20万人以上に読まれた家づくりブログ「おうちづくりドットコム」です。
今回は「住友林業の標準仕様」について、実際に建てた施主さんへの徹底インタビューをお届けします✨
住友林業って標準仕様でも十分満足できるって聞くけど、実際どうなの?
オプションをつけないと、しょぼい家になっちゃうのかな…
そんな疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
オプション地獄に陥って、予算がとんでもないことになるんじゃ…
木の家は素敵だけど、メンテナンスが大変そう…
家づくりは、期待と同じくらい、たくさんの不安がつきまとうものですよね。
この記事では、住友林業でこだわりのマイホームを建てたSさんに、標準仕様のリアルな感想から、気になる坪単価、そして「ここだけの話」の失敗談まで、根掘り葉掘り聞いちゃいました!
住友林業の家づくりは、まるで高級レストランのコース料理のよう。素晴らしい標準仕様という名の極上のメインディッシュがありつつ、自分好みのオプションという名の絶品アラカルトを追加していく…。そんな楽しさと悩ましさがあります。
Sさんは、その選択をどのように乗り越え、理想の住まいを完成させたのでしょうか。それでは、じっくりとご覧ください。
まずは、気になる住友林業の標準仕様を一覧でチェックしてみましょう。
住友林業 標準仕様 早見表

| 項目 | 標準仕様の内容 |
| キッチン | LIXIL(リシェルSI)、トクラス(コラージア)、クリナップ(ステディア)から選択 |
| お風呂 | LIXIL(リデア)、トクラス(AXIY)、TOTO(サザナ)から選択 |
| 洗面台 | LIXIL、住友林業クレスト、TOTOから選択(標準幅90cm) |
| トイレ | TOTO製(1階:ロータンク型、2階:分離型タンク式) |
| 窓 | アルミ樹脂複合サッシ+Low-E複合ガラス(アルゴンガス入り)。地域により仕様は異なる |
| 外壁 | 吹付塗装(シーサンドコート / SODO)、またはサイディング |
| 床材 | 1階:無垢板 or 挽板、2階:突板。豊富な樹種から選択可能 |
| 玄関ドア | LIXIL、三協アルミから選択。デザイン多数 |
| 屋根 | スレート屋根(コロニアルグラッサ) |
| 耐震性 | BF(ビッグフレーム)構法により耐震等級3相当を実現 |
※ご注意:仕様は商品、地域、時期によって変わる可能性があります。最新の情報は必ず公式ウェブサイトやお近くの展示場でご確認ください。
それでは、Sさんへのインタビュー、スタートです!
>>【完全無料】家づくりで大損する人が信じているキケンな常識は明日には見れなくなります🥺
Sさんのプロフィールと住友林業を選んだ経緯
ぱぱ & ままSさん、本日はよろしくお願いします!まずは、Sさんのご家族構成と、今回建てられたおうちについて、もう少し詳しく教えていただけますか?



はい、よろしくお願いします!夫(38歳)、私(34歳)、そして元気いっぱいの長男(5歳)と、イヤイヤ期真っ盛りの長女(2歳)の4人家族です。
家は東京都下の、比較的緑が多い静かな住宅街に建てました。
延床面積は35坪ほどの、ごく一般的な2階建てです。
以前は駅から徒歩5分の賃貸マンションに住んでいて、それはそれで便利だったんですが、子どもたちが走り回る音を気にする毎日で…。
夫もコロナ禍以降、在宅勤務がメインになったので、「仕事に集中できる書斎」と「子どもが裸足で走り回れる広いリビング」が欲しくて、本格的に家づくりを考え始めました。



なるほど〜!まさに、子育て世代の「あるある」が詰まった動機ですね✨
数あるハウスメーカーの中から、最終的に住友林業を選んだ決め手は何だったんですか?



一番の決め手は、やっぱり「木」の質感、これに尽きますね。
もともと、夫婦そろって木のぬくもりを感じられる家に漠然とした憧れがあったんです。
週末になるたびに色々な住宅展示場を巡ったのですが、住友林業のモデルハウスは別格でした。
ドアを開けた瞬間にふわっと香る木の匂いと、足元から伝わる無垢床の重厚感に、夫婦で「うわぁ…」って声が出ちゃって(笑)
特に、営業担当さんが「どうぞ、裸足で歩いてみてください」と言ってくれて、ウォルナットの挽板の上を歩いた時の、あのサラッとしていながらも温かみのある感触は、今でも忘れられません。「この床の上で子どもたちを育てたい!」って、直感的に思いました。



五感に訴えかけてくる魅力、という感じですね!



まさに!
それと、設計の自由度の高さも大きなポイントでした。
私たちの土地は少し変形地だったのですが、他社さんだと「この壁は構造上抜けません」と言われることが多かったんです。
でも、住友林業のBF(ビッグフレーム)構法は、柱の位置をかなり自由に設計できるらしく、私たちの「リビングはできるだけ柱のない大空間にしたい」という要望を、見事に叶えてくれたんです。
最後に背中を押してくれたのは、営業担当さんの誠実な人柄ですね。
私たちの拙い要望を丁寧に図面に落とし込んでくれて、メリットだけでなくデメリットも正直に話してくれたので、「この人になら、一生に一度の買い物を任せられる」と、心から信頼できました。
>>【完全無料】家づくりで大損する人が信じているキケンな常識は明日には見れなくなります🥺
気になる坪単価や価格は?



木の質感と設計の自由度、そして信頼できるパートナーとの出会い…最強の三拍子ですね!
…とはいえ、やっぱり生々しいお金の話も聞きたくて…(笑)差し支えなければ、坪単価や総額がどれくらいだったか、もう少し詳しく教えていただけますか?(笑)



はい、ここは皆さん一番気になるところですよね(笑)包み隠さずお話しします!
我が家の場合、建物の本体価格だけで計算すると、坪単価は約95万円でした。
延床面積が35坪なので、単純計算で3,325万円ですね。
契約時の見積もりが、大体そのくらいでした。ただ、これは本当に「すっぴん」の状態の価格でして…。



と、いいますと…?メイク代が結構かかった感じですか?(笑)



そうなんです、フルメイクです(笑)
住友林業って、標準仕様がすごくしっかりしているので、「このままでも十分素敵だよね」って最初は話していたんです。
でも、打ち合わせを重ねるうちに、夢がどんどん膨らんじゃって…。
「せっかくだから、キッチンは憧れのキッチンハウスにしたい!」
「1階の床は、やっぱりあの感動したウォルナットの挽板にしたい!」
「玄関にはウッドタイルを貼って、お客さんを驚かせたい!」
…なんてやっていたら、オプション(提案工事)の合計が、最終的に500万円を超えていました(笑)
なので、建物だけで総額は約3,800万円ですね。
それに加えて、外構工事費、地盤改良費(これは想定外でした…)、登記費用や火災保険料、ローン手数料などの諸費用で、さらに400万円ほどかかっています。
なので、本当に「住める状態にするまで」のトータルコストは、4,200万円ほどになりました。
親からの援助がなければ、正直厳しかったですね…。
【提案工事】
ハウスメーカーにおける「オプション」のこと。
標準仕様から変更したり、追加したりする工事を指します。
住友林業では、この提案工事の自由度が高いのが魅力ですが、一つひとつの単価も高めなので、採用する際は「本当に必要か?」を冷静に判断する「仕分け」作業が不可欠です!



うわー!リアルな数字、ありがとうございます!オプション500万円はすごいですね…!でも、それだけこだわったからこそ、世界に一つだけの、Sさんご家族だけの城が完成したんですね✨
>>【完全無料】家づくりで大損する人が信じているキケンな常識は明日には見れなくなります🥺
他に比較したハウスメーカーや工務店はある?



ちなみに、住友林業に決める前に、他のハウスメーカーもかなり研究されたんですよね?



はい、もう、家づくりのブログやインスタを読み漁る毎日でした(笑)
同じ木質系ということで、積水ハウスの「シャーウッド」は、本当に最後の最後まで悩みました。
デザイン性が洗練されていて、特に外壁の「ベルバーン」は重厚感があってすごく素敵でした。
ただ、先ほどもお話ししたように、私たちの土地では間取りの自由度が少し低くなってしまったんです。
あと、同じような仕様で見積もりを取ったら、住友林業さんより少し高かったのも、正直なところ決め手の一つになりました。
あとは、性能面を重視して、高気密・高断熱で有名な一条工務店の「i-smart」も見学しました。
全館床暖房や、大容量の太陽光発電が標準で付いてくるのは、本当に魅力的でした。
モデルハウスも冬なのにTシャツ1枚で過ごせるくらい暖かくて、「これぞ未来の家!」と感動しました。
ただ、デザインの面で、良くも悪くも「一条ルール」と呼ばれる制約が多くて…。
例えば、選べる外壁タイルの種類や窓の形がある程度決まっていたり。
私たちの「ああしたい、こうしたい」というわがままを叶えるのは、少し難しいかなと感じてしまいました。
最終的には、「性能」と「デザインの自由度」、そして「木の質感」という3つの軸で考えた時に、私たちにとっては住友林業が一番バランスが取れていると感じました。
もちろん、それぞれのメーカーに魅力的な点があったので、夫婦で何度も『こっちのベルバーンも捨てがたい…』『でも、やっぱり木の床は譲れない!』なんて、夜な夜な家族会議を繰り広げましたけどね(笑)
その時間も、今となっては良い思い出です。
最終的に、自分たちの『好き』を一番表現できそうだと感じた住友林業に決めて、契約に至りました。
>>【完全無料】家づくりで大損する人が信じているキケンな常識は明日には見れなくなります🥺
標準仕様、どうだった?設備ごとのリアルな感想



ここからは、いよいよ本題の「標準仕様」について、一つひとつ詳しくお聞きしていきたいと思います!
実際に選んだもの、選ばなかったもの、その理由も合わせて教えてください!
キッチン





では、奥様の城であるキッチンからお願いします!
住友林業の標準キッチンは、LIXIL、トクラス、クリナップから選べるとのことですが、Sさんはどれを選ばれましたか?



それが…冒頭でお話しした通り、我が家は標準仕様を選ばなかったんです。
ここはもう、家づくりを始めた時からの夢だったので、思い切ってキッチンハウスのグラフテクトというシリーズを提案工事で入れました。



おお!やはりキッチンハウス!憧れます〜!✨
ということは、標準仕様にはあまり魅力を感じなかった、ということでしょうか?
いえいえ、とんでもないです!住友林業の標準仕様は、他のハウスメーカーならオプションになるようなハイグレードなものばかりで、本当に驚きました。
特に、クリナップの「ステディア」は、最後まで本気で悩みました。
キャビネットの中までステンレスでできていて、カビや臭いがつきにくく、すごく衛生的だと聞いて。
引き出しの収納も細かく分けられていて、機能性は抜群でした。
トクラスの「コラージア」も、人造大理石のカウンターがすごく滑らかで、シンクとの間に継ぎ目がないのでお手入れが楽そうでしたし、扉のカラーバリエーションも豊富で魅力的でした。



そんなハイレベルな標準仕様があったのに、なぜキッチンハウスに?



理由は大きく二つあって、一つは、どうしてもドイツ製のボッシュの食洗機(幅60cmのフロントオープンタイプ)を入れたかったこと。
標準仕様のキッチンだと、対応が難しかったんです。
もう一つは、ダイニングテーブルとキッチンが一体になった「ペニンシュラ型」のデザインに憧れていて。
SNSで見るような、あの生活感のないスタイリッシュな空間をどうしても実現したかったんです。
キッチンハウスの「グラフテクト」は、まさにその理想を叶えてくれるデザインでした。
新宿のショールームまで足を運んだのですが、実物を見た瞬間に、夫と二人で『これだ…!』と目が合ってしまって(笑)
天板の質感、エッジの効いたシャープなデザイン、どれをとっても完璧で、もはや他の選択肢は考えられなくなっていました。
差額は170万円と、我が家のオプションの中で一番高額で、正直なところ清水の舞台から飛び降りる気持ちでしたが、毎日立つ場所ですし、LDKの主役なので、ここだけは妥協しませんでした。
結果、料理をするのが本当に楽しくなって、大満足です!
【キッチンハウス】
高級オーダーキッチンメーカー。
デザイン性の高さと自由な設計で人気があります。
住友林業では提案工事(オプション)として選択可能で、特にSNSなどでおしゃれな家を建てたい層から絶大な支持を得ています。
最近では、少し価格を抑えた「グラフテクト」というブランドも人気です。
お風呂





では、次はお風呂です。1日の疲れを癒やす重要な場所ですよね。
こちらは標準仕様から選ばれましたか?



はい、お風呂は標準仕様の中からTOTOの「サザナ」を選びました!
ここは、あまり迷いませんでしたね。
LIXILの「リデア」も、カウンターが取り外せて丸洗いできるなど、清掃性に工夫があって素敵だったんですが、やっぱりTOTOの「ほっカラリ床」の魅力には勝てませんでした。



ほっカラリ床!もはやTOTOの代名詞ですね。実際の使い心地はいかがですか?



もう、最高です!
展示場で体験はしていましたが、実際に毎日使ってみると、その良さを改めて実感します。
冬場の一歩目でも本当にヒヤッとしないし、少しクッション性があって、まるで畳の上を歩いているような柔らかさなんです。
子どもたちが床に座り込んでおもちゃで遊んでいても、冷たくないか心配しなくていいのが嬉しいですね。
あと、本当に水はけが良くて、お風呂から上がる前にさっとシャワーで流しておけば、翌朝にはほとんど乾いているので、カビの発生がかなり抑えられていると思います。
標準で「魔法びん浴槽」が付いてくるのも、地味に嬉しいポイントです。
4時間で温度低下が2.5℃以内というだけあって、本当にお湯が冷めない。
夫の帰りが遅くて、お風呂に入る時間が3〜4時間空いてしまうことも多いのですが、追い焚きなしで入れることがほとんどで、節約にかなり貢献してくれているはずです。
お風呂に関しては、標準仕様で何の不満もありません。大満足です!
洗面台





続いて洗面台です。朝の身支度で家族が渋滞しがちな場所ですが、いかがでしょうか?



洗面台も、実は標準ではなくて…(笑)
キッチンと同じく、LIXILの「ルミシス」という商品を提案工事で入れました。
標準仕様だと、住友林業クレストのものが木の質感があって、床材との相性も良さそうで素敵だったんです。
でも、標準の幅が90cmだったんですよね。



なるほど、幅ですか!確かに90cmだと、朝のラッシュ時は一人ずつしか使えないですね…。



そうなんです。
私がメイクをしている横で夫が歯磨きをする、みたいなことが賃貸の時からの理想で(笑)
それで、幅120cm以上のものを探していて、ルミシスにたどり着きました。
ルミシスは、カウンターとボウルが一体型になっていて、つなぎ目や段差が一切ないんです。
だから、さっと拭くだけで綺麗になるので、掃除が本当に楽ですね。
水栓も、手をかざすだけで水が出るタッチレス水栓にしたので、子どもたちが自分で手を洗うときも、周りが水浸しにならなくて助かっています。
ここは、ちょっとホテルライクな非日常感を演出したいという私の憧れもあって、少し奮発しました。
差額は37万円ほどでしたが、毎朝の気分が上がるので、採用して良かったオプションの一つです。
トイレ





トイレはどうでしょう?標準はTOTO製とのことですが。



トイレは、1階も2階もTOTOの標準仕様です。
ここは、あまりこだわりがなかったので、コストを抑える方向で考えました。
1階がロータンク型のすっきりしたタイプで、2階が手洗い付きのタンク式ですね。
標準でもフチなし形状で掃除がしやすいですし、トルネード洗浄でパワフルに流してくれるので、機能的には全く問題ありません。
ただ、1階のトイレだけ、お客さんも使う場所なので、リモコンを標準の白い樹脂製のものから、オプションの「スティックリモコン」に変更しました。



おお、スティックリモコン!細長い金属製の、スタイリッシュなやつですね✨



そうです、そうです!
これは夫のささやかな、でも譲れないこだわりでした(笑)
差額は2万円弱だったと思いますが、これだけで空間の印象がぐっと引き締まって、生活感が消えるんですよね。
機能的には標準のリモコンと何も変わらない、完全に自己満足の世界なんですけど(笑)
これは採用して大正解でした。
窓





家の断熱性や快適性を左右する重要なパーツ、窓ですが、住友林業の標準仕様はいかがでしたか?



窓は、標準仕様の「アルミ樹脂複合サッシ」です。
ガラスはLow-E複合ガラスで、アルゴンガスも入っているタイプですね。
正直なところ、家づくりを勉強する中で「窓はオール樹脂サッシにするべき!」という情報をたくさん見ていたので、最初はオール樹脂サッシへの変更を希望していました。
でも、家の窓すべてを変更するとなると、数十万円の追加費用がかかると言われてしまって…。
設計士さんからも、「東京の気候であれば、標準仕様の窓でも十分な断熱性能は確保できますよ」とアドバイスをいただいたので、最終的には標準仕様のままにしました。
実際に一冬越してみて、窓際にいても冷気を感じることはほとんどありませんし、結露も一度も発生していません。
賃貸マンションの時は、冬になると窓がびっしょり濡れていたので、これには本当に感動しました。
標準仕様で十分快適に過ごせています。
外壁





住友林業といえば、シーサンドコートに代表される、特徴的な外壁も魅力ですよね。



はい!外壁は、迷わず標準の吹付塗装「シーサンドコート」を選びました。
これは、住友林業を選んだ大きな理由の一つでもあります。
一般的なサイディング外壁と違って、壁面に一切つなぎ目(コーキング)がないので、見た目がシームレスで、すごくすっきりして見えるんです。
塗り壁ならではの、なんとも言えない温かみと高級感があって、とても気に入っています。



シーサンドコートは、貝殻や石などが混ざっていると聞きました。



そうなんです!
だから、のっぺりした感じにならず、光の当たり方や見る角度によって、キラキラしたり、陰影が出たりして、表情が豊かで見ていて飽きません✨
あと、30年保証が付いているのも、すごく心強いです。
サイディングだと10年〜15年でコーキングの打ち替えが必要になることが多いと聞きますが、そのメンテナンスコストがかからないのは、長期的に見て大きなメリットだと感じています。
【シーサンドコート】
住友林業オリジナルの外壁吹付材。
自然素材を活かした独特の風合いと、高い耐久性が特徴。カラーや骨材(混ぜる石など)の組み合わせで、様々な表情を作り出せるのも魅力です。
床材





そして、Sさんが住友林業に決めるきっかけにもなった、こだわりの床材!
これはもう、語りたいことがたくさんありそうですね!



はい、床は本当にこだわりました!
そして、一番満足している部分かもしれません。
1階のLDKと玄関ホールは、標準で選べる中でもグレードの高い「挽板(ひきいた)」のウォルナットを選びました。



住友林業といえば無垢床のイメージが強いですが、あえて挽板にされたんですね!



そうなんです。
もちろん、無垢材の質感は本当に魅力的で、最後まで悩みました。
でも、やんちゃ盛りの子どもが二人いるので、おもちゃを落としたり、ジュースをこぼしたり…
という日常を想像した時に、どうしても傷や汚れ、木の反りなどが気になってしまって…。
その点、挽板は、表面に2mmの厚い無垢板を貼っているので、見た目の重厚感や足触りは、素人目には無垢とほとんど区別がつきません。
それでいて、基材が合板なので、温度や湿度の変化による木の反りや収縮が少なく、床暖房にも対応しているという機能性の高さが決め手になりました。
実際に暮らしてみて、夏はサラッとしていて気持ちいいですし、冬は無垢材ならではの温かみがあって、全く冷たくない。
子どもたちが裸足で走り回っているのを見ると、本当にこの床にして良かったなと思います。
ちなみに、2階のプライベートな空間はコストを抑えるために、標準の「突板(つきいた)」のオークにしました。
こちらも十分に木の質感を感じられて、満足しています。
【床材の種類】
•無垢材: 1枚の木からできている、最も自然な風合いの床材。調湿作用があるが、反りや傷がつきやすい側面も。
•挽板(ひきいた): 合板の表面に2〜3mmの厚い無垢板を貼ったもの。無垢に近い質感と、機能性を両立させた、いわば「いいとこ取り」の床材。
•突板(つきいた): 合板の表面に0.2mm程度に薄くスライスした木を貼ったもの。コストを抑えつつ、木の雰囲気を楽しめる。住友林業では2階の標準仕様となることが多いらしい。
その他





その他に、標準仕様で「これは地味に良かった!」というポイントはありますか?



細かいところですが、室内のドアが基本的にハイドアなのは、すごく嬉しかったです。
ドアの枠がなくて、床から天井まで高さがあるので、空間に繋がりが生まれて、部屋が広くすっきり見える効果があるんです。
あとは、壁紙(クロス)の種類が豊富だったことですね。
分厚いカタログの中から、かなりの種類が差額なしの標準仕様で選べたので、寝室は落ち着いたグレー、子ども部屋は明るいパステルカラー、トイレはちょっと冒険して柄物、といったように、部屋ごとに雰囲気を変えられて、すごく楽しかったです。
基本的な部分で追加費用をかけずに、自分たちらしさを存分に発揮できる。これは、住友林業の大きな魅力だと思います。
逆になくても平気だった?選ばなかった設備と理由



逆に、
「これは標準だったけど採用しなかった」
あるいは
「オプションであったけど、あえてつけなかった」
という設備はありますか?
いわゆる「減額仕分け」ですね!



はい、やりました、やりました(笑)
まず、一番思い切ったのは、お風呂の設備をかなりシンプルにしたことです。
標準で付いていた鏡、収納棚、カウンターを、全部取っ払ってしまったんです。



ええっ、全部ですか!?それはまた、かなり大胆な決断ですね!なぜです?



理由はただ一つ、
「掃除を極限まで楽にしたかった」からです(笑)
賃貸の時、鏡のウロコ汚れや、棚の裏のヌメヌメに、本当に悩まされていて…。
家を建てるなら、絶対に掃除が楽なお風呂にしようと心に決めていました。
シャンプーやボディソープのボトル類は、今はマグネットで壁にくっつくタイプのラックがたくさん売っているので、それを利用して「浮かせる収納」にしています。
床にも壁にも、余計なものが何もない状態です。
おかげで、お風呂掃除は壁と床をさーっとスポンジでこするだけで終わるので、本当にストレスフリーになりました!最初は「鏡がなくて不便かな?」とも思いましたが、意外とすぐに慣れましたね。



なるほど〜!
「付けない」という勇気、見習いたいです。
掃除のしやすさは、日々の暮らしの快適さに直結しますもんね。
他にはありますか?



あとは、2階のトイレをタンクレスにしなかったことですね。
1階は来客の目もあるので、見た目を重視してすっきりしたロータンク型にしましたが、2階は家族しか使わないので、標準仕様のタンク式の手洗い付きにしました。
タンクレスにすると十数万円の増額になりますし、万が一停電した時に、タンク式ならレバーで水を流せるという安心感もありました。
それに、2階にわざわざ手洗い器を設けるスペースもなかったので、トイレと一体になっている方が合理的かなと。
見た目よりも、コストと実用性を優先した判断ですね。
>>【完全無料】家づくりで大損する人が信じているキケンな常識は明日には見れなくなります🥺
「ああすれば良かった…」家づくりで感じた失敗ポイント



これだけこだわり抜いた、本当に素敵なおうちですが、それでも「こうすれば良かったな…」と感じる、ちょっとした後悔ポイントはありますか?



もちろんです!
あります、あります!完璧な家なんて、ないんですよねぇ…。
細かいところを挙げればキリがないですが、特に大きいのは2つですね。
一つ目は、もうこれは家づくりの後悔ポイント、キング・オブ・キングだと思いますが、コンセントの位置と数です。



出ました、コンセント問題!
これは、本当に皆さんおっしゃいますね。
具体的にどの場所で不便を感じていますか?



一番は、やっぱりキッチンですね。
コーヒーメーカーとトースター、電気ケトルを並べて置こうと思っていたカウンターの壁に、コンセントが1口しかなかったんです…。
完全に私の確認ミスです。
結局、見た目が悪くなるのを覚悟で、白い延長コードがにょろっと伸びている状態に…。
せっかくこだわったキッチンハウスの美しい佇まいが、この一本のコードで台無しになっている気がして、見るたびに小さなため息が出ます。
ああ、なぜあの時、あと数千円をケチってしまったんだろう…と(笑)。
あとは、収納の中です!
コードレス掃除機を充電するためのコンセントを、リビングのクローゼットの中に作っておけば、扉を閉めてすっきり充電できたのに…と、掃除機を使うたびに思います。
図面上では、各部屋に「2箇所、2口ずつ」みたいに、数だけで考えてしまいがちなんですけど、「どこで、どの家電を、どう使うか」まで、具体的にシミュレーションしないとダメですね。
本当に、コンセントは多すぎるくらいでちょうどいい、と痛感しています。



わかります…!
家具の配置を変えたらコンセントが隠れちゃった、なんてこともありますしね。
生活の変化まで見越すのは難しい…。
二つ目の後悔ポイントは何でしょう?
二つ目は、照明計画です。
特にリビングですね。
我が家のリビングは、天井に埋め込んだダウンライトだけで、全体の明るさを確保する計画にしたんです。
天井がすっきりして、モダンに見えるかなと思って。
でも、実際に夜になって家族で過ごしてみると、全体は明るいんですけど、なんだか落ち着かないというか、のっぺりした空間に感じられて…。
ソファで本を読んだり、子どもが絵本を読んだりする時に、もう少し手元を優しく照らす明かりが欲しくなりました。
設計の段階で、壁にブラケットライト(壁付け照明)を付けたり、床にフロアライトを置くことを想定して、そのためのコンセントやスイッチを用意しておけば良かったなと。
おしゃれなカフェやホテルの空間って、天井の照明だけでなく、色々な高さの照明を組み合わせて、心地よい光のグラデーションを作っていますよね。
いわゆる「多灯分散」という考え方のようですが、その重要性を、住んでみて初めて理解しました。
結局、後からスタンドライトを買い足しましたが、コードが邪魔だったりして、やっぱり最初から計画しておくべきだったなと反省しています。
>>【完全無料】家づくりで大損する人が信じているキケンな常識は明日には見れなくなります🥺
これから家づくりをする人へのアドバイス



最後に、これから住友林業で家づくりを始める方や、ハウスメーカーを検討中の方へ向けて、Sさんから熱いアドバイスをお願いします!
そんな、偉そうなことは何も言えませんが、私の短い家づくり経験からお伝えできることがあるとすれば、
「理想の暮らしを、恥ずかしいくらい具体的に妄想すること」が、何よりも大事だと思います。
「南向きの明るいリビングがいいな」というような漠然としたイメージだけでなく、「休日の朝、夫が淹れてくれたコーヒーを、このソファに座って、庭の緑を眺めながら飲む」とか、「雨の日は、この窓辺のカウンターで、子どもと一緒にクッキー作りをしたい」とか。
そういう、自分たち家族の「幸せの瞬間」を、できるだけたくさん、細かく思い描くんです。



生活のシミュレーション、というより、幸せの瞬間の妄想、ですね!
はい(笑)
その「妄想」を設計士さんや営業担当さんに伝えると、プロの視点から「だったら、ここにコンセントがあった方が便利ですよ」とか、「こちらの床材の方が、温かみが出ますよ」といった、具体的な提案に繋がっていくんです。
「洗濯物を洗って、干して、たたんで、しまう」という家事動線を考える時も、「私はズボラだから、たたむ作業が嫌い!だから、洗濯機のすぐ横にファミリークローゼットを作って、ハンガーのまま収納したい!」という風に、自分の性格までさらけ出して相談すると、より自分に合った間取りが生まれると思います。
住友林業は、そんな私たちのわがままな「妄想」を、見事に形にしてくれるだけの、高い設計力と提案力を持っているハウスメーカーだと感じています。
そして、現実的な話として、「お金をかける部分とかけない部分のメリハリをつけること」も、すごく大事です。
標準仕様のレベルが非常に高いので、基本的な性能やデザインは、そのままでも十分に満足できるはずです。
その上で、「自分たちは、何を実現するために家を建てるのか?」という原点に立ち返り、「絶対に譲れないもの」と「妥協できるもの」の優先順位を、家族でとことん話し合うことが、予算内で満足度の高い家を建てる、一番のコツかなと思います。



優先順位、本当に大事ですね。
Sさんのお話を聞いていると、キッチンや床材など、「これぞ!」というこだわりたいポイントが明確だったからこそ、ブレずに、満足度の高い選択ができたんだなと、ひしひしと感じます。
本日は、これから家を建てるすべての人にとって、宝物のようなお話を本当にありがとうございました!
>>【完全無料】家づくりで大損する人が信じているキケンな常識は明日には見れなくなります🥺
まとめ
Sさん、ありがとうございました!
住友林業の標準仕様のレベルの高さと、それをベースに自分たちの理想をプラスしていく、オーダーメイドのような家づくりの楽しさが伝わってくる、素敵なお話でしたね✨
最後に、もう一度住友林業の標準仕様を確認しておきましょう。
住友林業 標準仕様 早見表
| 項目 | 標準仕様の内容 |
| キッチン | LIXIL(リシェルSI)、トクラス(コラージア)、クリナップ(ステディア)から選択 |
| お風呂 | LIXIL(リデア)、トクラス(AXIY)、TOTO(サザナ)から選択 |
| 洗面台 | LIXIL、住友林業クレスト、TOTOから選択(標準幅90cm) |
| トイレ | TOTO製(1階:ロータンク型、2階:分離型タンク式) |
| 窓 | アルミ樹脂複合サッシ+Low-E複合ガラス(アルゴンガス入り)。地域により仕様は異なる |
| 外壁 | 吹付塗装(シーサンドコート / SODO)、またはサイディング |
| 床材 | 1階:無垢板 or 挽板、2階:突板。豊富な樹種から選択可能 |
| 玄関ドア | LIXIL、三協アルミから選択。デザイン多数 |
| 屋根 | スレート屋根(コロニアルグラッサ) |
| 耐震性 | BF(ビッグフレーム)構法により耐震等級3相当を実現 |
※ご注意:仕様は商品、地域、時期によって変わる可能性があります。最新の情報は必ず公式ウェブサイトやお近くの展示場でご確認ください。
今回のインタビューが、あなたの家づくりの参考になれば嬉しいです!
※この記事は、施主様の個人情報をお守りするため、一部再構成しております。



