新築時に、リビングと同じくらい大事なのがキッチン。
毎日使う場所だし、せっかくの新築なら少しでもいいキッチンにしたいですよね。
キッチンのメーカーを選ぶ前に、大事なのがどんなタイプのキッチンがあるか。
- 壁付けキッチン
- 対面式キッチン
- アイランドキッチン
などなど種類が豊富でどれがいいのか分からない・・・
そんなお悩みに「実際に壁付けキッチンもアイランドキッチンも使ったことのある我が家」がお答えします。
今回は、壁付けキッチンで後悔しないために
- 壁付けキッチンのメリット
- 壁付けキッチンのデメリット
- 壁付けキッチンと対面キッチンの比較
- 壁付けキッチンの間取りやレイアウト
- 壁付けキッチンの後悔や口コミ
- 壁付けキッチンをおすすめする人
をそれぞれ詳しく解説していきますね。
やばくなったら、すぐ消します。
壁付けキッチンのメリット
もちろん壁付けキッチンにはメリットがあります。
- 省スペース
- 配膳や片付けが楽
- ダイニングテーブルを調理台にできる
- 料理に集中できる
- 目の前に窓を設置できる
- コストも安め
それぞれ詳しく解説していきますね。
省スペース
まず、壁付けキッチンは他のキッチンのタイプと違って、壁に固定されているため省スペースです。
例えば、アイランドキッチンだと平均6畳と言われていますが、そのほかにも左右のスペースやカップボードなど、別途キッチンのためのスペースが必要です。
その点壁付けキッチンだと、左右のスペースは必要ない上に、アイランドキッチンと違ってキッチン上部に収納スペースを作れるので、省スペースになります。
配膳や片付けが楽
基本的に、壁付けキッチンの付近にダイニングテーブルを置くことになるため、料理を配膳したり片付けたりするのが非常に楽です。
現状、我が家はアイランドキッチンを採用していますが、配膳や片付けは昔壁付けキッチンを使っていた時の方が楽でした。
それもそのはず、配置の仕方にもよりますが、
- 「くるっ」と回ったら後ろにダイニングテーブルがあったり
- ちょっと動いたらダイニングテーブルがあったり
するわけです。
そりゃ楽ですよね。
また、キッチンの電源を使えたりするので、ホットプレートやIHをテーブル上で使いやすいメリットもありますね。
アイランドキッチンや対面キッチンだと、コンセントからの距離が遠いので、ダイニング用に別途コンセントを用意する必要があるかもしれません。
ダイニングテーブルを調理台にできる
配膳や片付けが楽なのとちょっと共通するのですが、ダイニングテーブルを調理台にすることもできます。
ダイニングテーブルが近くにあるので、
- 一時的にものを置いたり
- キッチンの調理台にものを置けないときにダイニングテーブルで調理したり
することもできます。
ダイニングテーブルを調理台にするかどうかは正直好き好きなので、もしかしたら嫌な人もいるかもしれませんが、いざという時にすぐ使えるのはメリットですよね。
料理に集中できる
対面キッチンやアイランドキッチンであればどうしても、リビングやダイニングの空間が見えてしまうため、気が散るケースもあります。
気になるテレビ番組がやっていて、それを見てたらハンバーグを焦がしてしまった・・・
みたいな経験がある人もいるかも。
少なくとも私はあります。
しかし、壁付けキッチンなら目の前には壁。調理に集中するしかありません。
調理が好きで、調理中に気が散るのが嫌な人にはぴったりですよ。
目の前に窓を設置できる
アイランドキッチンや対面キッチンだと、窓を設置することはどうしてもできませんが、壁付けキッチンなら窓を設置できます。目の前の壁に。
何がいいの?
と思うかもしれませんが、部屋の換気が非常にしやすくなります。
特にキッチンはニオイが気になりやすい場所。
換気扇でもキッチン全体のにおいは飛ばせませんよね。
そこで、ちょっと寒いかもしれませんが窓を開けることで、効率的に換気ができるようになります。
ほかにも、窓の外の景色を見ながら調理ができるのもメリットですよね。
コストも安め
壁付けキッチンは、アイランドキッチンや対面キッチンと比べてコストが安めです。
安いというか、通常の設備だと壁付けキッチンが標準で、アイランドや対面がオプション品になるメーカーが多いです。
そのため、オプション費用を抑えられるメリットもあります。
とはいえ
標準品のキッチンで大丈夫かな
という不安もあるかもしれません。
ですが、現状各ハウスメーカーが標準で準備しているような、リクシル、クリナップ、タカラスタンダードあたりのキッチンはハズレがないため、「そこまでキッチンにこだわらないかな」という人であれば標準の壁付けキッチンでも全く問題ないです。
壁付けキッチンのデメリット
省スペースだし、安いし、めっちゃ便利じゃん!と思いますよね。
もちろんデメリットもありますよ。
デメリットがなかったら我が家も新築時アイランドキッチンにはしなかったと思います。
- リビングからキッチンが丸見え
- 調理中にリビングの様子が見えない
- 収納スペースが少ない
- 窓がないと暗い
- ベビーゲートを取り付けづらい
詳しく解説していきますね。
リビングからキッチンが丸見え
まず、リビングからキッチンが丸見えになります。
?別に見えてもいいじゃん。
と思う方は多分壁付けキッチンでOKです。いい家づくりを!(笑)
というのも、来客時にキッチンに立っていた場合、後ろから見られることになるんですよね。
調理しているのを他人に後ろから見られるのって、あまりいい気持ちはしないです。
また、調理していなくても、きっちり収納しないとキッチンって生活感がかなり出るので、ちょっと恥ずかしいんですよね。
調理中にリビングの様子が見えない
リビングからキッチンは丸見えなんですけど、調理中はキッチンからリビングは見えません。
そのため、小さなお子さんがいる方は要注意。
- 気づかないうちにおもちゃを誤飲した
- 気づかないうちにどこかに行った
- 気づかないうちに怪我をしてしまった
みたいなことが起こりかねないです。
また、コミュニケーションを取りながら調理するのが難しいので、良くいえば集中できるのですが、悪く言えば寂しいんですよね。
我が家がアイランドキッチンを選んだのは、ほぼここが理由です。
収納スペースが少ない
壁付けキッチンはどうしても省スペースなこともあり、収納スペースも少なめです。
とはいえ、キッチン自体の収納はどのタイプも大差ないです。
そのため、キッチンの他に収納用の設備(カップボードなど)は用意する必要が出てきます。
ミニマリストの人はキッチンだけで十分かも。
窓がないと暗い
目の前に窓を取り付けると、換気もできるし景色も見えます。という話をしましたが、窓がないとめちゃくちゃ暗いです。
対面キッチンやアイランドキッチンと違って、壁付けキッチンは基本的に光を背中側にしますから、電気をつけても自分の体が影になって手元が見えづらかったりするんですよね。
そのため、キッチン側でも窓や光を用意しないと、かなり暗めです。
ベビーゲートを取り付けづらい
子育て世帯にはかなり重要なポイントなのですが、壁付けキッチンもベビーゲートを取り付けづらいです。
対面式で、片側からしか進入できないケースならこのようにベビーゲートを取り付けやすいんですけどね・・・
取り付けができない場合は、ベビーサークルの中で遊んでてもらうのがベストだと思っています。
壁付けキッチンと対面キッチンの比較
それでは壁付けキッチンと対面キッチンを比較していきましょう。
どちらも良いところと悪いところがあります。当然ですね。
生活環境と照らし合わせて、自分に合う方をチョイスしましょう。
コミュニケーションの取りやすさは対面キッチン
まず、コミュニケーションの取りやすさは圧倒的に対面キッチンです。
リビングに背を向けることがないので、
- お子さんが遊んでいる間も、安心して目を離さずに調理をしたり
- カウンターに座った家族や友人と話しながら楽しく調理をしたり
ができます。
また、テレビを見ながら調理や作業ができるのもポイントですね。
壁付けだとなかなかそうはいかないので、コミュニケーションを大事にしたい人は対面の方がおすすめです。
調理に集中できるのは壁付けキッチン
一方、集中して調理できるのは壁付けキッチン。
新築の段階で、
- お子さんがもう大きかったり
- 集中して調理をしたりしたい
という人は壁付けの方が圧倒的におすすめ。
仕事とかもそうですけど、一人で黙々作業した方がはかどるようなタイプの人は、壁付けの方がいいかもしれませんね。
収納スペースは工夫次第
収納スペースに関しては、どちらも工夫次第です。
キッチンそのものの収納は変わりませんが、
- 壁付けキッチンだとキッチン上部に収納が置けたり
- 対面やアイランドキッチンだと調理場の背面にカップボードが置けたり
します。
そのため、自分の調理方法や調理器具の量、食器の量などに合わせて選択できると良いです。
コストは壁付けキッチン
一般的には、壁付けキッチンの方がコストは抑えられます。
とはいえ、標準品でない壁付けキッチンにすると、結局オプション費用がかかってくるので、
「標準品を選ぶのであれば」壁付けキッチンの方がコストが安いというイメージですね。
我が家は、標準品+30万円ほどの追加費用でアイランドキッチンにしましたが、そこまでする価値を感じない方は壁付けの標準品でも後悔することはないかな、と思います。
壁付けキッチンの間取りやレイアウトの事例
L字の部分全てが壁付けになっていてスッキリしていますね。
吊戸棚もあるので収納スペースもたっぷりです。
リビング側から見ると超スッキリしてて一瞬わかりませんね。笑
ただ、似たような間取りに住んでいたこともあるのですが、窓からも照明からも遠いので、このタイプだと手元が暗いかもしれません。
縦長のリビングで壁付けキッチンを採用すると、スペースを有効的に使えますね。
限られたスペースでなるべく広いリビングを採用したい人が、壁付けキッチンで成功しているような印象です。
壁付けキッチンの後悔や評判など!
うち対面やなて壁付けキッチンなんやけど、対面キッチンの部屋に引っ越したいほど参ってる
— まつ🙋♀️小まつ👶1y6m (@MatsuMataaka) October 31, 2022
ゴミ箱漁る、ウォーターバー触りまくる、炊飯器すら落としそう、コンロを押したときは怒鳴ってしまった…
うち壁付けキッチンなんやけど、最近息子がキッチンに興味を持ち出して危ないんよね…
— ちぃ茶漬け☺︎2y🐘&10m🐘No war (@3088osk___) January 19, 2021
壁付けやからベビーゲートもなかなか良いのないし、壁付けキッチンのおうちに住まれてる方どんな風に対策してるんですか?😢😢😢
小さいお子さんがいると、ベビーゲートを取り付けづらいのは結構死活問題かも・・・
我が家はベビーサークル使ってました。
カウンターキッチンの家に住んで10年くらいだけどやっぱり私壁付けキッチンが好きだ… コロナ禍前に実家の壁付けキッチン使って料理した時実感したけど本当に気持ちよく作業できた 小学校のそばに越したいけど壁付けキッチンの物件少ないなあ… そんなみんなカウンターキッチンうまくつかえてるの…?
— さん (3_3) (@6_373) October 7, 2021
壁つけキッチンの方が作業に集中できるってのはよく言われていますね。
個人的には壁付けキッチン大好きなんですが、なんで世の中でこんなにディスられてるんだろう…。ダイニングテーブルを作業台にできるし、配膳楽だし、省スペースなのに…。
— らっぱむし (@hound_of_spring) January 25, 2023
私も壁付けキッチン魅力的だと思いますけどね・・・
我が家は壁付けキッチンにしました。
— かなか▷ (@kurashikk) January 19, 2023
部屋を広く使いたいのもあるけど、
生活感があるかんじもわりと好きなので🙆
綺麗に使う気にもなるといいな
生活感ある感じが好きな人には壁付けキッチンぴったりですね!
壁付けキッチンをおすすめする人の特徴
次に、壁付けキッチンをおすすめする人の特徴を紹介します。
もちろん人それぞれ好みはあるので一概には言えないですが、こういうタイプの人だと失敗しにくい、ぐらいに思ってもらえると嬉しいです。
キッチン作業に集中したい人
何度も言うように、壁付けキッチンは集中して調理ができます。
そのため、キッチン作業に集中したい人には壁付けの方がおすすめです。
逆に、コミュニケーションを取りながら作業をしたい人は、いちいち振り返らないといけないので、対面の方が良いですね。
キッチンにコストをそこまでかけたくない人
先ほど我が家のアイランドキッチンの追加費用が、+30万円ほどだった話をしましたが、それだけかける価値を感じない人は壁付けの標準品で良いと思います。
極端な話ですが、「キッチンは料理ができて最低限収納があれば別にいいよ」という人であれば、何十万円もかけてわざわざ変更するほどの差はないです。
もちろんコストをかければかけるだけ、便利になったりオシャレになったりはしますが、人それぞれ価値の感じ方は違いますからね。
キッチンは標準にして、別の間取りにこだわるという選択肢も普通に良いですよね。
リビングやダイニングを広く取りたい人
また、限られた空間の中で、リビングやダイニングを少しでも広く取りたい人は、壁付けキッチンの方が良いですね。
対面やアイランドにすると、どうしても壁付けキッチンよりも大きなスペースを必要とします。
LDKを広くできる人はいいですが、そうでない人は、「リビングやダイニングを削るか」「キッチンを削るか」選ばないといけなくなります。
その場合、リビングやダイニングを削っても良い人は対面を選びやすいですし、キッチンを削れる人は壁付けを選びやすいですね。
まとめ
【メリット】
- 省スペース
- 配膳や片付けが楽
- ダイニングテーブルを調理台にできる
- 料理に集中できる
- 目の前に窓を設置できる
- コストが安い
【デメリット】
- リビングからキッチンが丸見え
- 調理中にリビングの様子が見えない
- 収納スペースが少ない
- 窓がないと暗い
- ベビーゲートを取り付けづらい
【対面式キッチンとの比較】
- コミュニケーションの取りやすさは対面式キッチン
- 調理に集中できるのは壁付けキッチン
- 収納スペースは工夫次第
- コストは壁付けキッチン
【おすすめする人の特徴】
- キッチン作業に集中したい人
- キッチンにコストをそこまでかけたくない人
- リビングやダイニングを広く取りたい人
やばくなったら、すぐ消します。
やばくなったら、すぐ消します。
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