
積水ハウスの標準仕様って、どこまで入ってるの?キッチンは?外壁は?断熱は?調べても「要確認」ばかりで全然わからない
平屋で建てた人の標準仕様レポートが見つからない。2階建てと一緒でいいの?
標準だと思って打ち合わせを進めていたら、最後にオプション費用が山のように出てきた、というのはできるだけ避けたい
家づくりで迷いやすい論点を、家を建てた方の声からひもとく 積水ハウスの標準仕様について、里楽(シャーウッド構法・平屋)で建てたお話を伺ったY様の体験を整理しました。
高価格帯メーカーを最初から候補外にせず、性能と総額を並べて見比べてから判断する方が後悔は少ないです。 最終候補に残すためというより、間取り・標準仕様・保証にどこまでお金をかける会社なのかを知ると、自分たちが削っていい部分と譲れない部分が早い段階で見えやすくなるからです。


正直、積水ハウスは手が届かないと思ってました。でも里楽で42.3坪、坪単価113万円くらいまで数字を出してもらうと、標準で入っている構造や30年保証も見えて、削る所と残す所を家族で決めやすくなりました。
積水ハウスの標準仕様、まず結論から
積水ハウスの標準仕様には、構造・外壁・断熱・換気・設備(キッチン・バス・洗面・トイレ)・床材・建具・保証が含まれます。ただし、選ぶ商品ライン(里楽・グラヴィス ステージ・シャーウッドBF等)によって範囲が異なります。
「標準仕様って具体的に何が入るの?」という問いに対して率直に言うと、「契約前に標準仕様書(型番・グレード入り)を紙でもらわないと、正確には判断しづらい」がお話を伺ったY様の答えでした。標準の範囲を口頭確認だけで済ませると、後から「え、これもオプションだったの?」となる事例が多く見られます。
「積水ハウスの内装の標準は?」については、クロスはサンゲツ・リリカラ等から100〜200柄程度が選べます。フローリングは自社ブランド含む複合フローリングが標準で、無垢材への変更は差額対応です。
「積水ハウスの保証は何年?」については、構造・防水ともに初期30年無償保証です。(積水ハウス公式サイト・2025年確認。商品・地域・条件により保証内容は異なります。)
「積水ハウスの断熱等級は?」については、里楽(シャーウッド)は断熱等級4〜5が基本で、オプション対応でさらに上げられます。(仕様・地域により異なります。)
一年を通じた光熱費と、各部屋の温度ムラのなさに反映される指標で、長く住むほど効いてくる項目です。
「積水ハウスの玄関ドアはカタログから選べる?」については、YKKap・LIXILのラインナップから選択できますが、木質感のある上位グレードは差額が発生します。
- 積水ハウス・里楽(平屋)の標準仕様の全体像(内装・外壁・断熱・保証)
- 外壁塗装・外壁の種類と、里楽で選べるラインナップ
- 玄関ドアはカタログのどこまで標準で選べるか
- 積水ハウスの保証年数と、その確認方法
- 積水ハウスの外壁の種類と選び方
- 玄関ドアのグレードと差額の目安
- 断熱等級・断熱材の実態(里楽・平屋版)
- 壁紙の標準品番はどの程度選べるか
- キッチンは標準でどのメーカーから選べるか
- お話を伺ったY様が「もっと早く知りたかった」と後悔した標準仕様の落とし穴
標準仕様早見表(里楽・シャーウッド平屋 2026年版)
| カテゴリ | 標準仕様の内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 構造 | シャーウッド構法(木造軸組+金物接合)。里楽は平屋専用設計 | 耐震等級(揺れへの強さの指標。3が等級の上限で、建築基準法レベルの1.5倍の地震力に耐える設計)3取得可(設計による) |
| 断熱/窓 | 高性能グラスウール(壁・天井)。Low-E複層ガラス(アルゴンガス入り) | 断熱等級4〜5が基本。グレードアップ対応可 |
| 換気 | 第1種換気システム(全熱交換型) | 商品・仕様により要確認 |
| 外壁 | シュクシュク・ストロングボード+塗装・ベルバーン(差額あり) | 里楽は木質テイストのラインナップが充実 |
| 屋根 | 瓦・ガルバリウム鋼板・スレート等(選択肢あり) | 平屋は大屋根のデザイン性が特徴 |
| 玄関ドア | YKKap・LIXIL製から選択。標準品番あり | 木質感の上位グレードは差額あり |
| キッチン | クリナップ・Panasonic・LIXIL等(システムキッチン) | 高さ・天板・収納で追加発生しやすい |
| バス | LIXIL・Panasonic・TOTO等(ユニットバス) | サイズ・浴槽・浴室乾燥機でオプション発生 |
| 洗面 | LIXIL・Panasonic等の洗面台 | サイズ・収納・鏡面で差額あり |
| トイレ | TOTO・LIXIL等のウォシュレット付き | タンクレスは差額あり |
| 床材 | 自社ブランド含む複合フローリング | 無垢材はオプション |
| 建具/収納 | 各室扉・クローゼット標準枠あり | 造り付け家具はほぼオプション |
| 電気/照明 | 分電盤・コンセント・スイッチは標準。照明器具本体は基本別途 | 要確認 |
| 保証/アフター | 構造・防水30年無償保証。以降10年ごと有償延長可 | (積水ハウス公式サイト・2025年確認) |
※里楽(シャーウッド構法・平屋)の標準仕様を参考情報としてまとめています。商品・建築地域・建築時期により内容が異なります。
ご注意:仕様は商品、建築地域、時期によって異なります。 最新かつ正確な情報は、お近くの展示場や公式カタログで確認しておくと安心です。特に「照明器具」「カーテン」「外構」は別途費用になる場合が多く見られます。
標準かオプションかの境目は会社ごとにかなり違うので、ここで一度横並びにしておくと後の打ち合わせがぶれにくくなります。
お話を伺ったY様が積水ハウス・里楽で建てるまでの話
お話を伺ったY様のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年代 | 40代前半 |
| 家族構成 | 夫婦+子2人(取材当時10歳・6歳) |
| 就業状態 | 共働き |
| 居住エリア | 関東(郊外) |
| 建てたメーカー | 積水ハウス |
| 商品 | 里楽(シャーウッド構法・平屋) |
| 予算(総額) | 5,000万円台 |
| 延床面積 | 約42.3坪 |
| 坪単価 | 約113万円 |
| 比較した会社 | 住友林業・パナソニック ホームズ・スウェーデンハウス・ミサワホーム(計5社) |
| 引渡し | 2023年秋 |
| 世帯年収 | 約900万円 |
| 情報収集で使ったもの | 住宅相談窓口・住まいの解剖図鑑・クリアファイル |
「平屋にしたい」という強い希望を持ちながらも、標準仕様のどこまでが本当に標準なのかが分からなくて、打ち合わせのたびに手製の質問リストをクリアファイルに入れて持参していたお話を伺ったY様。5社を比較しながら、とにかく「納得するまで次に進まない」スタンスで家づくりを進めました。



今日は積水ハウスの標準仕様について聞かせてください。最初に、お話を伺ったY様が家づくりを始めたきっかけから教えてもらえますか?



あ、クリアファイルの話から入っていいですか
最初から標準仕様が気になりすぎて、展示場に行くたびにA4の質問リストを印刷して持って行ってたんですよ。で、もらった資料は全部ファイルに入れて。夫に「もうそのファイルいつ見てもパンパンだね」って言われるくらいには。



それはいつ頃からですか?



家づくりを本格的に始めてすぐですね。きっかけは子どもが大きくなってきて「今のアパートじゃもう手狭だ」ってなったことで。で、平屋で建てたいというのが最初から決まってたんです。夫も私も「階段のない暮らしがしたい」って。
でも、平屋って選択肢が絞られてくるじゃないですか。そこで住宅相談窓口に相談しに行ったのが始まりで。



5社を比較されたんですよね。最初から積水ハウスを軸にしてたんですか?



違うんです、実は。最初はスウェーデンハウスがいいと思ってたんですよ。木の雰囲気が好きで。
でもSUUMOのカウンターで「平屋の実績で言ったら積水ハウスの里楽は専用シリーズですよ」って教えてもらって。「専用シリーズがあるなら一回見てみよう」ってなったのがきっかけです。



決め手は何でしたか?



…うーん。
「私の質問を全部受け止めてくれる担当さんと設計士さんがいた」ってことですかね。
私って納得するまで同じこと何度でも聞くんですよ。「これって本当に標準ですか?」「カタログのここと、さっきおっしゃったことが違いません?」って。普通の会社だと「また同じ話か」みたいな空気になるんですよね。
でも積水ハウスの担当さんは、毎回ちゃんと答えてくれて。それが決め手の半分くらいある気がしてます。


「標準の範囲」を確認するのに使ったもの
ここまでの話を聞いていると、「標準仕様の確認ってどうやればいいの?」という疑問が浮かびますよね。



標準仕様の情報収集、どうやって進めたんですか?



最初はSNSをずっと見てたんですよ。里楽の完成写真がすごくきれいで。「こんな家に住みたい」ってなる写真ばかりで。
でも仕様の話が全然出てこなくて。SNSって「きれいな写真」は上がってくるんですけど、「これって標準で入ってるの?オプションなの?いくら追加したの?」が分からないんですよ。



それで?



結局、家を建てた方のブログをひたすら読みました。「里楽 標準仕様」「里楽 建て替え」「里楽 坪単価」みたいなキーワードで検索して出てくるブログを片っ端から。SNSだけ見てたら、仕様の輪郭は全然つかめなかったと思います。
あと「住まいの解剖図鑑」って本を読んで、「家って何でできてるか」の基礎知識をつけたのも大きかったです。



それで事前知識をつけてから展示場に行ったんですか?



そうです。で、気になることをA4用紙に箇条書きにして、クリアファイルに入れて持って行って。
でも正直なことを言うと、最初の展示場見学のときは何も準備してなくて。きれいな展示場を見て「ここがいい!」ってテンションで帰ってきたんですよね。その後に夫に「具体的に何が入ってるか聞いた?」って言われて、「あ、聞き忘れた」ってなって



あー、それは私もやっちゃいそう



でしょう。モデルハウスってすごいんですよ、空間演出が。まず「きれい」ってなって、仕様の確認を忘れる。でもあとで「あれ標準だったっけ?」ってなる繰り返しで。
そこから「次回からは質問リストを持参する」って決めたんです。
お話を伺ったY様のこの経験は、家を建てた多くの方が通る道です。モデルハウスの演出は、入っているものが全部標準に見えますが、展示品の多くがオプション仕様です。「これって標準に入ってますか?」を打ち合わせのたびに確認することが、後からの「え、これもオプションなの?」を防ぐ有効な方法です。
積水ハウスの評判については別記事でお話を伺ったM様に話を伺っています。
積水ハウスの水回り、標準はどこまで?施主に聞いた
水回りは、標準仕様の中でも「どこまで標準でどこからオプションか」が分かりにくいカテゴリです。お話を伺ったY様が打ち合わせで確認したことを、設備ごとの体験として整理しました。
キッチン:「担当さんに3回同じ質問した」



キッチンの標準仕様から聞かせてください。



あ、キッチンはですね。私、担当さんに「これって本当に標準ですか?」って3回確認した
最初に「クリナップかPanasonicかLIXILから選べます」って言われて、「じゃあどれを選んでも同じ金額ですか?」って聞いたんです。「基本は標準の範囲内で」って言われて、「基本?」ってなって。「基本じゃない場合って?」って聞いたら、「高さや天板や収納の仕様によっては差額が発生します」って出てきて。



「基本は」って言葉、確かに気になりますね。



でしょ。だから「差額が発生するのはどこですか?」って全部確認しました。
結果的に、天板の素材と引き出しの数と水栓のグレードで差額が出ることが分かって。私はここは妥協したくなかったので、天板だけ人造大理石に変更して、そこに費用を集中させました。



その変更でどのくらい追加になりましたか?



天板の変更で20〜30万円くらいだったと記憶してます。水栓のタッチレス化は別で10万くらいで。
住んでからは本当によかったと思ってます。毎日使う場所だから、「ここは妥協しなくてよかった」って感じで。



住んでみてキッチンで後悔したことはありますか?



コンセントですね
キッチン横にフードプロセッサーを置くつもりだったのに、コンセントが遠くて。「打ち合わせのときに家電の置き場所を全部決めておけばよかった」って思ってます。あと、パントリーとの動線をもっと真剣に考えておけばよかったな。料理しながらパントリーに取りに行く動線が、地味にストレスで。
お風呂:寒い平屋の冬に、お風呂だけ別格だった理由



お風呂は標準でどこまで対応できましたか?



お風呂はLIXILとPanasonicとTOTOから選べて、サイズは最初から1620サイズを希望してたんです。子どもと一緒に入れる広さが必要で。
それで担当さんに「標準の中に1620ありますか?」って聞いたら「対応できます」ってなって。



平屋って、お風呂の断熱がどうなのかなって気になりました。



それ、私もすごく気になって確認したんですよ。平屋は外気に接する面積が多いから、お風呂が寒くなりやすいって家を建てた方のブログで読んでて。
だから担当さんに「里楽のお風呂、冬に寒くなりませんか?」って聞いたら、「断熱浴槽をオプションで入れておくと差がありますよ」って言われて。差額確認したら追加でかかるんですけど、入れておきました。



住んでみてその判断はどうでしたか?



正解でした。2023年の秋に引き渡しで、最初の冬に確認できたんですけど、お風呂はぽかぽかでした。夫が「ここだけ別荘みたいだね」って言って
子どもも嫌がらずに入ってくれるし、追加費用は正直よかったと思ってます。



お風呂で後悔したことは?



…鏡。
鏡いらなかったんですよ、実は。曇って結局使わなくて。でも「浴室の鏡って外せるかな」とは思わなかったんです。後から知ったんですけど、最初からなしにするか、小さいものに変更できたみたいで。「なんで聞かなかったんだろう」ってここは地味に後悔してます。
洗面:「標準で十分だったか、正直に答えます」



洗面台はどうでしたか?



洗面は悩んだんですよ。子ども2人いるし、朝の混雑を考えたら1200mm幅の洗面台がいいかなと思って。
最初の標準は750〜900mm程度で、1200mmにすると差額が出るって言われて。「でも毎朝のことだし」って思って変更しました。



住んでみてどうでしたか?



変えてよかったです。子どもが大きくなってきて、朝に夫と子ども2人が並んで使うんですよ。1200mmの横幅があると全然違う。ここは迷わず変えておいてよかった。
ただ、コンセントの数はもっと増やしておけばよかったな。ドライヤーとシェーバーで2口必要なのに1口しかなくて、毎回刺し替えてるので。



標準仕様で「十分だった」という部分は?



収納はミラーキャビネット付きで、思ったより入るので満足してます。洗面台本体の機能は標準で十分で、大きい金額の変更はサイズだけでよかったなと思ってます。
トイレ:「1階と2階…あ、平屋だから1か所なんですよ」



トイレは標準でどんな選択肢がありましたか?



TOTOとLIXILから選べて、標準はタンクありのウォシュレット付きでした。
私はタンクレスにしたかったんですよ。掃除のしやすさとスッキリした見た目が好きで。でもタンクレスは差額が出るって言われて。



どっちにしましたか?



タンクレスにしました。
でも平屋なのでトイレが1か所なんですよ。1か所だけだから「どこかで妥協する必要があるかな」ってことも思ったんですけど、夫が「毎日使う場所に妥協は嫌だ」って言って、じゃあタンクレスで、ってなりました。



「平屋だからトイレが1か所」って、設計段階で気になりませんでした?



最初はちょっと不安だったんですよ。4人家族で1か所って大丈夫かなって。
でも担当さんに「里楽の場合、動線設計で快適に使えるようにご提案します」って言われて、生活してみたら全然問題なかったです。平屋って移動距離が短いから、不思議と不便を感じないんですよね。



タンクレスにして後悔したことは?



停電のときのことを後から知って「あっ」てなりましたね。
タンクレスって停電すると流せなくなる機種があるんですよ。これ、事前に確認しておくべきだったな。幸い停電はまだ経験してないですけど、備えておこうとは思ってます。
外壁・屋根・玄関ドア、里楽の標準はどこまで選べた?
外壁の種類と塗装の話



外壁はどんな選択肢がありましたか?



里楽では「シュクシュク」「ストロングボード+塗装」「ベルバーン(タイル調)」が選べると説明してもらいました。
里楽って木の雰囲気が似合うシリーズなので、私は木質感のある塗装系外壁を選んだんです。木目調の色合いで、この雰囲気が好きで。



ベルバーンは検討しなかったんですか?



見積もりに入れて確認したんですけど、差額がけっこう出て。ベルバーンって積水ハウスの中でも高めの外壁材なんですよ。私は里楽の木の雰囲気に合わせたかったので、塗装系でいいかなってなりました。
ただ、メンテナンスの話を担当さんにちゃんと聞いておいて。「塗装系は15〜20年で再塗装が必要になりますよ」って言われて、その費用を長期計画に入れておきました。



外壁、住んでみてどうですか?



…汚れ。
北側の外壁に、思ったより早く汚れが気になる箇所が出てきて。1年ちょっとで「あ、もうここ汚れてる」ってなったんですよ。
家を建てた方のブログで「塗装系は汚れに注意」って読んでたんですけど、自分の家でそれを実感するとはちょっとショックで。軒を深くしておけばよかったとも思ってます。ここだけは設計段階に戻れるなら変えたい部分です。(積水ハウス公式サイト・外壁メンテナンス情報より)
玄関ドアのカタログ選び



玄関ドアはどんな流れで選びましたか?



担当さんからYKKapとLIXILのカタログを見せてもらって、標準品番の中から選べる、という流れでした。
里楽に合う木質感のある玄関ドアを選びたかったので、「木目調のデザインで選んでいいですか?」って聞いたら、「標準の中に木目調もありますよ」って言われて。でも上位グレードの方が重厚感があって、悩みましたね。



最終的にどうしましたか?



標準の中から選びました。予算も考えて、「玄関ドアはここでは妥協して、内側に費用をかけよう」ってなって。
住んでみると、玄関ドアは毎日使うし、里楽の外観に合うものが選べたので満足してます。上位グレードと並べたら差は感じたんですけど、暮らしてみたら「これで十分だった」っていうのが正直なところです。
※積水ハウスの玄関ドア・外壁の選択肢は建築時期・地域によって異なります。詳細は展示場でご確認ください。


断熱・窓・換気、平屋だからこそ気になった部分



断熱については、里楽・平屋ならではの心配事はありましたか?



ありましたよ、それはもう。
平屋って屋根面積が広いじゃないですか。2階建てなら2階の床が断熱の層になるけど、平屋は天井の上が直接屋根なんですよ。夏の暑さが心配で、「里楽の天井断熱ってどうなってますか?」って担当さんに聞いたら、資料を出してきてくれて。



断熱等級は確認しましたか?



しました。里楽の場合、標準で断熱等級4〜5の範囲で、さらに上げる場合はオプション対応ということでした。(仕様・地域により異なります。最新は展示場でご確認ください。)
夫が「断熱等級って何なの?」から始まって、担当さんに「UA値でいうとどのくらいですか?」って聞いたら、ちゃんと数値で教えてくれて。「他社の提案と比べるために数値が欲しかった」って夫が言ってたんですよね。



窓のグレードはどうしましたか?



標準はLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り)で、そこから上のグレードはトリプルガラスになります、って説明されました。
価格差を見て「標準のままでいいかな」ってなったんですけど、子ども部屋の南側の大きい窓だけ、遮熱性能の高いガラスに変更しました。夏の直射日光が一番当たる場所だったので。



住んでみてどうでしたか?



夏はやっぱり平屋の暑さを少し感じましたね。
断熱・遮熱の対策はちゃんとしたつもりだったんですけど、「全部の窓でもう少し気を使えばよかったかな」とは思ってます。特に設計の段階で日射シミュレーションをもっとしっかりやってもらえばよかった。
換気については、取材時点では里楽に第1種換気システム(全熱交換型)が採用されていました。お話を伺ったY様は「最初は換気の仕組みが全然わからなくて、担当さんに図を描いてもらって説明してもらった」と振り返っていました。(仕様は商品・地域・契約時期により異なります。)
床材・壁紙・建具、標準から変えたものと変えなかったもの



床材と壁紙は標準でどんな選択肢がありましたか?



壁紙はサンゲツとリリカラのカタログを渡されて、「標準品番はこちらの中から選んでください」って言われました。
正直、最初はわくわくしてたんですよ。「好きなの選べる!」って。でも開いてみたら柄と色が多すぎて、途中からわくわくが「どうしよう」になりました



選びすぎて迷う感じ?



そうなんですよ。壁紙だけで100柄以上見せられて、もう完全に沼でした。家全体で部屋ごとに選ぶから、組み合わせが無限みたいで。
結果的にリビングはシンプルな白系を採用して、子ども部屋だけアクセントクロスを採用したんですけど、廊下の壁紙はずいぶん迷って最終的に不採用にしたパターンが3柄くらい出たくらいで。
私はインテリアコーディネーターさんに「里楽らしい雰囲気で統一したい」って伝えて、候補を絞ってもらいました。「ICさんを最初から頼ればよかった」ってここで思いましたね。



床材は変更しましたか?



しませんでした。標準の複合フローリングで。
無垢材にしたい気持ちはあったんですけど、差額の金額を聞いて「ここは標準でいいか」ってなって。住んでみると、標準のフローリングも傷がつきにくくて実用的で、「変えなくてよかった」と思ってます。
子どもが小さいうちは傷がついても怒らないようにしたかったので。



建具の選択はどうでしたか?



各室の扉は標準品番から選べました。里楽の雰囲気に合わせて木質感のあるデザインを選んで、満足してます。
収納は、クローゼットの枠は標準で入るんですけど、「棚を造り付けにしたい」「可動棚を入れたい」ってなるとオプションになってきて。ここも「全部標準で入ると思ってた」ものが一部オプションだった、というパターンでした。



内装全体で、標準との違いを「なぜそこで確認できなかったんだろう」ってなった部分はありますか?



照明ですよ
これはもう完全に盲点で。打ち合わせで「照明計画どうしますか?」って聞かれて、「標準で入るんじゃないんですか?」って聞いたら「器具本体は基本別途です」って言われて。「え、そういうことだったの」ってなって。
だから家が完成して引き渡し前に照明器具を大慌てで選ぶことになって、それが結構な金額になって。最初から総額に入れておくべきだった、って思ってます。
積水ハウスの坪単価・総額の詳細については、別記事でお話を伺ったM様に詳しく話を伺っています。


積水ハウスの保証、契約前に何度も確認したこと



保証内容はどうやって確認しましたか?



これ、担当さんに最初に確認した項目の一つなんですよ。「里楽の保証って何年ですか?」って。
「構造と防水が初期30年無償保証で、その後は10年ごとに有償の補修と点検で延長できます」って教えてもらって。



「30年」って聞いて、どう思いましたか?



正直、「長いな」とは思いましたよ。5社を比較してたんですけど、30年の無償保証はかなり手厚い方で。
夫が「保証が長い=品質への自信の表れ、という考え方もある」って言って。(積水ハウス公式サイト・2025年確認。商品・地域・条件により保証内容は異なります。)



確認の仕方で気をつけたことはありますか?



「何が30年で、何がそうじゃないか」をちゃんと聞いたことですね。
「構造と防水は30年ですが、設備機器は別の保証期間になります」って言われて。「じゃあキッチンは?お風呂は?」って全部確認して
「そこまで確認する人、珍しいですよ」って担当さんに言われましたけど、気になったら聞かないと先に進めなくて。



その確認、住んでから役に立ちましたか?



役に立ちましたよ。引き渡し後に一部設備で「あれ、これどこに連絡するんだっけ?」ってなったとき、「設備メーカーの保証とカスタマーズセンターの両方に連絡する」という流れをあらかじめ把握してたので、焦らずに動けました。
「標準にすればよかった」「オプションにして後悔」失敗まとめ
標準仕様記事の最後に、お話を伺ったY様が「ここは後悔してる」「次建てるなら変える」という話をまとめて聞きました。



後悔したことを正直に教えてください。



いくつかあるんですけど、一番は照明ですね。さっきも言ったんですけど、「器具本体は別途」ということを最初から知ってれば、打ち合わせの段階で費用を計画できた。引き渡し前の大慌て選びは本当に後悔してます。ここだけはちょっと担当さんにもっと最初に教えてほしかった、っていう気持ちが今でも残ってます。



他には?



軒の深さですね。
里楽の大屋根って見た目がすごくきれいで、デザインを優先しすぎて軒の出が浅くなってしまって。夏の直射日光が窓から入りやすくて、「外付けのロールスクリーンを追加しなきゃ」ってなったんですよ。最初から軒を深くしておけばよかった。



逆に、オプションにして正解だったものは?



断熱浴槽と、洗面台の幅1200mm化と、キッチンの天板変更ですね。
毎日使う場所でかつ後から変えられないものは、打ち合わせの段階でちゃんとお金をかけておくべきだなと実感しました。「迷ったらやっておく」が正解の部分と、「迷ったらやらなくていい」の部分があって。その見極めができてれば、もう少し費用を効率よく使えたかなと。



「標準にすればよかった」と思ったものは?



…うーん、トイレの手洗いカウンターを造り付けにしたこと、かな。
平屋で1か所のトイレに手洗いカウンターを入れたんですけど、平屋って動線が短いから洗面台まですぐ行けて。結局カウンターをあまり使ってないんですよ。あれはいらなかったなと正直思ってます。



最後に、これから積水ハウスで建てようとしている人に伝えたいことは何ですか?



「標準仕様書を最初にもらってください」って、これが効きました。
打ち合わせが始まると、決めることが多すぎてどんどん先に進んでいくんですよ。でも「これ標準ですか?オプションですか?」っていちいち確認するのは疲れるし、後から確認しようと思うと記憶が薄れていく。
最初に「型番とグレードが入った標準仕様書を紙でください」って言えば、あとで「え、これもオプション?」ってなりにくくなります。私は途中からそれをやったんですけど、最初からやっておけばよかったって思ってます。
ここまでお話を伺ったY様の話を聞いてきて、「積水ハウスの標準仕様って結局どうなの?」という疑問への答えが見えてきたと思います。積水ハウスの標準仕様の範囲は広いのですが、「どこで差額が出るか」は商品・設備のグレードによってケースバイケースです。複数社の標準仕様を並べて初めて、「どこが厚くてどこが薄いか」が見えてくる、というのが取材から見えた標準仕様選びのリアルです。


まとめ|お話を伺ったY様からこれから家づくりをする方へ
積水ハウスの標準仕様は、以下のポイントを押さえておくと後悔が減ります。
- 「標準仕様書(型番・グレード入り)を最初に紙でもらう」が最重要アクション
- 照明器具・カーテンは基本別途費用のため、最初から総額に入れて計算する
- 水回りは高さ・天板・収納オプションで差額が出やすいため「標準と差額の一覧」を確認する
- 里楽(平屋)は屋根面積が広いため天井断熱・遮熱の仕様確認が2階建てより重要
- 保証30年は「構造・防水」が対象。設備機器の保証期間は別途確認が必要
- 玄関ドア・床材・壁紙は標準範囲で十分な選択肢があるが、最終的には好みに依存する
お話を伺ったY様が標準仕様を確認するのに使った住宅相談窓口への相談、家を建てた方のブログ読み込み、手製の質問リスト持参…これらは全部、「後悔しないための情報収集」に向いています。
お話を伺ったY様が「家づくりの序盤で触れておきたかった」と言っていた記事はこちらです。
この記事は、施主様の個人情報をお守りするため、一部再構成しております。