窓がないお風呂について、どう思いますか?
窓なしのお風呂は、一見不便に感じるかもしれませんが、実は多くのメリットがあるんですよ。
もちろんデメリットもあるんですが、自分にとってどちらが重要かを考慮して選ぶことが大切です!
ちなみに我が家は、窓ありにして後悔しています。。。笑
この記事では、
- お風呂の窓なしって法律的に大丈夫?
- 窓なしのお風呂のデメリットやメリット
- お風呂を窓なしにすれば良かったと思う4つのポイント
- 窓なしのお風呂を選んで後悔しそうな人の特徴
- 風水的な観点
- 窓なしお風呂のカビ対策
を紹介していきます。
窓なしのお風呂があなたに向いているのか、それとも窓付きのお風呂が良いのか、じっくり考えてみてください。
やばくなったら、すぐ消します。
お風呂の窓なしって、法律的に大丈夫?
まず、窓なしのお風呂を作れるのかどうかです。
よーし、窓なしのお風呂にしよう!
と思っても、法律的にNGならまた振り出しに戻ります。
ということで、結論から言っちゃうと、お風呂(やトイレ)は窓なしでもOKです。
建築基準法では、居室の採光に関しての取り決めがあります。
ですが、お風呂やトイレは居室にはあたりません。
第二十八条 住宅、学校、病院、診療所、寄宿舎、下宿その他これらに類する建築物で政令で定めるものの居室(居住のための居室、学校の教室、病院の病室その他これらに類するものとして政令で定めるものに限る。)には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、五分の一から十分の一までの間において居室の種類に応じ政令で定める割合以上としなければならない。ただし、地階若しくは地下工作物内に設ける居室その他これらに類する居室又は温湿度調整を必要とする作業を行う作業室その他用途上やむを得ない居室については、この限りでない。
建築基準法28条
法律を勉強したいわけではないと思うので、めちゃくちゃ平たく言ってしまうと
お風呂やトイレは居室扱いじゃないから換気さえしておけばOKだよ。だから換気扇つけてね。
ということのようです。
お風呂を窓なしにするデメリット
まずはお風呂を窓なしにするデメリットを4つ紹介していきますね。
- 自然光が入ってこない
- カビの発生リスクが高まる
- 開放感が無くなる
- 窓枠を棚がわりに使えなくなる
- 長風呂がしづらい
- 時間帯の感覚が分からなくなる
それぞれ詳しくみていきますね。
自然光が入ってこない
当然と言えば当然ですが、窓なしにしたら自然光は入ってきません。
日中にお風呂に入るときは節電にもなるし、自然光は心身のリラックス効果があるとも言われています。
カビの発生リスクが高まる
窓がなく、自然光が入らないということは・・・
カビの発生率も上がってしまいます。
換気が十分に行われず、湿度が高まりやすいからですね。
とはいったものの、お風呂にしっかりとした換気システムがついている最新の住宅ならそこまで気にならなそうです。
開放感が無くなる
風呂は窓無しにしたから真っ暗🫰😉 pic.twitter.com/gDvq4Hnokk
— きよ子おじさん@チャリイチ@ミッフィーおじさん (@CHARI_1_nensei) April 10, 2023
窓がないお風呂は、開放感がなくなってしまうことが大きなデメリットです。
開放感があると、当然のことながらリラックスしてお風呂を楽しめますよね(人によっては嫌かもしれませんが)
しかし、窓がないとどうしても壁に囲まれた感じが強くなり、広さにもよりますが圧迫感を感じます。
窓枠を棚代わりに使えなくなる
窓がないお風呂のデメリットとして、窓枠が棚代わりに使えなくなることも挙げられます。
窓枠は、ちょっとした小物を置くスペースとして便利。
しかし、窓がない場合はそのスペースがなくなってしまい、別で棚を設置しなければならなくなります。
仮にお風呂の広さや収納スペースに余裕がない場合、割と致命的ですよね。
長風呂がしづらい
窓がないお風呂は長風呂がしづらいというデメリットがあります。
長風呂するときに、ちょっとだけ窓を開けて換気するととても気持ちいいですが、それができなくなります。
換気扇を回せば対応できるのですが、
- そのためには一旦お風呂の外に出る必要があったり、
- 30秒だけ換気してまた閉める、みたいなのが面倒だったり、
デメリットありです。
というか、自然の風と換気扇の風じゃ気持ちよさが違いますね・・・
時間帯の感覚が分からなくなる
今日、お風呂に入っていて思ったのですが、窓を見ることで
意外と日が長くなってきたな〜
と思いました。
毎日同じ時間にお風呂に入っていても、季節によっては外の明るさが違いますよね。
そんな感じで四季を感じられなくなるのは少し寂しいです。
お風呂を窓なしにするメリット
デメリットばかりですが、当然窓なしにして満足する人もいます。
ここでは、お風呂を窓なしにするメリットを紹介していきますね。
- 換気量が安定する
- 窓の掃除が不要になる
- 防犯上の心配が減る
- 熱の流出入が抑えられる
- 建築コストが下がる
- 砂や花粉が入ってこない
- 窓にシルエットが映らない
- 外への音漏れがない
それぞれのメリットを解説していきますね。
換気量が安定する
窓がないお風呂は、換気量が安定することがメリットのひとつです。
もちろん換気システムがあることが条件ですが、窓を開けての換気だと天候によっては換気がしづらい日もありますよね。
ですが、窓なしで換気システムを採用すれば、いつでも好きなだけ換気ができます。
窓の掃除が不要になる
窓なしのお風呂では、窓の掃除が不要になるというメリットがあります。
お風呂の窓は湿気や水滴で汚れやすく、定期的な掃除が必要ですが、窓がなければその手間が省けます。
掃除が苦手な方には嬉しいポイントですよね。
窓周辺の掃除、割と面倒です。意外にアクセスしづらい位置ですもんね・・・
防犯上の心配が減る
窓があると、外からの覗きや侵入のリスクが高まりますが、窓がなければその心配がなくなります。
特に、1階のお風呂や周囲に住宅が密集している場合、このメリットは大きいですよね。
熱の流出入が抑えられる
窓がないと、熱の流出入が抑えられることもメリットです。
窓があると、冬は暖かい空気が逃げやすく、夏は熱い空気が入り込みやすいですが、窓がない場合はその影響が少なくなります。
断熱効果が上がってお風呂が快適になるということですね。
建築コストが下がる
窓なしだと、建築コストが下がることもメリットの一つです。
窓を設置するための費用や手間が省けるため、コスト削減につながります。
家づくりにおける数万円なのでそんなに大きな金額ではないですが、確かにコスト削減になります。
数万円浮けば他のオプションをつけられるかも?
✅窓を減らす・小さく
— にこ (@smomo_1515) September 20, 2022
→リビング窓1/2面積へ。ダイニング窓は高さ減、風呂トイレ窓無し。その他各部屋も基本窓は1個のみに。
✅天井を低くする
2階は全部屋10cm低くした。
✅トイレ・風呂のグレード下げる
トイレ→タンクレスからタンク有りに。風呂もトイレも業務用(ビルダー向け)の物へ。
ちなみにX(旧Twitter)のこの方も、1000万円の予算オーバーを削るために風呂の窓をなしにしたようです。
砂や花粉などが入ってこない
窓がないお風呂のメリットとして、砂や花粉などが入ってこないことも挙げられます。
窓からの換気だと、外からの砂塵や花粉が侵入しやすくなりますが、窓がない場合はその心配がありません。
- アレルギーを持っている方
- 衛生面を気にする方
にとっては、とてもありがたいポイントですよね。
窓にシルエットが映らない
窓がないお風呂は、窓にシルエットが映らないというメリットもあります。
お風呂が一階にあって尚且つ窓がある場合、外からシルエットが見えてしまうのがかなり嫌です。
完全にプライベートな空間にできるのは嬉しいポイントですね。
外への音漏れがない
窓なしのお風呂は外への音漏れがないこともメリットです。
窓があると、開けてない時も入浴中の音が外に漏れやすくなりますが、窓がない場合はその心配がだいぶ減ります。
そのため、音を気にせずリラックスして入浴できるので、快適なバスタイムを過ごせますね。
だからといってあまり騒ぎすぎるのもNGですが・・・笑
お風呂を窓なしにすれば良かったと思う4つのポイント
我が家はお風呂を特に何も考えず窓ありにしたのですが、窓なしにすれば良かったとちょっと後悔しています。
そんな我が家の後悔ポイントをいくつか紹介していきますね。
- 窓掃除が大変
- 防犯上の心配がある
- 窓を開けて換気することはあまりない
- 昼間にお風呂に入らない
それぞれお話していきます。
窓掃除が大変
窓があるお風呂の場合、窓掃除が大変です。
湿気や水滴によりカビや汚れがつきやすく、定期的な掃除が必要。
我が家の窓は浴槽側の少し高い位置にあるので、私の身長では手が届きにくいです・・・
もし窓なしのお風呂を選んでいれば、この手間が省けたんだろうなと思うと後悔ポイントですね。
防犯上の心配がある
また、メリットデメリットでもお話しましたが、窓なしのお風呂は防犯がバッチリ。
一方我が家は1階で窓ありなので、ちょっと心配です。
高めの位置に小さい窓にしているので安全と言えば安全ですが、別に窓なしでよかったなと思います。
窓を開けて換気することはあまりない
我が家は浴室乾燥機を採用しました。
そのため、換気をするときは浴室乾燥機の機能を使っています。
なので窓を開けての換気ってほとんどないんですよね。
そう考えると、
わざわざ窓をつけた意味あったかな〜
と思っています。
窓を開けるのは、においの強い洗剤を使って掃除するときくらいです。
でもそれも、換気扇の強でいいような気もしますね!笑
昼間にお風呂に入らない
また、お風呂に入るのって基本夜の人が多いと思います。
そのため、自然光が入らなくても別に困らないんですよね・・・
たまーにお昼や朝に入ることもありますが、電気つければいいし・・・
と思っています。
お風呂の窓なし、風水的には大丈夫?
お風呂の窓なしについて、風水的な観点からどうなのか気になる方もいるかもしれません。
ここでは、お風呂の窓なしに関する風水的な考え方を紹介しますね。
風水での水は金運や財運を象徴するとされ、お風呂は家の中で水を扱う場所のひとつ。
そのため、お風呂に関しては金運や財運にも影響を与えると言われています。
窓なしのお風呂の風水的な影響
まず初めに、窓がないお風呂は換気が悪くなることが懸念されますよね。
換気が悪い=風水的には悪い気を溜め込みやすくなるとされています。
ですが、換気扇を配置すればこの問題は解決できます。
逆に、窓がないお風呂は、外からの悪い気が入りにくいというメリットもあり家の中のエネルギーを保つことができるそうです。
へ〜
さらに、窓がないことでプライバシーが保たれ、家族や自分自身がリラックスして入浴できる環境が整います。
風水では、人がリラックスできる環境が良い気を招くとされているため、リラックスして過ごせる窓なしのお風呂も良いエネルギーを生み出すことができるはず。
結論として、お風呂の窓なしは風水的にも大丈夫です。
窓なしお風呂はカビ対策が必要なんじゃないの?
ここでは、窓なしのお風呂におけるカビ対策についてお話していきます。
まず、お風呂場には必ず換気扇を設置しましょう。(当たり前ですが)
換気扇を使用することで、湿気を排出し、カビの発生を抑えることができますよね。
また、お風呂場の掃除も重要なカビ対策です。
お風呂掃除の時以外も、最後にお風呂に入った人が必ずシャワーで汚れを落とすようにするなど、定期的に掃除していれば基本的には換気扇だけで大丈夫です。
特にカビが発生しやすい壁や床、浴槽周りには注意が必要ですね。
さらに、カビ対策グッズの活用もおすすめです。
我が家もカビ対策はしています。窓あるのに
カビ防止スプレーを使ったり、防カビで浴槽のカビ対策をしましょう。
結論として、窓なしのお風呂でも適切なカビ対策を行えば、カビ問題は大丈夫です。
換気扇の利用や定期的な掃除、カビ対策グッズの活用など、さまざまな対策を組み合わせて、カビの発生を抑えましょう!笑
お風呂を窓なしにすると後悔しそうな人
我が家はお風呂を窓ありにして少し後悔しました。
でも逆に、お風呂を窓なしにして後悔する人もいますよね。
- 昼間にお風呂に入る人
- 開放感が欲しい人
こんな人たちです。
それぞれ解説していきますね。
昼間にお風呂に入る人
昼間にお風呂に入ることが多い人は、窓なしのお風呂を後悔するはず。
というのも、昼間は自然光が十分に入るため、窓があるお風呂では明るく、心地よい空間を楽しむことができるから。
やはり、窓なしだとせっかくの自然光お風呂タイムが作れないので、後悔するかもしれません。
開放感が欲しい人
お風呂場で開放感を求める人も、窓なしのお風呂を後悔するでしょう。
これに関しては、もうその人の属性(?)の問題です。
窓なしのお風呂では四方が壁に囲まれた空間となります。明るい色を採用するとは思いますが、暗い色の壁にした場合めちゃくちゃくらい空間になります。
個人的には大丈夫ですが(多分逆に落ち着く)、人によっては窓なしの閉塞感に耐えられない人もいますね。
まとめ
お風呂の窓がないことに後悔している方もいれば、窓なしのお風呂にメリットを感じている方もいますよね。
この記事では、窓なしのお風呂のデメリットとメリット、後悔しそうな人の特徴などを紹介してきました。
開放感や自然光が無くなるデメリットはありますが、そういったことを気にしない人であればメリットだらけ。
間取りにもよりますが、我が家は鏡の面に窓があるため横長の鏡が設置できず、縦長に設置することになりました。横長の鏡ちょっと憧れだったな・・・
我が家的には次に家づくりをする機会があれば(多分ない)、お風呂は窓なしにしたいですね。
やばくなったら、すぐ消します。
おまけ:新築のお風呂で絶対に後悔・失敗しないためには?
- 事例をたくさん見る。
- プロの意見を聞く。
この2つのステップを踏むだけで、お風呂で失敗したり後悔したりする可能性は圧倒的に減ります。
便利なことに、どっちも簡単にできます。
3000万円もかけたのに、後悔してマイホームブルー・・・
みたいな状況を避けたい人は、とりあえずやっておきましょうね。
事例をたくさん見る
事例をたくさん見るというとなんか仕事っぽくて嫌ですが
先に家を建てた人たちの成功事例や失敗事例を見ましょう。
ということです。
めんどくさい・・・
と思うかもしれませんが、タウンライフやハウジングバザールを使えば、ほんの数分で興味のあるメーカーに一発で資料請求できちゃいます。もちろん無料です。
もっといい間取りにできたんじゃないか・・・
と新築後に後悔しないためにも、必ず資料は集めて読みましょう。
プロの意見を聞く
何千万円もするような買い物です。
仕事で何千万円もするものを買うときは、くまなくカタログをチェックして実際にものを見に行って、何人ものハンコをもらってやっと買いますよね。
でもなぜか家づくりだと「なんとなく」建てちゃう人が後を立ちません。
そうしないためにも、せめてプロの意見を聞いておいてください。
実は、タウンライフやハウジングバザールでは、要望を詳しく記入するとハウスメーカーや工務店からプロ目線で間取りプランをもらうことができます。
基本的には簡易的なプランですが、家づくり初心者の人は驚くような間取りがたくさん。
また、ココナラでは設計士や建築士の方による間取り診断があります。
今の間取りで後悔しないかな、進めちゃっていいかな・・・
という不安を解消するためにも、第三者でプロである人の意見を聞いてみましょう。
こちらは無料ではなく、5000円〜10000円程度が相場です。
でも、家づくりで後悔して数千万円無駄にするのに比べたら無料みたいなものですね。
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