ミサワホームも候補に入れたいんだけど、標準仕様が分からないな
ミサワホームの家づくりって、どんな特徴があるんだろう
そんな悩みに答えます。
ミサワホームは、1967年に設立され、高品質な家づくりを始めさまざまな建物に携わっているハウスメーカー。
誰もが知る大手ハウスメーカーだけあって、住宅の品質以外にも、SDGsや安全といった部分にも力を入れた家づくりをしています。
展示場でも「ミッフィー」を起用することで、インパクトがあるのが特徴。
今回は、ミサワホームで家づくりをする場合の標準仕様について、徹底的に解説していきますね。
また、「標準仕様」は店舗や営業マンによっても変わります。
正確な情報を提供するように細心の注意を払ってはいますが、どうしても正確な情報が気になる場合は、カタログ請求やハウスメーカーへの問い合わせをしていただくのが確実です
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ミサワホームってセンチュリー・ジニアスなどグレードの違いによって坪単価は変わるの?
ミサワホームでの家づくり、いくつか人気グレードがあります。
ジニアス | ミサワホームで一番オーソドックスなグレード。今回の記事の標準仕様は、基本的にはジニアスについてとなります。坪単価の目安は70~80万円ほど。 |
センチュリー | ミサワホームの最高グレード。標準仕様は、設備によってはジニアスよりも1段階グレードアップ。坪単価の目安は85~95万円ほど。 |
スマートスタイル | ミサワホームの規格住宅。基本プランから間取りを選択することで、フルオーダーよりも安くなる。坪単価の目安は60~70万円ほど。 |
他にも、蔵のある家という仕様は、収納がめちゃくちゃ広くてよく採用されています。
やはり、グレードが変わると設備や部材の仕様も変わるので、価格は違ってきますね。
基本的には、ジニアスで考えながら営業さんの提案を受けるのが確実でしょう。
ちなみに、ミサワホームの住宅展示場・営業所があるのはこちらです。
- 北海道
- 青森
- 秋田
- 岩手
- 山形
- 宮城
- 福島
- 福井
- 石川
- 富山
- 新潟
- 長野
- 山梨
- 群馬
- 栃木
- 茨城
- 埼玉
- 東京
- 千葉
- 神奈川
- 愛知
- 静岡
- 三重
- 岐阜
- 兵庫
- 京都
- 滋賀
- 大阪
- 奈良
- 和歌山
- 島根
- 鳥取
- 山口
- 広島
- 岡山
- 愛媛
- 香川
- 高知
- 徳島
- 佐賀
- 福岡
- 長崎
- 大分
- 熊本
- 宮崎
- 鹿児島
というわけで、沖縄以外にはありますね。
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ミサワホームの標準仕様【キッチン】キッチンハウスも選択可能
まずはみなさん大好きなキッチンの標準仕様からです。
標準で採用できるのは
- LIXIL「シエラS」
- Panasonic「ラクシーナ」
- タカラスタンダード「オフェリア」
- タカラスタンダード「グランディア」
- TOTO「ミッテ」
- トクラス「Bb」
- ※ミサワホームオリジナルキッチン
の6種類(7種類)です。
タカラスタンダードに関しては、地区や支店で情報がいろいろあったので気になる方は問い合わせてみてください。
私の知り合いの支店では、「オフェリア」でした。
また、ミサワホームのオリジナルキッチンは、基本的にはLIXILやPanasonicのキッチンをベースにアレンジしたものになります。
では、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
LIXIL「シエラS」
LIXILの「シエラS」は、デザイン性も高く、バリエーションが豊富なため人気のキッチンです。
ハウスメーカー向けに、ESという名前でも呼ばれていますが、同じ製品です。
シエラSは、
- よごれんフード
- ナイアガラフロー方式のシンク
- 浅型食洗器
- 人造大理石
- 3口コンロ
が標準装備です。
ただ、LIXILのキッチンの中ではグレードは中間くらいなので、ミサワホームレベルなら最高グレードの「リシェルSI」を用意しておいて欲しかった・・・
Panasonic「ラクシーナ」
Panasonic「ラクシーナ」は、各高級ハウスメーカーでも標準仕様で採用されている、大人気モデル。
特徴としては
- 10年ファンのお掃除不要レンジフード
- 傷にも汚れにも強い「スゴピカ素材」のシンク
- 置きラク収納で、容量たっぷりなのにらくらく出し入れ
- 手元にあって使いやすいクッキングコンセント
といった感じ。
プランもたくさんあってデザイン性も抜群ですよ。
タカラスタンダード「オフェリア」
タカラスタンダードで選べるキッチンは「オフェリア」
他のハウスメーカーの標準仕様でもよく出てくる、スタンダードなキッチンです。
なんといってもタカラスタンダードの強みは「ホーロー」
例に漏れずオフェリアも
- ホーローパネルでお手入れ簡単
- 引き出しやレンジフードもホーロー素材
という特徴があり、お掃除が楽々。
しかも、レンジフードの内部のファンもホーローになっていて、取り外して食洗機に入れるだけで油汚れが落とせます。
清潔感を保ちやすいキッチンとして、根強い人気があるオフェリアも選択肢に入ってきますね。
グランディアと比較すると、デザイン面が豊富です。
タカラスタンダード「グランディア」
タカラスタンダードで選べるもう一つのキッチンは「グランディア」
こちらもホーローが強みで、ほぼオフェリアと同じ特徴です。
大きな違いとしては、オフェリアでは選べない「家事らくシンク」が選べることが挙げられますね。
デザインをとるか、性能をとるかで選択肢は変わってきそうですよ。
TOTO「ミッテ」
TOTOで選べるキッチンは「ミッテ」
特徴としては、
- つま先らく押し水栓スイッチで、足で水を出し止めできる
- 工夫された収納で、出し入れも楽々
- すべり台シンクで、滑るように水やゴミが流れる
- 継ぎ目がなく掃除のしやすいシンク
- スーパークリーンフード(LED)は、ファンのお手入れ10年不要
というわけで、機能性の高いキッチンです。
トクラス「Bb」
トクラス「Bb」の特徴は
- 他メーカーのキッチンよりも少しグレードが高い
- 一方食洗機はオプション
- 人造大理石の耐久性が高く、寿命が長い
といったもの。
食洗機がオプションにはなりますが、他のメーカーのキッチンよりも若干上位グレードなので、食洗機いらずの方はおすすめです。
キッチンハウスもオプションで採用可能!
ミサワホームは、超高級キッチンメーカー「キッチンハウス」と提携している数少ないハウスメーカーでもあります。
とはいえ、キッチンハウスを採用したい場合はオプション扱いになります。
物にもよりますが、オプション費用100~200万円かかる場合も・・・
興味がある場合は、ミサワホームの営業マンに相談してみましょう。
ミサワホームの標準仕様【お風呂・浴室ユニットバス】
ミサワホーム、お風呂の標準仕様はこんな感じです。
- LIXIL「リデア」
- Panasonic「オフローラ」
- タカラスタンダード「リラクシア」
- TOTO「サザナ」
こちらも、それぞれ見ていきますね。
LIXIL「リデア」
LIXILを選んだ場合の標準は「リデア」
中でも
- Bタイプ:ゆっくりお風呂に入りたい人向け
- Hタイプ:ボディハグシャワーを採用したり、オーバーヘッドシャワーで主にシャワーを使う人向け
- Mタイプ:ゆったりできる浴槽とさっと浴びられるシャワーのハイブリッドタイプ
と3つのタイプがあります。
シャワーやカウンター・収納などもアレンジが豊富なので、オーダーメイドのようなお風呂を作れるのが特徴。
基本的には「リデア」はミドルグレードなので、オプションを盛り過ぎると価格が高くなってしまう可能性もあります。
Panasonic「オフローラ」
Panasonicのお風呂は、オフローラ。
- スゴピカ素材で、浴槽やカウンター、水栓もお掃除が楽々
- 滑りにくくて安心安全のスミピカフロア
- オプションが豊富でデザイン性が高い
- 暖房換気乾燥機が標準でついている
というのが特徴で、老若男女誰にでも相性の良いお風呂ですよ。
さらに、オプションにはなりますが「酸素美泡湯」も採用できます。
特徴は
- 普通のお湯より洗浄力が高い
- 湯上がり後も湯冷めしにくい
- 肌の潤いが長続きする
と、健康面・美容面ともにメリットがあります。
タカラスタンダード「リラクシア」
タカラスタンダードのお風呂は「リラクシア」
タカラといえばホーロー。ということで、
- お手入れしやすいホーローのパネル
- 浴槽の保温性も高い
- 高級感&清潔感の両立ができる磁気タイルの床
が特徴です。
ホーロー素材はカビの発生を防いだり、汚れ落としが楽だったりというメリットがとても大きいです。
TOTO「サザナ」
TOTOの「サザナ」は多くのハウスメーカーで標準採用されている超人気モデル。
- ゆるリラ浴槽で、体にかかる圧力を分散させてリラックスできる
- 高さも角度も自由自在のシャワーバーで体勢を選ばずシャワーできる
- ほっカラリ床は、断熱性能もお掃除のしやすさも両立
- Fタイプではベンチも採用可能
と至れり尽くせりです。
ベンチタイプだと、サウナがわりに使うこともできますね。
また、サザナを使っている家庭はとても多いので、困った時に調べて解決しやすいのも良いポイント。
ミサワホームの標準仕様【トイレ】
ミサワホームでは、1台目と2台目でトイレの標準仕様が違います。
1台目の標準仕様は
- Panasonic「アラウーノ」
- LIXIL「ベーシアハーモLタイプ」
- TOTO「GG-J1」
2台目の標準仕様は
- LIXIL「ベーシア」
になります。
それぞれ見ていきますね。
Panasonic「アラウーノ」(1台目)
Panasonicで選べるトイレは「アラウーノ」
こんな特徴です。
- 流すたびにトイレを泡洗浄してくれる「激落ちバブル」
- お掃除が簡単な「スゴピカ素材」
- トイレが広々な、タンクレス仕様
- スキマレス設計で、汚れが入る隙間がほぼない
- トリプル汚れガードでさらに汚れを防ぐ
隙間などが少ないタンクレス仕様なのと、激落バブルやスゴピカ素材のおかげで掃除がとにかく楽。
会社のトイレがこれですが、めちゃくちゃいいです。
よくいく電気屋のトイレもこれですが、めちゃくちゃいいです。(2回目)
LIXIL「ベーシアハーモLタイプ」(1台目)
LIXILで選べるのは「ベーシアハーモLタイプ」
- パワーストリーム洗浄・ノズルオートクリーニングなどで清潔キープ
- アクアセラミック・抗菌樹脂でそもそも汚れがつきづらい
- 超節水ECO5で節水(大5L,小3.8L)
- フルオート便座で腰への負担なし
- 壁つけの手洗い器も採用可能
という特徴があります。
「ベーシア」よりもタンクが低くスペースが広いのが差別化ポイントですね。
我が家のトイレもこれです。お掃除しやすいです。
TOTO「GG-J1」(1台目)
TOTOの場合は「GG-J1」が標準仕様。
こちらもLIXIL同様
- プレミスト機能で汚れがつきにくい
- オートで便器洗浄も可能
- 見た目も省スペース
なのが特徴。
基本的に、1台目のトイレはあまり大差ないです。
どのトイレも清潔感+機能性のバランスが良くて扱いやすいですよ。
LIXIL「ベーシア」(2台目)
2台目で選べるのは、LIXILの「ベーシア」
主な特徴としては、
- フチレスなこと(掃除がしやすい)
- 壁付き収納棚あり(汚物入れ、トイレットペーパーなどが収納可能)
- 節水機能あり(大5L,小3.8L)
- 暖房便座(冷たくならない)
- お掃除リフトアップ(便器を真上にリフトアップすることで、便器と便座のすき間の奥までラクに拭けるように)
- アクアセラミック(水垢、黒いリングがつきづらい)
などなど、トイレに付いていて欲しい機能はだいたい全部ついているイメージです。
先ほど1台目で紹介した「ベーシアハーモL」の下位グレードですが、サイズがでかい以外は基本的に性能は同等なので十分ですよ。
ミサワホームの標準仕様【洗面台】
ミサワホームで選べる洗面台は下記が標準仕様です。
- Panasonic「シーライン」
- タカラスタンダード「エリシオ」
- TOTO「オクターブ」
- LIXIL「MV」
それぞれ見ていきますね。
Panasonic「シーライン」
Panasonic製の洗面台はシーライン。
- 収納が欲しい人のためのキャビネットプラン
- 床掃除を簡単にしたい人のためのフロートプラン
- 収納もインテリアにしたい人のためのオープン棚プラン
- 2人以上で広々と使いたい人のためのワイドカウンタープラン
から選ぶことができます。
また、LED照明でウェットエリアがあるので掃除自体もしやすいです。
タカラスタンダード「エリシオ」
タカラスタンダードの場合は「エリシオ」
特徴としては
- ドライエリアとウェットエリアを段差で使い分けできる
- 継ぎ目なくお手入れ楽々
- カウンターの種類も豊富で、ホーロー素材も選択可能
と、便利な仕様になっています。
手入れ楽々なホーロー素材を選べるのは、タカラスタンダードならではのメリットですよ。
TOTO「オクターブ」
TOTOの標準はオクターブ。
- 手を差し出すとセンサーが感知して自動で水が出るラクラクスマート水栓
- 次亜塩素酸が含まれた「きれい除菌水」が搭載されてきれいが長持ち
- 収納スペースが広い
清潔感あふれるオクターブは、どんな家庭にもおすすめできる製品です。
LIXIL「MV」
LIXILで選べる洗面台は「MV」です。我が家も使ってます。
- シンクが広く、水が溜まりにくい設計
- 収納スペースもバッチリたくさん
- お湯・水の切り替えが楽々
なのが特徴。
洗面台は、性能面での差が出づらいので、デザイン性も高いLIXILは選択されやすい傾向にあります。
MVを使っていて不満に思ったことは特にないですね。
ミサワホームの標準仕様【外壁】
ミサワホームの外壁は、窯業系サイディングが標準仕様です。
上位グレードの標準仕様・もしくは通常グレードのオプションで、タイルも選択することが可能です。
それぞれの特徴を見ていきますね。
窯業系サイディング
窯業系サイディングの外壁は、耐久性・防火性・耐震性・耐風圧性・防水性など、高い水準で規格が決められていて安定感のある素材です。
デザインも豊富で、性能も良いことから、多くのハウスメーカーで標準として採用されている素材です。
そんな窯業系サイディング、ミサワホームで標準になるのは
ケイミュー「光セラ18」です。
主な特徴は、
- セルフクリーニング機能が付いていて
- 色褪せ・変化も起こりづらく
- 40年間もキレイさを保てる
とはいえ、発売から40年経っていないので真偽のほどはわかりませんが。笑
また、「光セラ18」の「18」は厚さのこと。重厚感のある18mm仕様なので、ペラペラ感が全くないです。
デザイン自体もかなり豊富にあるので、逆に選ぶのが大変です。
変色保証も10年保証があるので、かなり品質には自信があると見えます。
さらに、お手入れは不要です。
太陽と雨が365日勝手にお手入れをしてくれます。
タイル
見るからに高級そうなタイル張りの家。
ミサワホームでは、先ほども紹介した通りグレードによって標準仕様で選べます。
タイル外壁は、
- 耐火性抜群
- 塗り替えは不要!
- 耐久性も抜群で汚れにも強い
のが特徴。
雨水によってセルフクリーニングをしてくれるので、こだわりを持って採用している人が非常に多いです。
タイルの家、かっこいいよね〜
ミサワホームの標準仕様【床材】
ミサワホームの床材は、
- 基本はシートフローリング
- 水回りはクッションフロア
が標準仕様となります。
突板や無垢材はオプションとなります。
シートフローリングは、表面材に木目がプリントされた樹脂などのシートを貼っているもの。
床暖房の熱で変化しにくかったり、水回りにも強いのが強みです。
クッションフロアは、洗面所などの水回りでよく使われる床材。
水に強くて掃除が楽。尚且つ踏み心地が柔らかくて子供が転んでも怪我しにくいです。
個人的には、ミサワホームレベルの価格帯なら、無垢材まで標準仕様で揃えていて欲しかったのが正直なところ。
無垢材>突板>シート
の順に価格が高いです。
ミサワホームの標準仕様【玄関】
ミサワホームの玄関ドアについて、十分に信ぴょう性のある標準仕様は確認できませんでした。
情報としては
- ミサワホームオリジナルドア
- YKK AP
- LIXIL
あたりを採用した方がいたので、こちらは要確認になりそうです。
私の知人は、ミサワホームオリジナルのスライドドアを採用していました。
ミサワホームの標準仕様【建具(室内ドア・階段)】
ミサワホームの建具は、オリジナルが標準仕様となります。
- ハイドア(天井までの高さの高いドア)が選べる
- ドアノブの種類が豊富
- スライドドアにはソフトクローズ機能つき
ということで、他ハウスメーカーとの大きな違いとしては「ハイドアが標準で選べること」くらいです。
とはいえ、さすがミサワホームだけあって建具への不満はほとんど見られませんでした。
ミサワホームの標準仕様【窓・サッシ】
窓やサッシは、地域によって標準仕様が変わります。
イメージ的には、寒冷地以外は他のハウスメーカーと同等レベル、寒冷地に関してはかなりハイレベルな標準仕様になります。
それぞれ見ていきますね。
寒冷地の窓・サッシ
ミサワホームの寒冷地仕様は
- アルゴンガス入りダブルLow-Eトリプルガラス
- 樹脂サッシ
アルゴンガスは断熱性を上げるためのガスです。
通常のガラスがペア(2枚重ね)なので、トリプルガラスはさらに1枚追加されています。
また、樹脂サッシは断熱性が最強のサッシで
樹脂サッシ>アルミ樹脂複合サッシ>アルミサッシ
の順に断熱性能が高いです。
ということで、寒冷地のミサワホームの窓は相当ハイレベルってことですね。
寒冷地以外の窓・サッシ
寒冷地以外では、下記の仕様が標準になります。
- アルゴンガス入りLow-Eペアガラス
- アルミ樹脂複合サッシ
断熱性を上げるためのアルゴンガスを封入していて、ガラス自体も2枚重ねなのでバッチリです。
先ほど寒冷地仕様を紹介したため、少ししょぼく見えるかもしれませんが、十分に断熱性能が高いですよ。
そして、アルミ樹脂複合サッシは
外からの雨や雪に強いアルミと、断熱性能の高い樹脂のハイブリッドサッシです。
こちらも断熱性能は十分ですよ。
寒冷地でなければ十分満足できる仕様になっています。
ミサワホームの標準仕様【天井高・天井】
ミサワホームの天井高の標準仕様は、基本的には2400mmとなっています。
2400mmという高さは、最も一般的な高さです。
とはいえ、ミサワホームは大空間設計も得意。
オプションにはなりますが、吹き抜けや天井高の変更もしてくれるようです。
また、ミサワホームで有名な「蔵」も作れるので、空間をうまく利用した良い空間が作れますよ。
ミサワホームの標準仕様【屋根】
ミサワホームの屋根は、スレートが標準仕様です。
スレートは、かなり多くの住宅で使われている屋根材。
スレートは、コストが安く、軽く、性能も普通に良いので人気があります。
標準になるスレート屋根は
ケイミュー「コロニアルグラッサ」になります。
- メンテナンスの手間が少なく、手頃な価格で施工が可能。
- 軽量で地震に強く、雨や火災など他の災害にも強い。
- コロニアルの中で高めなグレードになっていて、高寿命、高耐久、耐色褪せに強い。
のが特徴。
メンテナンスが楽なのと、仮に取り替える時もそこまでコストがかからないのは魅力的です。
陶器瓦やガルバリウム鋼板もオプションにはなりますが、採用することができます。
ミサワホームの標準仕様【断熱材】北海道や寒冷地でも大丈夫?
ミサワホームの家は、標準仕様でZEH断熱基準に到達する高いレベルの断熱性能です。
使われている断熱材は、
- 天井:ロックウール255mm
- 壁:高性能グラスウール24K 90mm
- 床:高性能グラスウール24K 120mm
です。
工場においてムラなく木質パネルに断熱材を充填するため、かなり高性能な断熱になっています。
また、壁や天井の下地に石膏ボードも入れているので、気密性もかなり高いですよ。
ミサワホームの標準仕様【構造・工法】
ミサワホームの標準仕様では
- 木質パネル接着工法
- センチュリーモノコック
が使われています。
それぞれ解説していきますね。
木質パネル接着工法
木質パネル接着工法は、非常に強度が高い工法です。
耐力壁である木質パネルを、強固な金物でくっつけて、6面体を作り出すミサワホーム独自の構造です。
面で接合するため、荷重が分散されて強度が高くなります。
ちなみに、6面体はそのまま床・壁・屋根になりますよ。
さらに、創業から採用している木質パネル接着工法の効果もあり、地震による倒壊が一度もないです。
すごいですね。
センチュリーモノコック
センチュリーモノコックも、ミサワホーム独自の工法です。
木質パネル接着工法をさらに進化させ、大開口やZEHなどの難しい設計の住宅でも強度を保てるように最新の技術を取り入れています。
- 従来よりも耐力壁が1.3倍強固に
- 独自のアンカーボルトで繰り返し地震に強く
- 地震エネルギーを最大50%軽減
といった特徴があります。
ミサワホームの標準仕様【基礎】
ミサワホームの基礎は「布基礎」が標準仕様になります。
木造住宅では多くのメーカーでベタ基礎を標準仕様としているのですが、珍しいですね。
基本的には
- ベタ基礎→面で受けるため比較的軽い木造によく使われる
- 布基礎→点で受けるため重い鉄骨によく使われる
といったところです。
ミサワホームの布基礎は「連続布基礎」と呼ばれる基礎です。
モノコック構造と相性が良く、ユーザーの敷地やプランごとに強い基礎を設計してくれます。
軸組工法では、柱などに負荷がかかりやすいためベタ基礎がよく用いられ、パネル工法では、バランスよく荷重がかかるため布基礎になっているようです。
ミサワホームの標準仕様【耐震性】
ミサワホームの耐震性能は、耐震等級こそ取っていませんが高レベルです。
それもそのはず、ミサワホームが創業から用いている「木質パネル接着工法」では、今の今まで倒壊ゼロです。
実大建物振動実験という、実際の建物を揺らす実験を頻繁に行なっているのですが、阪神淡路大震災以上の地震で、食らったダメージは「クロスにシワができる」程度とかなり良好な結果を出しています。
長期優良住宅などで耐震等級が必要な場合は、ほぼ間違いなく認定は受けられそうですね。
ミサワホームの標準仕様【換気システム・空調】
ミサワホームの換気システムは「第一種換気システム」が標準仕様。
第一種換気システムは
- 給気も排気も機械で強制的に行うシステム
- 熱交換により、冷たい空気をそのまま家に入れない(部屋が20度・外気が0度の場合、90%の熱交換をするので部屋に入ってくる空気は18度まで上がってから入ってくる)
- 熱だけでなく、湿度も交換機能で調湿できる
- 高性能フィルターで花粉99%除去
- 省エネ性能も高く、電気代は1日60円程度。
というのが特徴。
正直めちゃくちゃ性能が高い換気システムを標準で採用しています。
オプションで全館空調も採用可能
オプションにはなりますが、全館空調も採用可能です。
特徴としては
- エアコンをいちいち準備しなくていいので省スペース
- 家の広さにもよるが、導入コストは100~200万円
- 花粉やPM2.5も排除してくれる
といったところです。
家族の人数や部屋の数など、検討する余地はありそうですね。
ミサワホームの標準仕様【アフターフォロー】
ミサワホームのアフターフォローは、さまざまなサポート体制があります。
- 引き渡し後2年間は無償で「定期巡回サービス」を行う
- 5年ごとに定期点検(30年目以降は、10年ごとの有償点検で永年)
- 365日24時間受付可能
- 災害時待機体制が手厚い
といった特徴。
基本的には他大手ハウスメーカーと同じですが、特筆すべきなのは災害時待機体制でしょう。
台風が接近してきた際など、規模や進路に合わせて、工場やメーカー・ディーラー・工事店が24時間体制で待機して、いつでもフォローできるような体制をとります。
これはかなり安心できるポイントですね。
ミサワホームの標準仕様【まとめ】
ミサワホームの標準仕様は、全体的に見るとなかなか高水準。
大手に恥じない性能が期待できます。
だからと言って、ミサワホーム一本で話を進めるのはちょっと怖いですよね。
やはり、ハウスメーカーは比較してナンボです。
比較によって、より良い間取りが引き出せたり、値引きが100万円単位でもらえることも。
そんなミサワホームと比較をお勧めするハウスメーカーは
あたりです。
やばくなったら、すぐ消します。
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