家づくりをするにしても、リフォームをするにしても、かなり重要な「収納スペース」
納戸とパントリーって何が違うの?
納戸、パントリーどっちを選べば良いかな?
一つの収納を、納戸&パントリーとして使えないの?
そんなお悩みを解決します。
我が家は、二世帯住宅を建てたのですが、子世帯(私たち)は納戸を、親世帯はパントリーを採用しました。
また、親世帯ではパントリーをうまく納戸的にも使っています。
新築やリフォームを成功させるために最も重要といっても過言ではない収納スペース。
後悔のない空間を作るために、少しだけ読んでみてください。
やばくなったら、すぐ消します。
納戸とパントリーの違い
そもそも納戸もパントリーも、家づくりをしてみるまで名前を知らないことは多いと思います。(私だけ?)
それぞれ分かりやすく解説していきますね。知っている人は飛ばしちゃってください。
納戸の定義と特徴
納戸とは、古くから日本の住宅に存在する、主に衣類や日用品を収納するための部屋です。
多くの場合、押入れとして使われ、扉を開けると棚や引き出しがあることが特徴ですね。
使わないものや季節品をしまっておくのに便利です。
パントリーの定義と特徴
一方、パントリーはキッチンに近い場所に設置される食品や調理器具を収納するためのスペースです。
オープンな棚や引き出しを持つことが多く、食材や食器がすぐに取り出せる使い勝手の良さが魅力です。
用途とスペースの違い
納戸とパントリーの大きな違いは、用途と設置場所にあります。
納戸は衣類や日用品など幅広いものを収納するのに対し、パントリーは主に食品や調理器具を収納することが目的。
また、納戸は家の中のいろいろな場所に設置されることがありますが、パントリーはキッチン付近に設置されることが一般的ですね。
納戸のメリット・デメリット
俗に言う「押入れ」が納戸ですが、そんな納戸のメリットとデメリットを見ていきましょう。
納戸のメリット:収納力
納戸の大きなメリットは、収納力です。
衣類や日用品をたくさん収納できるため、家の中がすっきりと整理整頓されます。
特に、押入れタイプの納戸は、扉を閉めれば目に見えないため、部屋が散らかって見えることがありません。
一部屋丸々収納に使えるので、とりあえず何かを押し込んでおけるのもポイントですよ。(我が家の使い方です)
納戸のメリット:プライバシー
納戸が提供するプライバシーも大きなメリットです。扉を閉めれば中身が見えないため、個人的な品物や書類などを安心して収納できます。
また、来客時にも気になる物が見えず、心置きなくお客様を迎えられますね。
我が家も来客時に隠したいものを納戸にとにかく押し込んでいます。笑
納戸のメリット:デザイン性
納戸は多様なデザインがあり、おしゃれなインテリアとしても楽しめます。
扉のデザインや素材、内装などを工夫することで、将来的に部屋として使う場合も便利ですよ。
納戸のデメリット:スペース利用の限界
一方、納戸のデメリットはスペースの利用に限界があることです。
押入れタイプの納戸は奥行きがあるため、奥にある物が取り出しにくくなることがあります。
また、納戸に物を詰め込みすぎると、収納物の整理が難しくなり、無駄なスペースが生まれることもあります。
パントリーのメリット・デメリット
では一方、キッチン近くに置かれがちなパントリーですが、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
パントリーのメリット:使い勝手
パントリーの最大のメリットは、使い勝手の良さです。
キッチン近くに設置されることが多いため、食材や調理器具をすぐに取り出せます。
また、オープンな棚や引き出しにより、一目で中身がわかり、整理整頓もしやすいですね。
パントリーのメリット:効率的な収納
パントリーは食品や調理器具専用の収納スペースであるため、効率的に収納できます。
独自の整理方法を取り入れることで、さらに使い勝手が向上し、調理や食材管理がスムーズになります。
また、必要なものがすぐに手に取れるため、キッチンの作業効率もアップします。
パントリーのメリット:独立性
パントリーがキッチンから独立している場合、キッチンが散らかることを防げるのもメリットです。
食材や調理器具をパントリーに収納しておけば、キッチンのスペースを有効活用でき、作業スペースが広がりますね。
パントリーのデメリット:設置場所の制限
パントリーのデメリットは、設置場所の制限です。
キッチン近くに設置する必要があるため、住宅の間取りやスペースによっては、設置が難しいこともあります。
また、パントリー専用のスペースを確保するため、他の部屋のスペースが犠牲になることも。
納戸とパントリーを合体させる使い方もあり
納戸もパントリーもそれぞれメリット・デメリットがありますが、うまく使えばメリットを両立させることもできます。
我が家の親世帯では、パントリーを採用したのですが、納戸としても使えています。
具体的には、
一つの空間を、納戸部分とパントリー部分に分ける
と言う方法をとっています。
とはいえ、キッチン周りのものや、全ての荷物を一つの空間に置いておくのは現実的ではありません。
そのため、階段下やキッチンの収納も使いつつ、一部パントリーに収納しています。
もしパントリーとしてかなり大きなスペースを取れるのであれば、すべての荷物を一箇所に集めることもできるかもしれませんね。
我が家の後悔:パントリーを作ればよかった。だってコストは・・・
そして、我が家はパントリーを作らなかったことを後悔しています。
先ほどの例は親世帯の話だったのですが、親世帯がパントリーを使っているのを見るとかなり便利そうです。
コストはどうなのか
納戸とパントリーを合体させた空間を作るためには、コストは当然1.5倍~2倍くらいかかります。
とはいえ、収納スペースを確保できるうえに、家事動線も良くなることを考えると、ほかの部分を削ってでも作れば良かったな~と感じています。
なぜパントリーが必要だったのか
我が家のキッチンの収納は、キッチン収納とカップボードです。
正直、十分といえば十分ではあります。
ですが、アイランドキッチンを採用したので、どこからでもキッチンに侵入できる結果、子供達がイタズラするのです・・・
もしパントリーがあれば、触って欲しくないものだけでもパントリーに置いて、ベビーゲートをつけておけば安心できただろうな、と思います。
パントリーの代替案と失敗
大掛かりなリフォームをしないと、パントリーはもう使えません。
ということで、子供達のイタズラ対策に我が家が使っているのが
- ニッチ
- カップボードの追加棚
です。
どちらも子供達の手の届かない高さにあるので、触られたくないものを一時的に保管しておくにはピッタリ。
しかし、収納スペースには限界があるので、パントリーがあるに越したことはないですね。
納戸がおすすめな人・パントリーがおすすめな人
先ほど、大きなパントリーを採用すれば、納戸としても使えないことはない、というお話をしました。
ですが、基本的にはどちらか一方を選ぶのをおすすめします。
理由としては、間取りには限りがあるので「収納のためだけの部屋」を広げるくらいなら、色々な部屋に少しずつ収納は設けておいた方が便利だからです。
そのため、ここではどちらか一方を選ぶ前提でお話していきますね。
そんな中、納戸がおすすめな人・パントリーがおすすめな人はどんな人なのでしょうか。
納戸がおすすめな人
納戸を選ぶべき人は、こんな人。
- 将来的に部屋にしたい人
- 家族の人数が多い人
- スポーツをやる人
納戸と違いパントリーはキッチン横のスペースなので、なかなか将来的に部屋にするのは難しいです。
また、家族の人数が多ければ収納はたくさん必要。
他にもスポーツをやる人であれば収納は多いに越したことがないですね。
パントリーがおすすめな人
一方、パントリーを選ぶべき人はこんな人。
- キッチンをたくさん使いたい人
- 食べ盛りの子供がいる人
納戸に比べると、キッチンを多く使う人にパントリーはおすすめです。
料理が好きな人や、調理用品をたくさん持っている人には納戸よりもパントリーがもってこいですね。
個人的には、小さくてもパントリーのスペースがあればかなり便利だと思います。
まとめ
- 納戸のメリット・デメリット
- パントリーのメリット・デメリット
- 納戸とパントリーを両立させる方法
- それぞれをおすすめする人
についてお話してきました。
それぞれの生活によって、選ぶべき収納は変わってきます。
ですが、どちらかの収納があればかなり心強いですよ。
もちろん、大きな違いってキッチンへの距離くらいのものなので、
- 納戸として作った空間をパントリーとして使ったり
- パントリーとして作った空間を納戸として使ったり
しても良いのです。
やばくなったら、すぐ消します。
おまけ:新築の収納で絶対に後悔・失敗しないためには?
- 事例をたくさん見る。
- プロの意見を聞く。
この2つのステップを踏むだけで、納戸やパントリーで失敗したり後悔したりする可能性は圧倒的に減ります。
便利なことに、どっちも簡単にできます。
3000万円もかけたのに、後悔してマイホームブルー・・・
みたいな状況を避けたい人は、とりあえずやっておきましょうね。
事例をたくさん見る
事例をたくさん見るというとなんか仕事っぽくて嫌ですが
先に家を建てた人たちの成功事例や失敗事例を見ましょう。
ということです。
めんどくさい・・・
と思うかもしれませんが、タウンライフやハウジングバザールを使えば、ほんの数分で興味のあるメーカーに一発で資料請求できちゃいます。もちろん無料です。
もっといい間取りにできたんじゃないか・・・
と新築後に後悔しないためにも、必ず資料は集めて読みましょう。
プロの意見を聞く
何千万円もするような買い物です。
仕事で何千万円もするものを買うときは、くまなくカタログをチェックして実際にものを見に行って、何人ものハンコをもらってやっと買いますよね。
でもなぜか家づくりだと「なんとなく」建てちゃう人が後を立ちません。
そうしないためにも、せめてプロの意見を聞いておいてください。
実は、タウンライフやハウジングバザールでは、要望を詳しく記入するとハウスメーカーや工務店からプロ目線で間取りプランをもらうことができます。
基本的には簡易的なプランですが、家づくり初心者の人は驚くような間取りがたくさん。
また、ココナラでは設計士や建築士の方による間取り診断があります。
今の間取りで後悔しないかな、進めちゃっていいかな・・・
という不安を解消するためにも、第三者でプロである人の意見を聞いてみましょう。
こちらは無料ではなく、5000円〜10000円程度が相場です。
でも、家づくりで後悔して数千万円無駄にするのに比べたら無料みたいなものですね。
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