旗竿地に住んで30年。旗竿地が恥ずかしいなんて思ったこともありませんでしたが・・・
何気なく検索窓に「旗竿地」と入れると「旗竿地 恥ずかしい」とか「旗竿地 最悪」とかいうサジェストがありました。
旗竿地に住んでもいない人にこき下ろされていて悲しくなったので、旗竿地に30年住んでいる上に旗竿地で家を建て替えた私が
- デメリット
- メリット
- これから選ぶ場合の注意点
- おすすめする人
というテーマで徹底的に解説していきます。
ちなみに、30年住んでいて思うことは「普通にコスパ最高」です。
持ってますか?
家づくりの闇について触れてみました。
いずれ消されると思うので、
実質期間限定です。
5分もかからずに読み終わるので、
本気で良い家を作りたい人だけ
読んでみてください。
【最悪?】旗竿地に実際に30年住んでいて気がついたデメリット9選
そもそも旗竿地ってこんな土地です。
デメリットはこんな感じ。
- 車の入れ替えが大変
- 解体や建て替えがしにくい、できない可能性も
- 希望のHMや工務店で建てられないことも???
- 雪寄せは大変
- 水道の引き込み費用が追加でかかることもある
- 電気の中継ポールを建てる必要も・・・
- 風水的にはあまりよろしくない
- 郵便ポストまでの距離
- 家の全体の写真は撮りにくい
それぞれ解説していきます。
車の入れ替えが大変
旗竿地の駐車場は、どうしても道路に面していないため、使えるスペースが限られます。
車を入れ替えるのは正直大変です。
また、車種によっては幅の都合で敷地に入って来づらい場合もあります。(でかいミニバンやトラックなんかは難しい)
今後大きい車を選ぶのは難しいかも・・・
解体や建て替えがしにくい、できない可能性も
旗竿地の場合、周囲の建物や道路との距離が近いため、解体や建て替えの際には周りに支障が出ることもあります。
また、重機が入ってこれないくらい狭い間口だと、
・「手壊し」が発生したり
・建築材の運搬が大変になったり
するので、解体費用や建築費用が高くなりがちです。
業者によっては解体ができないケースもあります。
希望のHMや工務店で建てられないことも???
ハウスメーカーや工務店によっては、旗竿地での建築を行なっていないところもあるようです。
幸い我が家は普通に建て替えができましたが、「この土地だと難しい業者さんもあるかも」と担当者さんが言っていました。
無事に建てられてホッとしています
雪寄せは大変
旗竿地の雪寄せは過酷です。
竿の部分(通路部分)の雪をきちんと全部寄せないと車の出入りや人の出入りができないため、普通の土地よりも寄せないといけない雪が多いです。
また、雪を捨てる場所(貯める場所)の問題もあるので、雪国の場合はなるべく広めの土地にしたいところですね。
水道の引き込み費用が追加でかかることもある
旗竿地は、道路に面していないため、水道管を引き込む費用が高額になることがあります。
水道管を引き込む場所や方法によっては、費用を抑えることができる場合もあるのですが、普通の土地よりは費用が高くなりやすいです。
ちなみに我が家は追加で30万円ほどかかりました。
電気の中継ポールを建てる必要も・・・
旗竿地は、水道と同様に電線からも遠いので、場合によっては中継ポールが必要です。
中継ポールは、費用がかかるだけでなく、見た目的にもちょっとださいです。
我が家は数十年前の段階で中継ポールを建てていたので、建て替え時には特に費用はかかりませんでした。
風水的にはあまりよろしくない
旗竿地は、風水的にはあまり良くないとされています。
特に、正面が道路に面していないため、建物のエネルギーが外に逃げやすく、運気が悪くなる可能性があるようです。
そのため気になる人は、建築時に風水に配慮した設計を行うことが大切です。
例えば、正面にあたる部分に目隠しの壁を設置したり、建物の形状を工夫したりすることで、風水的に良いバランスを取ることができます。
ちなみに、実感したことは一回もないです。
郵便ポストまでの距離
郵便ポストを間口の入り口の方(道路側)に設置すると、郵便物を取りに行くのが大変です。
雨の日や雪の日のことを考えると玄関横に設置するのがおすすめですが、配達業者さんは大変ですよね・・・
せめてもの罪滅ぼしで、配達業者さんにはいつも感謝の言葉を伝えています・・・
家の全体の写真は撮りにくい
新築時に感じたのですが、旗竿地は周りを住宅に囲まれています。
そのため、周囲の住宅のプライバシーを考えると、家の全体像の写真は撮りにくかったですね。
また、遠くから写真を撮ろうとすると人の敷地に入ってしまうので、せっかくの新築時に全体像の写真を撮りにくいのはデメリットかもです。
我が家の場合は親戚の家があるので、そこの庭から撮らせてもらったよ。
旗竿地の住宅に住んでみて感じたメリット9選
デメリットを紹介してきた旗竿地ですが、それでも30年住み続けるメリットがあります。
- 周りを気にせずに庭で遊べる
- カーテンを開けても大丈夫!
- 防犯性に優れている
- 静かに暮らせる
- 良い土地30%OFF
- 固定資産税も安い
- 子供が道路に飛び出せない
- 吹き抜けや天窓を取り入れやすい
- 一般的には台風や強風の被害が少ない
周りを気にせず庭で遊べる
旗竿地は、周囲の建物からの視線を気にせず、庭での遊びを楽しむことができます。
また、道路に面していないので庭のメンテナンスもしやすいです。
庭でのバーベキューや家庭菜園など、自分たちだけのスペースを楽しむことができますね。
カーテンを開けてても大丈夫!
また、建物が道路から奥まっているため、カーテンを開けていても、プライバシーが守られます。
また、窓を開け放していても、周囲の騒音が少なく、快適に過ごすことができます。
確かに人の視線を感じたことは全然ないね
防犯性に優れている
旗竿地は、不審な人物が近づいてくることも少なく、防犯性に優れています。
また、建物周辺に防犯カメラを設置することで、さらに安心して生活することができます。
泥棒じゃないので分からないですが、道路に面してる方が犯行に及びやすそうですね。
静かに暮らせる
旗竿地は、建物が道路から奥まっているため、周囲の騒音が少ない傾向があります。
また、建物の形状や周囲の環境によっては、さらに静かな環境での生活を楽しむことができます。
静かな環境で過ごすことができるため、リラックスした生活を送ることができます。
良い土地30%OFF!
旗竿地は、ぶっちゃけあまり人気がないため、安いです。
同じような立地でも、旗竿地というだけで30%くらい安い土地もあります。
購入時には、価格だけでなく、周囲の環境や利便性もしっかりと確認しておくことが大切ですが、30%安いのは魅力的ですよね。
我が家は新たに購入した土地じゃなかったけど、30%も安いなら普通に選択肢に入るね
固定資産税が安い!
旗竿地は購入価格が安いということは、もちろん固定資産税も安くなります。
毎年かかってくるものなので、旗竿地での暮らしにデメリットを感じない人はお得ですね。
子供が道路に飛び出せない
旗竿地は、道路に面していないため、子供が道路に飛び出すことがありません。
また、建物が道路から奥まっているため、通りすがりの車からの視線も気にする必要がありません。
子供たちが安全に遊べる環境が整っています。
道路を気にしなくていいのはかなりメリットだと思います
吹き抜けや天窓、2階リビングを取り入れやすい
旗竿地は、基本的に周囲からの視線を気にする必要がありません。
そのため、吹き抜けや天窓、2階リビングなど、開放的なデザインを住宅に取り入れやすく、家族が快適に過ごせる空間を作ることができます。
また、建物が道路から奥まっているため、建物自体の高さを上げることもでき、より広々とした空間を作ることができます。
我が家も周囲の家より高さがあるので、見晴らしがいいですよ
一般的には台風や強風の被害が少ない(?)
旗竿地は、一般的には台風や強風の被害が少ない傾向があります。
周囲の建物によって風を遮ることができるからです。
とはいえ、我が家は銅板の屋根が飛ばされているので、吹雪には要注意です。
旗竿地のについての口コミ
びっくりするほど安くなる
旗竿地ってだけでびっくりするほど安くなるなー。再建不可なわけでもないのに。
— Li (@xswxsw0088) January 25, 2023
↑駅徒歩13分の整形地
↓同じ駅徒歩5分の旗竿地 pic.twitter.com/3OjebiA5NR
3割どころじゃないくらい安いですね・・・笑
絶対嫌だ・・・
こういう強欲な分譲の仕方
— こしあん (@koshian0505) August 23, 2021
ほんまやめて欲しい。
元々は庭付き一戸建てやで、ここ。
しかも建築条件付き土地で1800万円〜2300万円って、ぼったくりもいいとこやんけ笑
宅地4,5の旗竿地はぜったい嫌だ。。 pic.twitter.com/E4kMyZ5Qb3
確かに、値段がそんなに変わらなくてこの形状なら、わざわざ旗竿地は選ばないかも・・・笑
解体は高いけど・・・
旗竿地の解体は、主に手壊しとなり費用もかさみます。
— 株式会社マトイ (@goodworker0101) March 7, 2022
ただ、なんとか安くやる方法を模索するのも解体会社の仕事なのだと思います。#解体 #旗竿地 pic.twitter.com/9rqMQTBw0v
頼もしいですね!我が家も解体業者さんには感謝しています。
最悪な土地条件でも、建て方次第!
うち、8軒家が隣接する旗竿地に建つ建売なんですけど
— とも*家づくり×オンライン建築士 (@tomo_pers) September 15, 2022
これだけ聞いたら最悪な土地条件じゃないですか…
でも2階は日当たり良くて、3階からは先日遠くの花火大会も見えました。
敷地を活かした家づくりが大切。 pic.twitter.com/YbkceILx9M
旗竿地の新築では、いい提案や設計ができる会社と巡り合えるかが大事ですね。
ちなみに、タウンライフ家づくりというサービスを使えば、完全無料で家にいるまま間取り提案がもらえます。
旗竿地を購入する際の後悔しないための注意点7選
これから旗竿地を購入しよう!と思うなら、ポイントを押さえないと後悔しちゃいます。
ここではそのポイントを7つ紹介していきますね。
- 隣人は大丈夫?
- 間口は3m以上
- 立地条件を必ずチェック
- 見積もりを比較して、適正価格を知る
- HMや工務店で建築可能かチェック
- 電気の中継ポールが必要かチェック
- 将来建て替え・解体・リフォームはできるか?
詳しく解説していきます。
隣人は大丈夫?
旗竿地を購入したい方は、もう旗竿地の良さはバッチリ分かっていると思います。
そこで考えておきたいのが、隣人問題。
通常の土地よりも隣人の数は減るとはいえ、やばいやつが隣に住んでいたら嫌ですよね・・・
ということで、プロに隣人調査を頼めるトナリスクというサービスを紹介しているので、気が向いたら読んでみてくださいね。
使い勝手を考慮して、3m以上の間口を選ぶこと
旗竿地だと、建物にアクセスするための道路幅が狭くなることがあります。
そのため、車の出し入れや、荷物の運搬などが大変になることがあります。
間口が狭すぎると、そもそも建築ができなかったり、駐車が難しくなったりするので要注意です。
我が家も解体や建築の時結構ギリギリでした。ちなみに間口3mくらいです。
隣人との距離や立地条件を必ずチェックすること
旗竿地は、周囲の土地と接しているため、隣人との距離や立地条件が住み心地に大きく影響します。
隣地との距離が近すぎる場合、プライバシーや日当たりなどに影響が出ることもあるため、注意が必要です。
また、建物周辺の環境や交通事情なども確認することで、より快適な生活を送ることができます。
複数の見積もりを比較して、適正価格を知ること
旗竿地の価格は、立地条件や土地の広さ、周囲の環境などによって大きく異なります。
そのため、購入前に複数の不動産業者から見積もりを取り、適正価格を知ることが大切です。
また、価格だけじゃなく土地の状態や近隣の環境を含めて、総合的に判断するようにしましょう。
ハウスメーカー・工務店で建てられるかを確認すること
旗竿地は、形状や立地条件などが特殊であるため、希望するハウスメーカーや工務店で建てられない場合があります。
そのため、購入前に建築可能かどうかを確認することが大切です。
せっかく土地を買ったのに、意中のハウスメーカーで建てられないということを防ぐためにも、事前にハウスメーカーに聞いてみると良いです。
電気の中継ポールや水道の延長が必要かどうか事前に確認すること
先ほども触れましたが、旗竿地だと電気や水道を通すのに中継が必要になることがあります。
そのため、電気の中継ポールや水道の延長が必要かどうか事前に確認することが大切です。
また、中継ポールの設置や水道の延長には費用がかかるため、必要であれば余裕を持った予算を組みましょう。
将来的な解体や建て替え・リフォームが可能かどうか確認すること
新築をする予定であれば問題はありませんが、もし旗竿地の中古住宅を購入するのであれば将来建て替えたりリフォームしたりする際に、できるかどうかは検討しておくべきです。
家には寿命があるので、いずれ手を加えなければいけません。
その時に、間口が狭すぎて施工できないようであれば、かえって高上がりになってしまうかもです。
旗竿地がおすすめな人のタイプ
メリットやデメリット、注意点を踏まえて旗竿地をおすすめしたい人はこんな人たちです。
- 静かに暮らしたい人
- 外で洗濯物を干さない人
- 土地よりも家やデザインにお金をかけたい人
それぞれ解説していきますね。
静かに暮らしたい人
まず、静かな環境で暮らしたい人には旗竿地はピッタリです。
道路からの距離があるので、車の騒音や人が歩く音が気になりません。
また、メリットでも触れましたが道路からの距離が遠いことによって家族の安全も確保されるので、穏やかに暮らすにはもってこいですね。
外で洗濯物を干さない人
台風や強風の時に被害が少ない代わりに、旗竿地は風通しがよくありません。
そのため、そもそも洗濯物は乾燥機や浴室乾燥を使うつもり、という人は旗竿地でもまったく問題なく暮らすことができます。
我が家も、ドラム式洗濯機を導入したのでこの辺はかなり快適です。
土地よりも家やデザインにお金をかけたい人
メリットでも触れましたが旗竿地は安いです。
家づくり全体の予算のうち、土地にかかる予算を減らせるので、「家そのもの」にかけられるお金が増えます。
とはいえ、電気の中継ポールや水道の延長、間口が狭いことによる追加の工事費用などがかかることもあるので、事前にきちんとチェックしましょうね。
まとめ
旗竿地のデメリットまとめ
- 車の入れ替えが大変
- 解体や建て替えがしにくい、できない可能性も
- 希望のHMや工務店で建てられないことも???
- 雪寄せは大変
- 水道の引き込み費用が追加でかかることもある
- 電気の中継ポールを建てる必要も・・・
- 風水的にはあまりよろしくない
- 郵便ポストまでの距離
- 家の全体の写真は撮りにくい
旗竿地のメリットまとめ
- 周りを気にせずに庭で遊べる
- カーテンを開けても大丈夫!
- 防犯性に優れている
- 静かに暮らせる
- 良い土地30%OFF
- 固定資産税も安い
- 子供が道路に飛び出せない
- 吹き抜けや天窓を取り入れやすい
- 一般的には台風や強風の被害が少ない
旗竿地の購入時の注意点まとめ
- 隣人は大丈夫?
- 間口は3m以上
- 立地条件を必ずチェック
- 見積もりを比較して、適正価格を知る
- HMや工務店で建築可能かチェック
- 電気の中継ポールが必要かチェック
- 将来建て替え・解体・リフォームはできるか?
旗竿地がおすすめな人まとめ
- 静かに暮らしたい人
- 外で洗濯物を干さない人
- 土地よりも家やデザインにお金をかけたい人
旗竿地は全然恥ずかしくないし、ちょっと不便な部分もあるけど、それ以上にコスパに優れた土地です。
新築時に土地で迷うなら、コスパ最強の旗竿地も候補に入れてあげてください。お願いします。。。
持ってますか?
家づくりの闇について触れてみました。
いずれ消されると思うので、
実質期間限定です。
5分もかからずに読み終わるので、
本気で良い家を作りたい人だけ
読んでみてください。
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