 「後悔ゼロ」は無理だけど、後悔を減らした情報収集の方法
後悔ランキング発表の前に|W様の家づくりについて
施主W様のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施主コード | W様 |
| 年代 | 30代後半 |
| 家族構成 | 夫婦+お子さん1人(5歳) |
| 就労形態 | 共働き |
| 建築地 | 中国地方 |
| 建築会社 | 地元工務店(規格型木造・断熱仕様) |
| 延床面積 | 約47.5坪 |
| 総額 | 3,000万円台 |
| 外構費 | 約210万円 |
| 坪単価目安 | 約60万円 |
| 引き渡し | 2025年冬 |
| 情報収集に使ったもの | 間取りtouch+・施主ブログ・付箋 |
比較検討したメーカーはタマホーム・レオハウス(ヤマダ住宅情報サイト)・ユニバーサルホームの3社。最終的に地元工務店の規格型プランを選んだのは「価格と断熱のバランスが一番納得できた」からだと言います。
でも、「当時の私、情報収集が全然足りてなかったんですよね」とW様は苦笑いしながら話してくれました。SNSで完成写真ばかり見ていたけど、設備の後悔って流れちゃうから残らないんです。だから入居後に施主ブログを必死で読み始めました、と。
家づくりの初期から比較検討の情報を持っていたら、後悔の数は確実に減っていたと話してくれた先輩施主です。
ぱぱ & まま今日はW様が「実際に後悔したこと」をランキング形式で教えてもらえると聞いています。よろしくお願いします。



あ、「よろしくお願いします」じゃなくて、最初から言いたいんですけど。1位は間違いなく「情報収集が足りなかった自分」です(笑)
設備とか間取りの前に、まずここ。



自分自身が1位…それは意外でした。



本当にそうで。住んで3か月経って後悔リストが溜まってきたとき、全部に共通してたのが「もっと早く調べていれば」なんですよ。だからもうこれは前置きとして言っておきたくて。
【1位】書斎をつけなかったこと|後悔度★★★★★



設備の後悔で1位は何ですか?



書斎です。絶対に書斎です。
夫が在宅ワークが増えてきて、リビングのテーブルで仕事してるんですよ。子どもが帰ってきたら集中できないし、夫もストレスたまってるし。間取り決めるとき「書斎いる?」って話になって、「そんなに使わないでしょ」「坪数減らしたい」って二人で言ってたんですよね。



当時は書斎の必要性がピンとこなかった?



夫が週3在宅になるなんて思ってなかったんです。「たまに持ち帰り仕事するくらいでしょ」って。甘かった。
あの判断は今でも引きずってます。夫に「書斎つけようって言わなかった私のせいだ」って思われてそうで、怖くて聞けないんですよね。
正直ここだけは擁護できない。2人で判断した結果だけど、もし1坪でも確保していたら全然違ったと思います。



書斎に関しては、どのくらいの広さがあればよかったと思いますか?



うーん…。3畳もあれば十分だと思います。扉さえあれば。「扉付きの個室」であることが重要で、広さじゃないんですよね。うちは階段下の収納を少し削れば作れたはずなんですよ。それに気づいたの、引き渡し後ですからね。



…(沈黙)。



…うーん。(しばらく黙る)
まあ、今さら言っても仕方ないんですけどね。


【2位】壁掛けテレビにしなかったこと|後悔度★★★★☆



2位は?



壁掛けテレビ。これ、「新築 壁掛けテレビ 後悔」って検索したことある人いると思うんですけど。
私の場合、後悔したのは「やらなかった後悔」なんですよね。



テレビを壁掛けにしなかったことを後悔している?



そうです。新築って絶対にやろうと思ってたんですよ。SNSで見てたし、「壁掛けにしたら生活感なくてすっきりする」って。でもね、担当さんに「壁の下地補強が必要で、今決めないと後から難しいですよ」って言われたとき、なぜか「まあ後でもできるでしょ」って思ったんです。



それが間違いだった?



完全に間違いでした。後からやろうとすると配線を壁に通す工事が大変なんですよ。うちはプロジェクターも検討してたんですけど、それも迷ってるうちに間取り確定しちゃって。テレビ台があることで床のスペースが死んでます。リビング広くしたのに、テレビ台のせいで掃除が増えてる。



下地補強って、金額的にはどのくらいの話なんですか?



担当さんに聞いたら「数万円でできますよ」って言われてたんです。でも当時「あとでやればいい」って後回しにして。…当時の私に言ってやりたい。「数万円をケチって何万円分のストレスを買ったんだ」って。
【3位】床暖房をつけなかったこと|後悔度★★★★☆



3位は?



床暖房ですね。「床暖房 つけなくて後悔」で検索してここに来た方、気持ちわかります、って感じです。



どんな場面で後悔しますか?



朝です。朝、そのままリビングに降りてきたとき。
中国地方って関東ほど寒くないかもしれないけど、冬の朝って床が冷たいんですよ。「高断熱仕様なんだから床も暖かいはず」って思ってたら全然違った。壁が暖かいのと床が暖かいのって別の話なんですよね。



高断熱だから床暖いらないって聞いたことあります。でも違う?



違います!断言します(笑)
断熱性能が高ければ室温は確かに安定するんですよ。でも「床面」は別の話で。床下から上がってくる冷気っていうか、足に直接触れる床表面が冷たいって状況は変わらないんですよ。担当さんにも聞いておけばよかったんですけど、当時は「断熱高いし大丈夫でしょ」って…。
あ、そうそう、夫が「足裏が冷たい」って言い始めたの、引っ越して最初の冬なんですけど。2週間目くらいに「床暖あったらなあ」って独り言みたいに言ったんですよ。それがもう、刺さりました(笑)



「刺さった」というのは…?



だって私が「床暖はいらない、エアコンで十分」って言ったんですよ!あの発言を返してほしい(笑)



間取りと設備の後悔が続きましたね。「比較検討が足りなかった」とおっしゃっていましたが、それって具体的にどういう部分だったんでしょう?



えっとですね…。うちって最終的に1社の見積もりをベースに決めちゃったんです。タマホームとレオハウスとユニバーサルホームも見たけど、比べたのが「総額」だけで。「標準仕様で何が入っているか」を細かく比べてなかったんですよ。
床暖房でいうと、他の会社がどこまで標準仕様に入れてたかを確認してなかった。比較してたら「うちでも入れますよ」って選択肢をもっと早く知れたかも。
W様が後から「情報収集して良かった」と感じたのは、入居後に施主ブログを読み漁ったタイミングだそう。「自分たちの判断の正解・不正解がやっと整理された」と言っていました。
それを家づくり前にやっておけたら、と話してくれた言葉が印象的でした。
【4位】浴室暖房・浴室乾燥機の「採用か不採用か」問題|後悔度★★★☆☆



お風呂関係はどうでしたか?



浴室乾燥機は採用したんですが、浴室暖房機能はあまり使ってないんです。もともと浴室暖房って「ヒートショック対策」って聞いてたから、子どもが小さいうちはいるかなと思って。



実際使ってみてどうですか?



…使ってないですね(笑)
浴室暖房。冬でも「入る直前にシャワーで温めればいいか」ってなっちゃって。電気代気になるし。
乾燥機能は逆にめちゃくちゃ使ってますよ。花粉の時期とか、共働きで夜しか洗濯できないときとか。「浴室乾燥機 後悔」って検索する人の意味がわかんなかったんですけど、多分後悔する人は「乾くの遅い」とか「電気代が思ったより高い」ってパターンですよね。



確かに、浴室乾燥機の使い方って人によって全然違いそうです。



そうそう。うちは乾燥機能をメインで使ってるから満足してるんですけど、暖房機能だけ目当てで採用するなら「床暖房と比べてどっちが得か」を先に考えておいた方がいいと思います。
あと、一つ言うと、浴室乾燥機って後付けが難しいんですよ。これは担当さんに教えてもらって、採用を即決しました。後付け難しい設備は、迷ったら入れておくべきだと今は思ってます。
浴室乾燥機の電気代・乾燥時間は機種・使用頻度によって大きく異なります。「高い」「乾かない」という口コミは、使い方や設定の問題が多いです。導入を検討する際は、ランニングコストを担当さんに確認することをおすすめします。


【5位】タンクレストイレ「やめたほうがいい」は本当か



タンクレストイレについてはどうですか?つけましたか?



つけましたよ、1階に。それで後悔はしてないんですけど、「やめたほうがいい」って言いたくなる気持ちはわかるんですよね。



どういう意味ですか?



タンクレスって「おしゃれでスッキリ」ってイメージがあって、私もSNSで見てそうしたかったんです。実際に空間がスッキリするのは本当です。でも…。



「でも」が気になります。



停電に弱いんですよ。あと、水圧が低い地域だと流れが弱くなることがある、って担当さんに言われてて。うちは今のところ問題ないですけど、地震とか水害とか多い地域の人は考えた方がいいかもしれない。
あとは、タンクレスはメーカーによっては修理費が高いらしくて。タンク式なら簡単な修理をDIYでできることもあるけど、タンクレスは内部構造が複雑で業者呼ぶしかない、って話を施主ブログで読みました。



それを知った上で「やめたほうがいい」と思いますか?



うーん、正直に言うと「後悔ランキング5位」なんですよ(笑)
私は見た目が好きだから採用してよかったと思ってます。ただ、「おしゃれだから」だけで決めると後から「え、こんな注意点があったの」ってなりやすい設備だとは思います。
【番外編】カーテンをニトリにして後悔したこと



「新築 カーテン ニトリ 後悔」というキーワードで来た方もいるかもしれないので、カーテンについても聞いていいですか?



あー、これ聞いてくれましたね。
ニトリのカーテン自体は悪くないんですよ。品質も悪くないし、デザインも普通に可愛いのあるし。



じゃあ後悔した理由は?



「急いで決めたこと」が後悔なんですよね。引き渡し直前になって「カーテンどうしよう」ってなって、「とりあえずニトリで揃えよう」ってなったんですけど。測り直しがあったり、取り付けで想定より手間がかかったり。
窓のサイズがハウスメーカーの標準サイズじゃない部分があって、既製品だとサイズが合わなかった窓があったんです。そこだけオーダーにしたんですけど、「最初からオーダーにすれば良かった」って後悔してる部屋があります。



オーダーカーテンって高いイメージがありますけど?



私も「オーダー=高い」って思ってたんですけど、ニトリでもオーダーできるんですよ!知らなかった(笑)
あと、窓の形状や遮光等級って部屋ごとに変えたほうがいいんですよね。子ども部屋は遮光1級にしたけど、寝室が遮光2級で朝めちゃくちゃ明るくて起きちゃう。これ、担当さんに相談すれば教えてもらえた情報なんですよね。カーテンは「内装」として工務店と相談できる案件だったのに、「自分で買えばいい」と思い込んでた。



カーテンは家づくりの一部として考えるべきだった、ということですね。



そうですね。「引き渡し後に自分でどうにかなる」って油断してた設備・仕上げって、意外と計画に組み込んだほうが良かったものが多かった気がします。カーテンはその典型かな。
後悔の「全体を通して言えること」|先輩施主の総括



ここまで色々聞きましたが、後悔の共通点って何だと思いますか?



「比較しなかったこと」と「後回しにしたこと」、この2つだと思います。
書斎も、壁掛けテレビも、床暖房も、全部「まあいいか」「後でどうにかなるでしょ」って判断してるんですよ。



W様が今から家づくりをするとしたら、どうしますか?



…違う、そうじゃなくて。「今から家づくりを始める人に何を伝えたいか」ってことですよね?
まず、標準仕様の何が入っていて何が入っていないかを、複数社で比較します。うちって最終的に1社の担当さんを信じて決めたんですよ。担当さんは良い人だったけど、「他社の標準仕様と比べてどうか」は当然教えてくれない。



確かに、自社と他社を比べて教えてくれる営業さんはいないですよね。



そうなんですよ。だから自分で調べるしかない。一括資料請求サービスとかで間取り・見積もりを複数社で取り寄せてたら、「この設備は他社では標準だよ」って気づけたと思う。そこで「うちでもオプションで入れられますか?」って交渉できたと思うんですよ。



情報収集のタイミングって、早ければ早いほどいいですよね。



本当に。SNSはずっと見てたんですけど、「完成したおうちの写真」ばかりで。費用のこと、設備の後悔って流れちゃうじゃないですか。だから施主ブログを読み始めたんですよ、私。でもそれが引き渡し後だったんですよね(笑)
意味なかった。



それは…(笑)



笑えない笑えない(笑)
ほんとに。なんで引っ越してからブログ読んでるんだって話ですよ。


後悔しないために|W様からこれから家づくりをする方へ
W様が「一番早くやればよかった」と話していたのは、複数メーカーの標準仕様と見積もりを並べて比較することでした。
「1社だけ見ていると、それが普通か特別かが全くわからない。並べて初めて『うちには書斎オプションが追加できる』とか『床暖は他社では標準』とかが分かった。比較しないで決めるのはもったいなさすぎた」と話してくれました。
書斎後悔、床暖後悔、壁掛けテレビ後悔。いずれも「設計段階で知っていれば防げた後悔」です。それを知る手段が、複数社に間取り・見積もりを依頼することでした。
向いてる人・向かない人|「後悔少ない家づくり」ができるタイプとは
W様の話を踏まえて、後悔が少ない家づくりができる人・なりやすい人を整理すると次のようになります。
| 後悔が少ないタイプ | 後悔しやすいタイプ |
|---|---|
| 複数社の標準仕様を比較してから決める | 1社の担当を信じて比較を省略する |
| 「後から変更できるか」を設計段階で確認する | 「後でどうにかなる」と先送りにする |
| SNSだけでなく施主ブログや口コミを読む | 完成写真中心のSNS情報だけで判断する |
| 設備採否の理由を言語化してから決める | 「担当さんに言われたから」で決める |
| 夫婦間で「なぜそうするか」をすり合わせる | どちらかが「まあいいか」で決定を流す |
W様自身は「後悔しやすいタイプ寄りだった」と笑っていました。でも、それを体験として語れるのが先輩施主の強みです。


まとめ|施主W様からこれから家づくりをする方へ
W様の後悔ランキングをまとめると:
- 書斎をつけなかった(後悔度★5)
- 壁掛けテレビの下地補強を頼まなかった(後悔度★4)
- 床暖房を断ってしまった(後悔度★4)
- 浴室暖房機能をあまり使わず採用判断が惜しかった(後悔度★3)
- タンクレストイレの注意点を調べなかった(後悔度★3)
番外:カーテンを急いで決めた
後悔の共通点は「比較しなかった」「後回しにした」の2つ。設計段階で知っていれば防げた後悔ばかりでした。
W様が「判断を急ぐ前に読めてよかった」と話していた記事はこちらです。
この記事は、施主様の個人情報をお守りするため、個人情報保護のため一部表現を調整しています(金額・後悔点・比較内容は取材時の話に基づきます)。