
日本ハウスHDって標準仕様で何がついてくるの?公式サイトを見てもざっくりしすぎてよくわからない
断熱材や換気システムって、他のメーカーと比べてどうなの?東北でも大丈夫なのか心配
外壁タイルって標準なの?オプションなの?保証って本当に60年続くの?
今回は、日本ハウスHDの標準仕様について、東北で「極(きわみ)」を建てられた施主S様に詳しくお話を聞きました。

日本ハウスHDの標準仕様、まず3点だけ
日本ハウスHDの「極(きわみ)」の標準仕様は、構造材に国産檜(産地証明付き)を使用し、第1種全熱交換型換気・長期優良住宅(国の認定を受けた長期保証付き住宅)対応が基本セットです。ただし、商品ライン・建築地域・時期によって仕様の内容は変わります。
外壁タイルは「極」では基本的にオプション扱いです(一部タイル仕様の商品を除く)。保証は法定10年から始まり、定期点検・有償メンテナンスを続けることで最長60年まで延長できる仕組みです。
S様の事例(2023年冬引渡し・東北・極)では坪単価換算で約80万円前後でした。
この記事で分かること
- 日本ハウスHDの「極(きわみ)」の標準仕様一覧(構造・断熱・換気・外壁・保証)
- 東北で建てた施主S様の標準仕様への感想と、オプションとの境界線
- 実際の坪単価・総費用のイメージ(S様の2023年冬事例)
- 内装の自由度と標準グレードの使い心地
- 日本ハウスHDの標準仕様が向いている人・向いていない人の判断軸
日本ハウスHD「極(きわみ)」標準仕様の早見表
| カテゴリ | 項目 | 内容(S様事例・2023年冬・東北) |
|---|---|---|
| 構造 | 工法 | 木造軸組工法 |
| 構造 | 構造材 | 国産檜(産地証明付き) |
| 断熱 | 断熱材 | 充填断熱(グラスウール等。商品・地域・時期で変わる) |
| 断熱 | 性能目安 | 長期優良住宅対応(建築地域・仕様により異なる) |
| 換気 | 換気システム | 第1種全熱交換型換気(熱交換換気) |
| 外壁 | 素材 | サイディング(タイル調・木目調等の選択肢あり) |
| 外壁タイル | タイルへのアップ | 基本はオプション(S様は一部タイルをオプション採用) |
| 保証 | 初期保証 | 10年(法定保証) |
| 保証 | 延長保証 | 最長60年(定期点検・メンテナンスが条件) |
| 耐震 | 等級 | 耐震等級(揺れへの強さの指標。3が最高で建築基準法レベルの1.5倍の地震力に耐える設計)3対応(商品・プランによる) |
| 長期優良住宅 | 対応 | 対応可(申請はオプション費用が別途かかる場合あり) |
※上記はS様個人の2023年冬・東北・極(きわみ)の事例です。商品・建築地域・時期によって仕様は大きく変わります。最新情報は必ず展示場または担当者にご確認ください(2026年4月 公式サイト・S様証言を基に整理)。
※ご注意:仕様は商品ライン、建築地域、時期によって異なります。最新かつ正確な情報は、必ずお近くの展示場や公式カタログでご確認ください。
標準かオプションかの境目は会社ごとにかなり違うので、ここで一度横並びにしておくと後の打ち合わせがぶれにくくなります。

S様はどんな経緯で「極」を選んだのか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年代・構成 | 40代前半、夫婦+子2人(12歳・9歳) |
| 勤務形態 | パート |
| 建設地域 | 東北 |
| 商品・工法 | 極(きわみ)(高品質檜造り) |
| 総費用 | 3900万円台 |
| 延床面積 | 約46.6坪 |
| 比較検討先 | 一条工務店、セキスイハイム、富士住建 |
| 引渡し | 2023年冬 |
上の子が中学校に入って「そろそろ落ち着いた場所に」と思い始めたタイミングで家づくりをスタートしたS様。東北の冬の寒さへの備えと、子どもたちに「本物の木の家」で育ってほしいという思いを両立できるメーカーを3年近くかけてリサーチし、最終的に日本ハウスHDの「極(きわみ)」に辿り着きました。
標準仕様を一緒に調べてみて気づいたこと
ぱぱ & ままS様、今日はよろしくお願いします。



あ、うちって最初から産地証明を要求したんです。「国産檜って本当に産地証明ついてるの?」って担当さんに聞いたら、一枚一枚に証明がついてくるって教えてもらって。それがまず「ちゃんとしてる」と思ったスタートでした。



いきなりそこを聞いたんですね(笑) 住宅情報サイト(一括資料請求サービス)で最初に情報収集したんでしたよね?



そうなんです。一括資料請求サービスで資料を取り寄せて、「住まいの解剖図鑑」という本を読んで、それで仕様の見方を勉強して。だから展示場に行く前から「聞くことリスト」が結構あって(笑)
担当さんに最初から矢継ぎ早に質問したので、「この人ちょっと怖い」と思われたかもしれないです。



それは逆にいい担当さんを見抜く効果もありそうですよね。



そうなんですよ。ちゃんと答えてくれる担当さんって、知識があって誠実な人が多い気がして。答えを曖昧にする担当さんのところは、自然に足が遠のきました。
あと、SNSも何年もフォローしてたんですけど、みんな完成した家の写真ばかりで。仕様の具体的な話とか、「これって標準でついてくるの?」みたいな情報が全然なくて。標準仕様を調べ始めたら、各社の比較でもう完全に迷子になってました。施主ブログを読むようになってやっと、標準とオプションの境界線が見えてきた感じです。



そこで日本ハウスHDを本命に絞った決め手って何でしたか?



東北で建てるのに、寒さへの備えをどう考えてるかを各社に聞いたんですよ。一条工務店はもう断熱性能がぶっちぎりで、数値がとにかくすごくて。セキスイハイムは鉄骨で気密・断熱の構造的な話が明確だった。
でも、「木の家に住みたい」っていう気持ちと、東北の寒さをどう折り合いつけるか、ずっと悩んでたんです。日本ハウスHDの担当さんが「東北でも長期優良住宅基準で設計できる。断熱等級も地域に合わせて対応する」と言ってくれて。「これで行こう」ってなりました。
断熱材と換気システムの話。東北の冬に耐えられるの?



東北って冬が本当に寒いですよね。断熱材と換気システムって、正直どうでしたか?



うーん…正直に言いますね。一条工務店と比べると、数値の強さは全然違います。一条はUA値がもう段違いで、比べ物にならない。それは最初からわかってて選んだんですけど。



それを分かった上で日本ハウスHDを選んだわけですね。



はい。「極」の場合、充填断熱で地域に合わせた仕様になる、という説明を受けていて。東北エリアの断熱等級については長期優良住宅対応で設計してもらえるって聞いていたので、「標準レベルで一条を超えるのは難しいけど、長期優良住宅を取れる断熱性能はある」という理解で進めました。
住んでみると、1月2月の朝でもリビングが完全に冷え切らないんですよ。以前のアパートは起きた瞬間に「うわっ寒い」ってなってたんですけど、今は「ちょっとひんやりするかな」程度で。夫は「意外と大丈夫だな」って言ってましたね。



換気システムはどうですか?音とか気になりました?



最初は気になりました、正直。第1種換気の「熱交換型」を採用してもらって、熱を外に逃がさない仕組みになってるって説明があったんですけど、入居してしばらくは「なんか動いてる感じするな」と思って。
あ、でも今は慣れました。音はほぼ気にならない。ただ、定期的なフィルター清掃が必要で、それを忘れると性能が落ちるって担当さんに言われていたので、スマホのリマインダーに登録しました(笑)



ちゃんと管理してるんですね。



管理というか、忘れっぽいんでリマインダー頼りなだけです(笑)


外壁タイルって標準なの?それ、最初に聞いておけばよかった



「日本ハウス 外壁タイル」って検索する人が多いんですが、外壁の仕様ってどうでしたか?



これ、最初すごく誤解してたんです。「日本ハウスHDってタイルが標準」みたいな情報をどこかで読んで、展示場に行ったんですよ。
で、担当さんに「外壁タイルって標準ですよね?」って聞いたら、「商品によって異なります」って言われて。「極」の場合も、外壁はサイディングが基本で、タイル仕様にするにはオプションか、タイル系の商品を選ぶ必要があるって教えてもらって。「え、そうなの?」ってなりました(笑)



それは確認してよかったですね。



そうなんですよ。「外壁タイル=日本ハウスHD」というイメージがどこかで作られていて。実際は、クレバリーホームみたいにタイルが標準という設計じゃなくて、商品・仕様によって変わる、というのが正確なところだと思います。
うちは一部タイルを採用しましたよ。玄関周りだけタイル仕様にして、それはオプションで費用が追加になりました。全面タイルにするとかなり高くなるので、ポイント使いでよかったです。



外壁全体はどんな仕様を採用したんですか?



サイディングです。タイル調のものを選んだので、遠目で見るとタイルっぽく見えます(笑)デザイン的にはすごく満足してますよ。
保証60年って本当?条件を正直に教えてもらいました



保証が最長60年ってよく出てきますけど、実際どういう条件なんですか?



これ、最初から担当さんに「条件は何ですか」って聞きました。
法定保証の10年はどこのメーカーでもあって、日本ハウスHDはそこから先を定期点検+有償メンテナンスをちゃんとやることで延長していける仕組みだって教えてもらいました。60年を最初から「もらえる」わけじゃなくて、「続けていける可能性がある」という理解が正確だと思います。



ちゃんと確認したんですね。



正直、「60年保証」という言葉だけ見ると長く感じるんですけど、内容が重要じゃないですか。定期的に点検を入れて、必要なメンテナンスを有償でやっていく、その積み重ねで保証が続く。それはまあ普通のことだよな、という感じで受け止めました。
嘘ついてたわけでも誇大広告でもなく、仕組みをちゃんと理解すれば「そういうものか」という話なんですが、最初から説明してほしかったというのは正直あります。自分から聞かなきゃ出てこない情報が多かった。



それは、最初から聞いておくべき質問ですね。



そうなんです。「条件付きですよね?」と先に聞けるかどうかで、あとあとの理解度が全然違います。
内装の標準グレードと自由度、どうだった?



内装の標準仕様って、実際のグレードはどうでしたか?



フローリングは無垢材じゃなくて複合フローリングが標準で。「木の家に住みたい」と思ってたので、最初は「あ、全部本物の木じゃないんだ」ってちょっとがっかりしました。
でも構造材が国産檜だから、床を踏んだときじゃなくて、家全体に漂う雰囲気や空気感が「木の家っぽい」んですよね。ひのきの香りって、時間が経っても少し残るんです。特に梅雨のじめじめした時期に、あの香りがぶわっと来て「ああ、木の家だ」と思って。



香りで実感できるんですね。



そうなんですよ。それは予想外でした。無垢の床じゃなくても、構造材が本物の木だと家全体の空気が違う。子どもたちも「うち、いい匂いする」って言ってて、それだけで選んで良かったと思いました。
ただ、キッチンとか洗面台の標準仕様は、正直「普通」でした。大手メーカーのそれなりのものが入ってるんですけど、あまり「おっ」とはならない。ICさん(インテリアコーディネーターの方)に「ここを変えたいと思ったらどうなりますか?」と聞いたら、全部オプション扱いになると言われて。ここは少し予算が足を引っ張った部分です。



水回りはどんな感じでしたか?



お風呂は標準のシステムバスで、特にこだわりがなければ十分なクオリティです。1坪タイプで採用しました。
洗面所は正直、ここだけは後悔してます。標準の洗面台のデザインがいまいち好みじゃなくて、変えたかったんですけどオプション費用が予算を超えてて断念して。毎朝使うたびに「ここだけ変えたかったなあ」って思います。時間とお金が戻るなら、絶対に変えてたところです。これだけはICさんに無理言ってでも追加予算作ればよかったと今でも思う。



それは正直な話ですね。



…うーん。
気持ちが落ち着いて話してますけど、思い出すとまだ悔しいんです(笑)
よく「住んでみたら気にならなくなる」って言うじゃないですか。でも洗面所はなりませんでした。


比較検討の話。一条・セキスイハイム・富士住建と何が違った?



ここまで聞いてると、比較検討をかなりしっかりやってたんですね。一条工務店、セキスイハイム、富士住建と何が違ったんですか?



一条工務店は、断熱性能が突き抜けてました。東北住まいで考えたら、本当に数値が段違いで。「寒さへの備え」というポイントだけ見たら、一条工務店が1位でした。でも木の家への憧れを諦められなかったんですよ。



富士住建はフル装備で有名ですよね。



そうなんです。「完全フル装備の家」というコンセプトで、設備系が全部入ってくる感じで。コスパという意味では富士住建が一番良かったかもしれない。でも夫が「鉄骨や金属系よりは木の家がいい」という感覚を持っていて。富士住建で建てる人が近所にいて、見せてもらったんですけど、設備は充実してるのに「木の家感」はなくて。夫が最初から最後までここだけは譲らなかったですね。



セキスイハイムは?



セキスイハイムは鉄骨で、気密・断熱の数値もしっかりしてて。ユニット工法で工場生産するので品質が安定しているのが良くて、現場のばらつきが少ないっていう点で惹かれた時期がありました。
でもやっぱり「木の家」への思いが捨てられなくて。「私はこの会社だけを見ていた時は判断できませんでした」って感じだったんですよ。4社並べて比べて、やっと「うちには木の家が合ってるんだ」という確信が出てきた。最初から日本ハウスHDしか見てなかったら、迷ったままだったと思います。



比較してよかったんですね。



比較って、「安いところを探す」じゃなくて「自分たちに合うかを確かめる」ためにやった感じです。結果的に費用は一番かかる方を選んだんですけど(笑)
でもそれで後悔してないのは、他の3社ちゃんと見たからだと思っています。



ちなみに、比較の情報収集はどうやってしてましたか?



最初は一括資料請求サービスで資料請求して、4社分の資料を手元に並べて見比べました。あの時は、会社ごとに「標準仕様として何を前面に出してるか」が全然違って、面白いなと思いながら見てました。
一条工務店は断熱と気密を徹底して押してくるし、富士住建は設備の充実度で来るし、セキスイハイムは工場生産の安定感。日本ハウスHDは「国産の木」ですよね。比べると各社の特徴がくっきり見えて。それで「うちの家族に何が大事か」を夫と話せるようになった感じです。



標準仕様の違いって、資料だけで分かりましたか?



資料だけだとわからないことも多かったですね。「これって標準ですか?オプションですか?」って確認しないと分からない項目が多くて。特に日本ハウスHDは展示場の担当さんに直接聞かないと出てこない情報が多かった印象があります。だから、展示場に行く前に「聞くことリスト」を作るのは本当におすすめします。
後悔ポイントと、向いている人・向いていない人



後悔ポイントを正直に教えてもらえますか?



洗面台の話はさっきしたので…それ以外では、標準のコンセントの数が少なかったことです。「これだけあれば普通」という想定がメーカー側にあるんですけど、今の暮らしってスマホ・タブレット・ゲーム機・掃除ロボットって充電するものが多くて。入居後3ヶ月でタコ足配線だらけになりました(笑)



それは設計段階で追加できましたよね?



そうなんです。ICさんに相談すれば良かったんですが、「コンセントって標準でいくつあるんですか?」という質問を最初にしなかったんですよ。設備系は担当さんとICさんに全部聞けばよかった。
逆にやって良かったのは、収納の採用です。クローゼットの棚の配置をICさんに相談して、かなり細かく決めてもらったんですけど、今すごく使いやすくて。住んでから「ここ変えたい」がゼロだったのがクローゼットだけです。ICさんの腕がよかった。



ICさんとの打ち合わせを積極的にやった感じですか?



打ち合わせが多くて、最後の方は少し疲れましたけど(笑)
収納は生活してから「変えたい」となっても変えにくいので、最初にちゃんと考えておくことをおすすめします。
あと、標準仕様で意外とよかったのが樹脂サッシです。「極」では標準でアルミ樹脂複合サッシが入って、東北なので結露が心配だったんですが、今のところ大きな問題はないです。ペアガラスなので窓が完全に結露フリーとはいかないですが、以前のアパートと比べると雲泥の差で。
S様のインタビューを踏まえて、日本ハウスHDの標準仕様が向いている人と、他社を見た方がいい人を整理します。
- 国産の木材・檜にこだわりがある(産地証明まで確認したい人)
- 断熱性能の数値よりも「木の家に住む体験」を重視する
- 担当者やICさんとの対話で仕様を作り上げることを楽しめる
- 長期優良住宅基準での設計を希望している
- 定期メンテナンスを継続できる(60年保証の条件として)
- 断熱性能の数値にこだわる(一条工務店と比べると数値は劣る。東北の寒さが特に不安な人)
- 「外壁タイルが標準でついてくる」と思っている(商品・仕様によって異なる。確認必須)
- 水回りの内装グレードに強いこだわりがある(洗面台・キッチンは標準品がベース)
- 打ち合わせの回数が多いと疲弊する(ICさんとの細かい詰めが多い。これが嫌な人には向かない)


まとめ|施主S様からこれから家づくりをする方へ



最後に、これから日本ハウスHDを検討している方にメッセージをお願いします。



まず、標準仕様って「何が含まれているか」を最初に確認してほしいんです。「外壁タイル」「60年保証」「断熱」、全部言葉だけだと誤解しやすい。条件と中身を担当さんに直接聞くことが一番確実です。
あと、東北で建てるなら、断熱の話を必ずしてください。東北の冬をなめると後悔します(笑)
建築地域に合わせた設計をしてくれるかどうかを確認する質問を展示場で必ずして。



比較検討についてはどう思いますか?



私は一括資料請求サービスで最初に資料を取り寄せて、4社に絞って見積もりを取りました。比べたことで「うちには木の家が合ってる」という確信が持てたので、後悔してない理由の半分はそれだと思ってます。1社だけ見てたら、もっと迷ってたんじゃないかな。



標準仕様を一言で表すと、S様にとってどんな家でしたか?



うーん…「素材で選んだ家」、ですかね。設備とか数値とかじゃなくて、何から作られているかで選んだ。国産の檜、産地証明つき。それが毎朝の空気になってる感じがして。
子どもたちが「うち、いい匂いする」って言うたびに、選んで良かったと思います。洗面台の後悔は続いてますが(笑)
それも含めて、自分たちらしい選び方だったとは思ってます。
S様が「もっと早い段階で知れて助かった」と振り返っていた記事はこちらです。
この記事は、施主様の個人情報をお守りするため、個人情報保護のため一部表現を調整しています(金額・後悔点・比較内容は取材時の話に基づきます)。