
富士住建の坪単価って、ネットによって書いてあることがバラバラで、結局いくらなの?ってなってる
「完全フル装備の家」ってあるけど、ZEHにしたらどのくらい総額が上がるんだろう
30坪・35坪・40坪で総額いくらになるか、実際の見積もりを見てみたい
施主インタビューをもとに今回は、富士住建の坪単価・見積もり・総額について、関東で完全フル装備の家(ZEH仕様)を建てられた施主K様に詳しくお話を聞きました。
富士住建の坪単価は、よく「60万円台〜80万円台」と言われています。ただし坪単価の計算方法(本体価格のみ/諸費用込み/延床面積ベース/施工床面積ベース)によって数字が変わるため、サイトによって表記がバラバラになりがちです。K様は「坪単価って定義次第で全然違う数字になる」と気づいたのがきっかけで、徹底的に調べたと言っていました。
ZEH仕様の完全フル装備の家で、K様の場合は外構を除いた建物本体ベースで坪単価75万円前後になりました。延床面積38坪、総額は2900万円台です(外構100万円、諸費用別)。

この記事で分かること
- 富士住建の坪単価の相場と、計算方法による数字の違い
- 完全フル装備の家(ZEH仕様)の実際の見積もり・総額(施主K様の場合)
- 富士住建 30坪・35坪・40坪の総額目安
- 見積もりで見落としがちな費用(地盤改良・外構・諸費用等)
- 富士住建の平屋を検討して2階建てに変えた理由(K様の実体験)
- 完全フル装備の家 価格のリアル(ZEH仕様で何が変わるか)
- 富士住建で後悔しないための見積もりチェックポイント
富士住建 坪単価・総額の早見表
※ 以下はK様の実例と公開情報をもとにした目安です。建築地域・商品ライン・時期・仕様内容によって変わります。詳細は必ず最寄りの富士住建に確認してください。(2026年4月 公式サイト・施主情報をもとに作成)
| 延床面積 | 完全フル装備の家(標準) | 完全フル装備の家(ZEH仕様) |
|---|---|---|
| 30坪 | 約1,900万〜2,200万円 | 約2,000万〜2,400万円 |
| 35坪 | 約2,200万〜2,600万円 | 約2,400万〜2,800万円 |
| 38坪(K様実例) | — | 約2,900万円台 |
| 40坪 | 約2,500万〜3,000万円 | 約2,700万〜3,200万円 |
※ 上記は建物本体価格の目安。外構(100〜200万円)・地盤改良・登記費用・カーテン・エアコンなどは別途かかります。 ※ 平屋は2階建てに比べて基礎面積が広くなるため、同じ坪数でも総額が高くなる傾向があります。 ※ 富士住建の坪単価の計算方法は、本体価格÷延床面積が一般的ですが、サイトによって定義が異なります。
※ご注意:費用・仕様はハウスメーカー、建築地域、時期によって異なります。最新情報は必ず富士住建の担当者にご確認ください。
この手の数字は単体では判断しにくいので、比較材料を先にそろえておくと納得感のある見方ができます。
施主K様のプロフィールと、坪単価を深追いした理由
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施主コード | K様 |
| 年代 | 30代前半 |
| 家族構成 | 夫婦+子1人(2歳) |
| 就業状態 | 共働き |
| 世帯年収 | 約570万円 |
| 建てた地域 | 関東 |
| 建てたメーカー | 富士住建 |
| 商品ライン | 完全フル装備の家(ZEH仕様) |
| 総額(目安) | 2900万円台 |
| 延床面積 | 約38坪 |
| 外構費 | 約100万円 |
| 坪単価(外構除く) | 約75万円 |
| 比較検討したメーカー | 一条工務店・セキスイハイム・日本ハウスHD |
| 決め手 | 標準装備の充実度と、ZEH仕様での光熱費メリット |
第一子が2歳になり、「このまま賃貸を続けると教育費と家賃が重なって身動きが取れなくなる」と焦りを感じ始めたK様。Instagramで完成写真を眺めるだけでは費用感がわからず、ブログや口コミサイトで調べ始めたものの、坪単価の数字がサイトによってバラバラで混乱した、というところからこの取材は始まりました。
ぱぱ & まま今日はよろしくお願いします。さっそくなんですが、富士住建を選んだきっかけから教えてもらえますか?



あ、最初はそんなに富士住建を狙ってたわけじゃないんです。ハウスメーカーを調べてたら「完全フル装備」って言葉が目に入って、「設備が全部標準でついてくるの?」ってなって。



「全部標準」って確かに気になりますよね。



で、展示場に行ったんですよ。でもそのとき、担当さんに「坪単価はどのくらいですか?」って聞いたら「65〜80万円くらいですね」って言われて。帰ってからネットで調べたら「58万円〜」って書いてあるサイトもあって。「え、どっちが本当?」ってなりまして。



それは確かに混乱しますよね…。どういうことだったんですか?



夫に「これ計算がおかしくない?」って言ったら「俺もよくわからん」って言うので、私が一から調べました。「坪単価」って言葉の定義が会社によって違うんですよ。本体価格だけで割るのか、諸費用も含めた総額で割るのか、延床面積で割るのか施工床面積で割るのかで、全然数字が変わってくる。


坪単価の「定義」で数字が変わる理由



坪単価の計算方法がバラバラ、っていうのは最初は全然知りませんでした。私も「坪単価 65万円」って書いてあったらそのまま鵜呑みにしてたと思います。



ですよね。私もそうだったんですよ。でも一条工務店やセキスイハイムと比較してたとき、「同じ坪数なのに見積もりがこんなに違う」ってなって。坪単価って分母の定義が全然違うから、単純に比べちゃいけないんだって気づいて。



たとえばどのくらい違いがあったんですか?



私の場合、富士住建の建物本体価格を延床面積38坪で割ると坪75万円くらいになるんですけど。でも施工床面積(吹き抜けやバルコニーも含む)で割ると、もう少し下がる計算になるんです。どっちが「正しい」坪単価か、って実は答えがなくて。



つまり、「富士住建 坪単価 65万円」って書いてあっても、自分の家に当てはめると全然違う数字になることがある、ということですか?



そうなんです。だから、坪単価で「高い・安い」を比べるのは参考程度にして、見積書の「総額で何が入ってるか」を比べた方が絶対正確です。私はそれに気づいてから、比較の仕方が変わりました。
K様が言うように、坪単価はあくまで目安です。富士住建の場合、完全フル装備の名前の通り設備が標準で盛り込まれているため、「坪単価だけを見るとやや高め」に映る一方、オプション費用で膨らみにくいという特徴があります。
完全フル装備の家 ZEH仕様を選んだ理由



ZEH仕様を選んだのは、何か理由があったんですか?



光熱費です。私、将来の光熱費が怖くて。夫に「ZEHにしたら補助金もあるし、ランニングコストが下がる」って話をしたんですよ。最初は夫が「費用が上がるんじゃ」って渋ってたんですけど。



夫さんはコスト重視だったんですね。



かなり。「太陽光パネルをつけると屋根に穴開けるんでしょ」とか言い出して…でも担当さんに試算してもらったら、太陽光の売電収入と光熱費削減で、15年くらいで元が取れる計算になったんです。それで夫も「じゃあZEHでいいか」ってなって。



試算を見たら納得した、ということですか?



はい。ただ、ZEHにすると坪単価って上がるので。標準仕様の完全フル装備の家より、1坪あたり数万円くらいは変わってくると思います。それでも諸費用込みの総額で2900万円台に収まったのは、正直よかったなと思ってます。
富士住建の完全フル装備の家(ZEH仕様)には、太陽光発電システム・蓄電池対応・高断熱仕様・1.5坪の大型バス(フォーラムバス)・食洗機・床暖房などが標準で含まれています(2026年4月 公式サイト確認)。これらを個別にオプションで追加するメーカーと比べると、総額での価格差は縮まる場合があります。
富士住建の見積もり公開|K様の場合(38坪・ZEH)



実際の見積もり内容、もう少し詳しく聞かせてもらえますか?



本体価格が…ええと、2800万円台で。外構が100万円くらいで、地盤改良が入ってきて、登記費用や火災保険なんかの諸費用も入れると、全部で3100万円ちょっとくらいになりましたね、最終的には。



あれ、最初「2900万円台」って言ってませんでしたっけ?



あ、ごめんなさい。「建物本体+外構」の合計が2900万円台で、そこに地盤改良と諸費用が入ると3000万円を超えます。よく「総額」って言い方をするんですが、何をどこまで含めるかで全然変わるんですよね。これも坪単価と同じで。



それは大事な話ですね。「総額 約3,400万円(本体2,900万円台+外構・諸費用込み)台」って聞くと建物全部込みの金額と思っちゃいますよね。



そうなんです。私も最初はすごく混乱しました。だから見積もりを見るときは、「地盤改良・外構・カーテン・エアコン・登記費用・火災保険が入っているか」を一行ずつ確認するのが絶対いいです。私は付箋を貼りながら確認しましたよ。



付箋(笑) でもそのくらい丁寧に確認した方がいいですよね。



富士住建に限らず、どこのメーカーでも「想定外の費用」って出てきます。地盤が柔らかくて改良工事が必要になることもあるし、私の場合は地盤改良費用が見積もりのタイミングよりも後から判明して、「えっ」てなりました。


富士住建 平屋を本気で検討した話



K様、平屋を検討されていたと聞いたんですが、最終的に2階建てにしたんですよね?



そうなんですよ、それがあって。最初は「子どもが小さいうちは平屋の方が安心」って夫に言ったんです。一階建てで全部見渡せる間取りの方が子育てしやすいかなって。富士住建でも平屋の見積もりを出してもらいました。



平屋、どうだったんですか?



…同じ38坪でも、平屋の方が高くなるんですよ。基礎が広くなるから。担当さんに「平屋は坪単価で見ると2〜5万円くらい上がることが多い」って言われて。それで夫と試算したら、同じ予算では平屋だと希望の間取りが入らないことが分かって。



それで2階建てに切り替えたんですか?



そうです。最後は「間取りで妥協するくらいなら2階建てで広さを確保しよう」ってなりました。平屋の見積もりを取ってみたことは後悔してないんですけど、最初から2階建てにしておけばもう少し早く動けたかな、とは思います。






平屋は平屋で検討している方には絶対参考になりますよね。K様は2階建てにして今は後悔していませんか?



2階建てで良かったと思ってます。収納が確保できたし、子ども部屋も分けられる。でも「階段が怖い時期があった」っていう意味では、もうちょっとリビング階段じゃない設計でもよかったかな、っていうのは…まあこれは間取りの話なんですけど。
一条工務店・セキスイハイムと富士住建の比較



K様は一条工務店やセキスイハイムとも比較されたんですよね。どう違いましたか?



一番違ったのは、価格の構造です。一条工務店はもともと断熱性能が高くて、同じZEH水準でも仕様のベースが違う。でも総額は上がる。セキスイハイムは鉄骨だから丈夫さが魅力だけど、やっぱり費用が上がる。富士住建は「設備を全部入れてこの価格」っていう見え方がわかりやすかったです。



並べてみて初めてわかった、という感じですか?



もう全然違いました。最初は「富士住建が一番安そう」って思ってたんですが、比べたら「安い」というより「標準装備が充実していて、オプション費用が膨らみにくい」というのが正確な表現だと気づいて。



あと日本ハウスHDも見たんですが、あちらは職人の手仕事を前面に出してるメーカーで、方向性がそもそも違ったので早めに外しました。



…ちょっと待ってください、K様って最初は「富士住建でいいかな」くらいの温度感だったんじゃなかったですか?それが気づいたら4社も比べてたんですね。



(笑)そうなんですよ。最初は「坪単価が気になる」くらいの話だったのが、調べてたらいつの間にか4社全部に資料請求してました。夫に「一体いつの間に…」って言われましたよ。



複数社を比較してみて、正解でしたか?



100%正解でした。住宅情報サイト(一括資料請求サービス)で資料を一括で取り寄せたときは、「こんなに手軽に比較できるんだ」って夫も言ってて。一社だけで決めてたら、絶対「あの会社はどうだったんだろう」って後悔が残ってたと思います。
K様が使ったのは一括資料請求サービスでの資料一括請求でしたが、複数社の間取りプランや見積もりを並べて比べることができます。富士住建の坪単価が高いか安いかは、他社の見積もりと並べて初めて判断できます。


富士住建の「完全フル装備」は本当に全部入ってるのか



「完全フル装備」って謳い文句、実際のところどうでしたか?



正直に言うと…「全部入ってる」は、ちょっと誇張かなって思います。基本的な設備はすごく充実してるんです。1.5坪のお風呂とか、食洗機とか、外壁のサイディングとか。これは本当に標準で入ってた。



でも?



ZEH仕様を選ぶとそこに追加費用が入るし、床材のグレードを上げるとオプションになるし。「完全フル装備の中のどのグレードか」によって費用が変わってくる。「完全フル装備=総額コミコミ」ではないんですよね、正確には。



それは確認しておかないと「思ってたと違う」ってなりそうですね。



なります。私も最初の見積もりから最終見積もりの間に、「あれ、ここって追加費用かかるの?」ってなった部分が何箇所かあって。全部確認して納得したうえで進めたんですけど、見積書はほんとに一行ずつ確認した方がいいです。あの付箋が大活躍でしたよ。



付箋また出てきた(笑) でも几帳面なのはK様の強みですよね。



几帳面というか、心配性なんですよね。「見落として後悔するのが一番嫌」タイプなので。夫は「そこまでしなくていい」って言うんですけど、私は全部チェックしないと落ち着かなくて。…まあ、その心配性のおかげで見積もりの漏れを防げた部分はあります。
富士住建で後悔していること、正直に話します



ここまで聞いてると充実した家づくりだったと思うんですが、後悔してることって何かあります?



…これはあまり言いたくないんですけど(笑)



(笑)言わなくていいですけど、でも聞きたいです。



洗面台なんです。標準の洗面台って、造作じゃなくて既製品のユニットタイプで。それ自体は知ってたんですけど、住んでみたら「もう少しタオルを掛けるバーが欲しかった」とか「鏡の横にちょっと棚が欲しかった」とか、小さいことが積み重なってて。



え、それって打ち合わせで言えたことじゃないんですか?



言えたんですよ、たぶん。でも打ち合わせのときって決めることが多すぎて、洗面台の細かいパーツまで頭が回らなくて。「完全フル装備だから大丈夫」って思ってたのが、ちょっとした油断でした。今更感があって言いにくいんですが、住んでから「あ、これを言っておけばよかった」って思う部分があって、それがまだ引っかかってます。



それは確かに、引っかかりますよね…。



「完全フル装備だからもう何も考えなくていい」ではなくて、やっぱり標準装備の範囲を自分でちゃんと把握して、「ここは追加したい」を言えるようにしておくべきだった。これは富士住建がどうこうじゃなく、私の準備不足でした。…でも今でも思い出すとちょっとモヤモヤはします。


まとめ|施主K様からこれから家づくりをする方へ



最後に、富士住建で坪単価や総額を調べている方へ一言お願いします。



坪単価って、サイトによって全然違う数字が書いてあるじゃないですか。あれ、どれも間違いじゃないんですよ。計算の定義が違うだけで。



だから「坪単価 ○○万円」を見て「高い」「安い」を判断するより、自分の建てたい坪数・仕様で、複数社から実際の見積もりを取り寄せて比べた方が絶対正確です。私は一条工務店・セキスイハイムと並べて比較したことで、富士住建の「装備が充実している分のコスト感」が客観的に見えるようになりました。



あとは、「完全フル装備だから費用を気にしなくていい」は幻想なので(笑) 諸費用込みで計算して、付箋貼りながら一行ずつ確認することをおすすめします。



ありがとうございました。付箋は買っておきます(笑)
K様が「判断を急ぐ前に読めてよかった」と話していた記事はこちらです。
家づくりで使って良かったもの(施主K様の場合)
K様が家づくりで実際に使って役に立ったものを聞きました。
- 一括資料請求サービス:複数のハウスメーカーに一括で資料請求できるサービス。「1社だけ見てた状態では絶対わからなかった比較ができた。無料で使えるのに、情報量が段違いだった」とのこと
- 住宅ローンの本:図書館で借りた住宅ローン関連の本。「変動・固定・ペアローンの違いが全然わかってなくて、夫任せにしようとしてた。本を読んで自分でも理解できて良かった」
- 付箋:見積書の確認に使用。「細かい費目を一行ずつ確認するとき、疑問な箇所に付箋を貼っていった。営業さんに渡すと聞くポイントが明確になって、打ち合わせが効率的になった」
この記事は、施主様の個人情報をお守りするため、個人情報保護のため一部表現を調整しています(金額・後悔点・比較内容は取材時の話に基づきます)。