新築住宅に欠かせないエアコン。
最近の家は断熱性が上がり、「夏は涼しく冬は暖かい」と言ったってエアコンがあってこそです。
- エアコンの位置はどうすればいいの?
- エアコンの位置で失敗したくないんだけど・・・
- エアコンの位置で失敗するとどうなるの?
同じエアコンを使っていても、取り付け位置を間違えると冬は寒いし夏は暑くなります。
そこで、今回はエアコンの取り付け位置に関するポイントを、わかりやすく解説します。
何を隠そう、「新築時にエアコンの取り付け位置で失敗した夫婦」です。笑
エアコンの取り付け位置に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください
やばくなったら、すぐ消します。
エアコンの取り付け位置が失敗すると?正しい位置の重要性とは
エアコンの取り付け位置で失敗すると、こんな悲惨な状況になります。
・リビングが台無しになる。
・外観がダサくなる。
・空気の流れが悪くなる。
それぞれ詳しく解説していきます。
エアコンの位置でリビングが台無しに!
エアコンの室内機を設置する場所が悪いと、リビングが台無しになってしまうことがあります。
室内機(本体)を設置する場所が間違っていると、
- 風が直接当たったり
- 寒くなりすぎたり(暑くなりすぎたり)
- 部屋がうまく冷えなかったり(暖まらなかったり)
することがあります。
また設置場所によっては、室内機が目立ってしまって部屋の雰囲気を損ねることがあります。
室内機の設置場所を慎重に選びましょう。
せっかくおしゃれな部屋なのに、エアコンが目立ってたら確かに嫌だね・・・
エアコンのせいで外観も損なわれる!
エアコンの室外機を設置する場所が悪いと、外観が損なわれてしまうことがあります。
また、室外機が目立ってしまうと、周囲の人々から不評を買うこともあります。
設置場所を選ぶときは、外観にも配慮しましょう。
確かに、室外機が目立つ玄関とかイヤだな・・・
エアコンの設置場所が悪いと空気の流れが悪化する!
エアコン本体は、できるだけ広い場所に設置するのが望ましいです。
広い場所であれば空気の流れを作りやすいからですね。
例えば、室内機を壁際に設置すると、壁に空気が当たってしまい、空気がうまく循環しなくなることがあります。
また、室内機の下に家具を置くと、空気の流れが妨げられて、部屋全体がうまく冷えなくなることがあります。
エアコンを快適に使うためには、本体の設置場所を慎重に選び、空気の流れも考慮する必要があります。
ってことは、間取りを考える段階から、エアコンについてもちゃんと考えないといけないよね。。。
エアコン取り付け位置の必須条件とは?
エアコンを取り付ける位置には、必須の条件があります。
安全性や冷暖房効率を考えて欠かせない条件をピックアップしました。
エアコン専用コンセントの近くに設置する
エアコンは、消費電力が大きいため、普通のコンセントでは電源を供給することができません。
そのため、専用のコンセントを設置する必要があります。
新築時はエアコンを付ける場所が決まったら、コンセントの位置も同時に決まることになります。
エアコンの専用コンセントは、エアコンの設置場所に近い場所に設置する必要があるのです。
専用コンセントが遠いと、
- コードが伸びすぎて危険になったり
- 見た目がだらしなくなったり
するので気をつけましょう。
配管穴よりも高い位置に設置する
エアコンを取り付けるときに、室内機と室外機をつなぐ配管穴を壁に開ける必要があるのですが、その配管穴よりも高い位置にエアコンを設置しないといけません。
理由としては
です。
また、高い位置に配管穴を開けることで、配管の傾斜角度をつけることができ、水が流れやすくなるのでエアコンの効率が良くなります。
全然知らなかったけど、うちの場合は業者さんがうまくやってくれたんだね・・・
火災報知器から1.5m以上離す
もしエアコン設置予定の場所の近くに火災報知器があるなら、少なくとも1.5m以上離す必要があります。
これは、火災報知器がエアコンの熱で誤作動することを防ぐためです。
また、火災報知器が誤作動してしまうと、本来の役割を果たせなくなり、火災の被害を拡大させてしまう可能性があります。
Q.【住警器】住宅用火災警報器は、どの部屋に取り付けなくてはいけないのですか。
パナソニック
A.「寝室※1」「階段」「廊下※2」には、必ず取り付けが必要です。
また市町村条例によって、「台所」や「居室※3」への取り付けが義務づけらている地域もあります。
火災報知器とエアコンが同居することは多いはず。きちんと位置をチェックしておきましょう。
エアコンの取り付け位置を決めるポイント
エアコンの取り付け位置を決めるときに、注意したいポイントが7つあります。
意外と見落としていることも多いかもです。
- 事前に室外機の位置を決める
- 筋交(耐力壁)の部分を知っておく
- エアコンと室外機を近くに設置する
- エアコンの下に家具を置かない
- エアコン周りの通気スペースを確保する
- キッチンに設置するなら場所は要注意
- 広い空間には2台設置もあり
それぞれ解説していきます。
事前に室外機の位置を決める
エアコンを取り付ける前に、室外機の設置場所を決めておくことが大切です。
室外機は
- 強い風が出たり
- 振動したり
- ものによってはうるさかったり
します。
また、我が家の体験談ですが
風の吹き溜まりになるような場所に室外機があると、吹雪の際に室外機のプロペラが凍ったり
します。
室外機の設置場所によって、配管の長さや位置も変わってくるため、事前に室外機の位置を決めてからエアコンの設置を進めるようにしましょう。
何台かあるエアコンのうち、1台だけが室外機まで吹雪でやられてしまいました・・・
筋交(耐力壁)部分を把握する
エアコンを設置する場所には、筋交(耐力壁)部分がある場合があります。
筋交部分には、配管を通すことができないため、エアコンを設置できない場合があります。
事前に筋交部分を把握して、エアコンの設置場所を慎重に選びましょう。
もし無理やり筋交部分に配管を強行突破させてしまうと、家の耐震性能などがガタ落ちするので要注意です
エアコンと室外機を近くに設置する
エアコンの室内機と室外機は、できるだけ近くに設置することが望ましいです。
・配管長が長くなり、エアコンの効率が悪くなる
・長い配管は費用が高くなる
というデメリットがあるので、エアコンと室外機の位置はセットで検討したいところですね。
エアコンの下に家具を置かない
エアコンの下に大きな家具を置くと、空気の流れが妨げられ、エアコンの効きが悪くなることがあります。
また、家具の下にゴミやホコリが溜まりやすく、清潔さを保つことができません。
大きな家具を置く予定の場所の上には、なるべくエアコンを設置しないように気をつけましょう。
ちなみに我が家は思いっきりテレビボードの上にエアコンを設置しています・・・
特にめちゃくちゃ困ってるわけではないけど、エアコンの効率は電気料金にも直結するから、家具の上には設置しない方が無難だと思います。
エアコンの周りには通気スペースを確保する
エアコンは、周囲の空気を取り込んで冷やし、暖めた空気を送り出します。
そのため、エアコンの周りには通気スペースを確保する必要があります。
- エアコンの周りに物を置いたり
- 壁に密着させたり
するとエアコンの効きが悪くなり、故障の原因になることがあります。
エアコンの周囲には、少なくとも20~30cm程度の通気スペースを確保するようにしましょう。
キッチンは暑くなりやすいため、設置場所に注意する
キッチンは、調理するときに熱気が発生し、室温が上がりやすくなります。
そのため、エアコンをキッチンに設置する場合は、エアコンの効率が下がってしまうことがあります。
また、キッチンの油煙や水蒸気などがエアコンに付着することで、故障の原因になることがあります。
とはいえ、夏場のキッチンはとても暑いです。
キッチンにエアコンを直接設置しなくても、きちんとキッチンに送風できるつけ方ができるとベストですね。
広い空間には2台設置を検討する
広い空間の場合、エアコン1台では十分な冷暖房効果を得ることができないこともあります。
この場合は、2台のエアコンを設置することを検討しましょう。
2台のエアコンを設置することで、冷暖房効果が均等になり、快適に過ごすことができます。
ですが、最近のエアコンは高性能なので1台でもなんとかなっちゃう場合が多いです。
超広い空間でなければ、そこまで気にしなくても大丈夫です。
ちなみに、我が家は20畳くらいある部屋に「6畳用のエアコン」1台しか設置していませんが、そんなに困っていません。
なので、2台目の設置位置を検討しておき、最初は1台だけ設置して、足りなそうであれば追加する。くらいでいいと思います。
エアコン位置で失敗するとどうなる?知っておきたい失敗例とは
エアコンを設置する位置で失敗すると、こんな可能性があります。
・エアコンの効きが悪くなる
・照明の邪魔になる
・カーテンがカサカサ動く
・カーテンレールと干渉してしまう
・窓と干渉してしまう
・デザインがダサくなる
詳しく解説していきます。
エアコンの効きが悪くなる
エアコンを設置する位置が悪いと、エアコンの効きが悪くなってしまうことがあります。
例えば、エアコンの風が直接当たる場所に設置してしまった場合、
- 空気の循環が悪くなったり
- 体調にも影響が出たり
します。
また先ほども触れましたが、室外機とエアコンの距離が遠すぎる場合も、配管の長さが長くなって冷暖房効果が低下してしまいます。
照明の邪魔になる
エアコンを設置する位置が照明の下になってしまった場合、照明の光がエアコンに反射してしまい
- 眩しい光が部屋中に反射したり
- 陰になって暗い部分ができたり
することがあります。
照明の位置も考慮するようにしましょう。
カーテンがカサカサ動く
エアコンの風が直接カーテンに当たってしまうと、カーテンがカサカサ動いてしまうことがあります。
虫かと思ったらカーテンが動いていた。みたいな状況が平気な人は気にしなくてもOKです。
カーテンレールと干渉してしまう
エアコンを設置する場所がカーテンレールの上になってしまった場合、カーテンレールと干渉してしまい、カーテンの開閉ができなくなってしまうことがあります。
そのため、エアコンを設置する場所付近にカーテンレールがないか、間取りを決める段階で検討しておきましょう。
窓と干渉してしまう
エアコンを窓の近くに設置してしまうと、窓を開けることができなくなってしまうことがあります。
また、窓の開閉時にエアコンの配管が邪魔になってしまうこともあります。
エアコンを設置したい場所が、窓と干渉する場所でないか事前に確認しましょう。
ちなみに、我が家は仮住まいに引っ越すときにエアコンを持って行ったのですが、見事に窓と干渉してつけたい位置にエアコンをつけられませんでした・・・夏だったのでまじで暑かった
エアコンがデザイン的に浮いてしまう
エアコンを設置する位置が悪いと、デザイン的に浮いてしまい、部屋の雰囲気を壊してしまうことがあります。
また、エアコンの色が壁や天井の色と合わない場合も、浮いてしまうことがあります。
例えばおしゃれなアクセントクロスを採用したいところに、シンプルな白物家電のエアコンを置くと、ちょっとアクセントクロスが勿体無いですよね・・・笑
エアコンを目立たせないためにできること
エアコンは快適な生活を送るために欠かせないものです。
ですが!先ほども少し触れましたが!
見た目があまりよくないことから、インテリアに馴染まないこともあります。たくさんあります・・・
そこで、エアコンを目立たせないためにできることをご紹介します。
エアコンを収納する
エアコンを壁面に収納することで、部屋のデザインを崩さずにエアコンを設置することができます。
また、エアコンを収納するための家具を使用することで、収納場所として活用することもできます。
おしゃれですが、当然費用はかかるので予算と相談ですね。
エアコンを天井に設置する
エアコンを天井に設置することで、部屋のスペースを取らずにエアコンを設置することができます。
また、天井に埋め込んだエアコンは、部屋全体を効率的に冷房することができるため、省エネにもつながります。
おしゃれだし、場所も取らないですが、もちろん費用は高額です!
全館空調にする
全館空調を導入することで、エアコンを各部屋に設置する必要がなくなり、部屋のデザインを崩すことがありません。
また、全館空調は、部屋ごとに温度調節ができるため、家族の好みに合わせて温度を調整することができます。
初期費用はかかりますが、一番スマートな見た目になりますね。
エアコンの位置の口コミ
2階のエアコンなんだけど、コンセントがエアコンの上に隠れるようにバッチリ設計してもらったのに、思いもよらぬ位置にエアコンが付いててダクトもコンセントも主張強すぎてウケる😇
— 久瀬いくみ (@kuzeikumi) August 26, 2022
いや、ウケ…ない…
泣ける#注文住宅 #新築 #失敗 pic.twitter.com/g5QYCi3AxF
エアコンの位置何故こっちにしなかったのかと後悔_( 」∠)_
— 御祇🌸朔 (@Sakuyuki96) October 28, 2017
そしてエアコンを買い換えたい pic.twitter.com/8wSFwweJpA
エアコンついた!この芋虫みたいなホースまじで後悔ポイントまっしぐら😭 コンセントの位置的にカバー付けられなかったんだ…………ずらしてもらえばよかった…………でも涼しい 助かった pic.twitter.com/FfReOAJiTH
— あさい (@assai_07) October 9, 2021
結構後悔している人も多いので、きちんと考えましょう!
エアコン配線を隠す方法
エアコンの取り付けにあたって、配線が壁面を走っていると、見た目が悪くなることがあります。
そこで、エアコン配線を隠す方法をいくつかご紹介します。
配線カバーを取り付ける
壁面に配線カバーを取り付けることで、配線を隠すことができます。
配線カバーは、DIYで取り付けることもできるため、簡単に取り入れることができます。
また、カバーの色やデザインを変えることで、インテリアとしても楽しむことができます。
壁面に埋め込む
壁面に配線を埋め込むことで、配線を完全に隠すことができます。
ただし、壁面に穴を開けたり、配線を通すために壁を削ったりするため、DIYでやるのはおすすめできません。
まとめ
以下は、今回解説したエアコンの取り付け位置に関するポイントのまとめです。
- エアコンの取り付け位置は、リビングや外観のデザインにも注意が必要。
- 風の流れにも注意が必要で、カーテンが動いたり、直接風が当たると不快感が生じる。
- 火災報知器から1.5メートル以上離そう!
- 室外機の位置や筋交(耐力壁)部分を事前に把握しておくことが重要。
- エアコンの下に家具を置かないこと、エアコンの周りに通気スペースを確保することも大切。
- キッチンは暑くなりやすいため、設置場所に注意することが必要。
- 広い空間には2台設置を検討することもあり。
- 配線の隠し方には、配線カバーや埋め込みなどがある。
- エアコンを目立たせない方法には、収納する方法や天井に設置する方法、全館空調にする方法がある。
エアコンは、もはや住宅に無くてはならない家電です。
新築後の後悔を少しでも減らせるように、エアコンの位置についてよく考えてみましょう。
よく考えればよかったね・・・
やばくなったら、すぐ消します。
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