セキスイハイムで家を建てたい!
でもオプションをつけると高くなるから、標準仕様が知りたい。
標準仕様でも満足できるかな?
そんな悩みを解決します。
標準仕様を知らなければ、
- 家づくりを進めた後に余計にオプションが必要になって困ったり
- 戻れない時期まで行ってしまって後悔したまま家づくりを進めたり
という危険性があります。
また、ハウスメーカーは比較が基本。
この記事を読めば、セキスイハイムを検討中のあなたが、どんなハウスメーカーと比較するべきかバッチリわかります。
実際にセキスイハイムで家を建てた友人の話をもとに記事を書きました。
ですが、土地や店舗・営業マンによっても標準仕様は微妙に変わるので、あくまでも参考にしてくださいね
やばくなったら、すぐ消します。
セキスイハイムと積水ハウスの関係は?それぞれの価格や坪単価も!
標準仕様を知る前に、まずはセキスイハイムについて紹介していきます。
バッチリ知ってるよ!
という人は飛ばしてくださいね。
セキスイハイムによく似た名前のハウスメーカーに「積水ハウス」があります。
結論から言うと別会社なのですが、名前がほぼ同じなので混同しますよね。
どちらの会社も、「積水化学工業」が発端になっています。
まず、1963年に積水化学工業から独立したのが「積水ハウス」です。
その10年後、積水化学工業がまた設立したブランドが「セキスイハイム」になります。
つまり、積水ハウスはセキスイハイムの先輩ということになります。
全くの無関係というとそうでもないですが、とにかく別会社になります。
よく競合したりします。笑
積水ハウス・セキスイハイムの坪単価や価格は?
発端は同じですが、現在は全く別の会社。
特徴はこんな感じです。
若干積水ハウスの方が高いですが、いずれにせよ高級メーカーの部類です。
どちらも名実ともにトップクラスのハウスメーカーなので競合しがちです。
セキスイハイムの標準仕様【キッチン】
では、ついに標準仕様について見ていきましょう。
まずはみんな大好きキッチン。
基本的には、セキスイハイムのキッチンはオリジナル仕様です。
- LIXIL「リシェルSI」「ノクト」「シエラ」
- Panasonic「ラクシーナ」「リビングステーション」
- クリナップ「ステディア」「ラクエラ」
上記をベースにセキスイハイムオリジナルの仕様になっていきます。
LIXIL
セキスイハイムで選べるリシェルはLIXILのトップグレードの製品です。
テーマとしては、「インテリアとしての美しさを備えながら、道具としての使う歓びを突き詰めた料理を楽しむ」キッチン。
特徴としては
- 熱・傷・汚れに強くお手入れが簡単なセラミックワークトップ
- 動線を意識し、簡単に使える収納
- ハンズフリー水栓で洗い物も楽々
- キッチンクローゼット(カップボード)もおしゃれで収納たっぷり
- よごれんフードでレンジフードも清潔
といった感じ。
Panasonic
Panasonic「ラクシーナ」は、各高級ハウスメーカーでも標準仕様で採用されている、大人気モデル。
特徴としては
- 10年ファンのお掃除不要レンジフード
- 傷にも汚れにも強い「スゴピカ素材」のシンク
- 置きラク収納で、容量たっぷりなのにらくらく出し入れ
- 手元にあって使いやすいクッキングコンセント
といった感じ。
プランもたくさんあってデザイン性も抜群ですよ。
クリナップ
クリナップ「ステディア」も、多くのハウスメーカーで標準採用されている大人気製品。
- 「デュアルトップ対面」で、開放感を出しつつ手元を隠せる
- 「美コートワークトップ」で傷にも汚れにも強い(ステンレス)
- 「流レールシンク」で汚れにくく洗いやすい
- 「洗エールレンジフード」で2ヶ月に1回ボタンを押すだけで掃除可能
- 「ツールポケット+スライドボックス」でたっぷり&使いやすい収納
- 「スライドパントリー」でさらに収納たっぷり
- 「ステンレスエコキャビネット」で、キャビネット自体も湿気や匂いに強い
で、「あなたの”がんばらない”を支える」がテーマ。
少しでも家事を楽にしてくれる優しいキッチンです。
セキスイハイムの標準仕様【洗面台】
セキスイハイムの洗面台は、オリジナル製品です。
選べるのは
- PC洗面
- LC洗面
- SC洗面
の3種類で、それぞれの特徴をリストにまとめました。
PC洗面 | LC洗面 | SC洗面 |
水栓が下向きで汚れにくい | 水栓の根元に水がたまらない | 水栓が下向きで汚れにくい |
三面鏡で広々スペース | 三面鏡か一面鏡が選べる | 一面鏡で大きな鏡 |
オプションで自動水栓も可能 | オプションで自動水栓も可能 | オプションで自動水栓も可能 |
いずれを選んでも自動水栓はオプションで採用できます。
セキスイハイムの標準仕様【お風呂】
セキスイハイムのお風呂は
積水ホームテクノ
のお風呂が標準仕様。
積水ハウスでも積水ホームテクノは採用していますが、セキスイハイムはセキスイハイムのオリジナル「エイジレスプラウドバス」が標準です。
- 浴槽も床も高断熱でポカポカ
- 洗練されたデザインでおしゃれ
なのが特徴。
基本は「シンプルシリーズ」です。
ただ、「アドバンスシリーズ」を選択すればオプション扱いにはなりますが高級感のあるお風呂にできます。
ちなみに、セキスイハイムはユニット工法なので、お風呂のサイズが決まっています。
- 1419サイズ(190cm×135cm)
- 1421サイズ(205cm×135cm)
- 1717サイズ(165cm×165cm)
- 1719サイズ(190cm×165cm)
- 1721サイズ(205cm×165cm)
大きめサイズは、アドバンスシリーズになるので要注意です。
セキスイハイムの標準仕様【トイレ】
セキスイハイムはトイレもオリジナル仕様が標準です。
もちろん、オプション扱いで他社トイレを採用することもできるのですが、1台目はセキスイハイムのトイレを採用しないといけません。
そんなセキスイハイムのトイレは、TOTO製。
- トルネード洗浄で汚れを防げる
- お掃除しやすいフチ無し形状
- デザインもスッキリしていてお手入れしやすい
のが特徴。
グレード的には一般的なモデルですが、大きなこだわりがなければ十分に満足できるトイレでしょう。
ちなみに、タンクレスではないですがタンクレス風なのもポイント高いですね。
セキスイハイムの標準仕様【玄関ドア】
セキスイハイムは玄関ドアもオリジナル仕様。
- プライムシリーズ
- スマートシリーズ(オーセンティック)
- スマートシリーズ(モダン)
- スマートシリーズ(ナチュラル)
- シンプルシリーズ
- コンフォートシリーズ
- アヴァントスISシリーズ
など多数のシリーズがあります。
親子ドアや防火仕様・断熱仕様など種類がかなり豊富なので好きな玄関ドアに選べる可能性は大です。
デザインもかなり豊富ですよ。
セキスイハイムの標準仕様【外壁】
セキスイハイムでは外壁は3種類。
もちろん(?)外壁もオリジナル製品です。
- レリーフ外壁
- ジオマイト外壁
- 磁気タイル外壁
があります。
レリーフ外壁
レリーフ外壁は、
- 30年に1度程度の塗り替えで良い耐久性
- 耐火性も抜群
- 傷もつきづらい
のが特徴。
基本的にはレリーフ外壁が標準仕様になります。
ジオマイト外壁
ジオマイト外壁は、
- 凹凸のあるデザインでおしゃれ
- 30年に1度程度の塗り替えで良い耐久性
が特徴。
デザインによってはジオマイトをオプションで選択する場合もありそうです。
磁気タイル外壁
磁気タイル外壁は、
- 耐火性抜群
- 塗り替えは不要!
- 耐久性も抜群で汚れにも強い
のが特徴。
雨水によってセルフクリーニングもしてくれるので、採用している家がかなり多いです。
あ、この家セキスイハイムっぽいな
と思う家は大体磁気タイルですね。
セキスイハイムの標準仕様【屋根】
セキスイハイムの屋根は、種類がかなり豊富。
- 瓦
- スレート
- ガルバリウム鋼板
の3種がどれでも選べます。
採用している屋根はどれも、天災レベルの暴風雨に耐えられる仕様。
また、
瓦屋根だと重くて地震の時揺れるんじゃないの?
と思うかもしれませんが、耐震等級をとっているハウスメーカーは瓦でも大丈夫です。
瓦の重さも含めて設計されているからです。
我が家も瓦ですが耐震等級はバッチリ3認定されています。
価格的には瓦>ガルバリウム>スレートになるので、瓦を選ぶのがお得感はあります。
セキスイハイムの標準仕様【窓・サッシ】
セキスイハイムは標準で「アルミ樹脂複合サッシ」を採用。
窓は家の性能を決める上で最も大事といっても過言ではない箇所。
アルミ樹脂複合サッシの特徴としては
- 樹脂サッシほどではないが断熱性能は高い
- 軽くて強度がある
- 結露を防げる
と窓としては申し分ない性能。
寒さはもちろん、太陽光の暑さに対しても断熱効果は発揮されます。
また、オプションで樹脂サッシにしたりトリプルガラスにしたりできるので、さらなる断熱性の向上も見込めますよ。
セキスイハイムの標準仕様【床材】
セキスイハイムの床材は「HDフローリング」が標準仕様。
俗にいうシートフローリングです。
シートフローリングの特徴としては、
- 汚れが簡単に落とせる
- 経年劣化もほぼない
- デザインが豊富
- 床暖房に対応している
というものが挙げられます。
床材としては標準的なシートフローリングですが、性能的にはバッチリです。
木の温かみをもつ無垢材もオプションで選べますが、床材は家中どこでも使うもの。
オプションを使うのはアクセントくらいにしておくほうがコスト的には無難ですね。
セキスイハイムの標準仕様【建具】
セキスイハイムは建具(室内ドア)もオリジナル仕様。
- ガラスを用いたガラスドア
- ガラスなしのパネルドア
を選ぶことができます。
引き戸はどれもソフトクローズ機能が付いていて安心です。(ソフトクローズ機能は、ドアを閉める際にゆったりと閉まる機能。怪我防止にもなります。)
セキスイハイムの標準仕様【天井】
セキスイハイムの天井高は、
- 鉄骨住宅で2400mm
- 木造住宅で2500mm
が標準仕様です。
多くのハウスメーカーの天井高は2400mmなので、木造の場合は少し高いのが特徴ですね。
下がり天井や小上がりを用いても圧迫感を感じづらい一方、空間が広がるのでエアコンの稼働が少し大変になる一面も。
個人的には、少しでも開放的な空間になるので間取りにも幅が出て嬉しいポイントです。
セキスイハイムの標準仕様【断熱性】
セキスイハイムの断熱は、木造と鉄骨で違います。
木造の場合
- 外壁がグラスウール16K(140mm厚)
- 天井がグラスウール16K(200mm厚)
- 床がグラスウール16K(100mm厚)
で、かなり断熱材がぎっちりです。
鉄骨の場合
- 外壁がグラスウール16K(100mm厚)
- 天井がグラスウール16K(140mm厚)
- 床がポリエチレンフォーム(110mm厚)
と、木造に比べるとちょっと控えめですが十分でしょう。
標準で基礎断熱を採用しているので、床下からの寒さも防げて良い感じです。
外壁・天井・床で家を囲むように断熱材がぎっちり入っているのも安心ポイントですね。
セキスイハイムの標準仕様【構造・工法】
セキスイハイムは構造も木造・鉄骨で異なります。
- 木造はアルティメットモノコック構造
- 鉄骨はボックスラーメン構造
が標準。
木造で採用されているアルティメットモノコック構造は
- 2×6材を採用していて部材が丈夫
- 工場で製造する分厚い床板
- メタルボックスジョイントで部材同士が強固につながる
- パネル+防湿ボードのがっちり壁
が特徴。
一方、鉄骨で採用されているボックスラーメン構造は
- 強度の高い柱と梁を一体化していて
- 工場でユニットとして組み立てるので工期も早い
- リユースが可能(リユースハイムという再利用もしている)
のが特徴。
柱や梁を含めた部材がかなり強固なので、柱を減らして開放感のある間取りを再現することが可能です。
また、リユースハイムという取り組みで、モデルハウスを再利用し安く届けていることもあります。(抽選で当たると家を建てられます。我が家は外れました)
セキスイハイムの標準仕様【基礎】
セキスイハイムの基礎は、ベタ基礎。
鉄骨住宅だと布基礎もポピュラーなのですが、セキスイハイムは鉄骨も木造もベタ基礎が標準なようです。
もちろん、地盤や設計によっては布基礎のパターンもありますが。
ベタ基礎は「面」で、布基礎は「点」で支えるため、
重い鉄骨には布基礎が向いていると言われています。
ですが、床下からの寒さ対策や基礎自体の剛性はベタ基礎の方が上です。
セキスイハイムは、たくさんの住宅を手掛けているノウハウを活かし、ベタ基礎でも鉄骨にバッチリ対応しています。
さらに基礎断熱もあるので、耐震性も寒さ対策も十分といえます。
セキスイハイムの標準仕様【耐震性】
セキスイハイムの耐震等級は、鉄骨も木造も耐震等級3が標準仕様です。
構造や工法、ベタ基礎ももちろん耐震等級の高さには寄与しているのですが、特筆したいのはオリジナル耐震システム「GAIASS(ガイアス)」
- 高性能で強度も高い外壁・ベタ基礎の2段構えで建物を面で支える
- ユニットの構造が地震エネルギーを軽減
ということで、国の認定も受けている耐震システムです。
大手ということで、大規模な耐震実験を行い、耐震性能のアップを常に測っています。
セキスイハイムの標準仕様【換気システム】
セキスイハイムの換気システムは「快適エアリーT-SAS」が有名で人気ですが、こちらはオプションです。
標準仕様では「第3種換気システム」になります。
第3種換気システムの特徴は
- 給気は自然に行い
- 排気は機械で行う
ものです。
第1種と比較すると、外気の気温を変化させずに取り込むので省エネな代わりに、冬場は少し寒くなります。
快適エアリーT-SAS
オプションで採用できる換気システム「快適エアリーT-SAS」はセキスイハイムでも指折りの人気仕様。
特徴としては
- 換気システムの出入り口両方にファンを設置しているので換気性能が高い
- 熱交換システムで外気温の影響を受けない
- 除湿機能もあり梅雨時も快適
- 床下に冷暖房ユニットがあるので、エアコンいらず
と換気システム(空調システム)としては100点満点。
これを採用しておけば、空気トラブルは全くないと言えるくらいの製品です。
セキスイハイムの標準仕様はレベル高めですが、快適エアリーはオプションで導入するのがおすすめですよ。
セキスイハイムの標準仕様【工程】
セキスイハイムの工程は、ユニット工法と呼ばれる「工場である程度組み上げてから現地に運ぶスタイル」です。
特徴としては
- 天候に左右されないので工期が安心
- 工程ごとにプロがチェックしているので品質が安定
- 通常の注文住宅に比べると工期が短い
工場内で施工することで、現場ではできない精密な作業ができます。
そのため、品質も安定しやすいですし、安定した品質の家がスピーディーに建てられるのが特徴です。
通常4~5ヶ月かかる家も、この工法なら2ヶ月程度ととても短納期です。
セキスイハイムの標準仕様【照明】
セキスイハイムでは、ダウンライトが標準で採用できます。
もちろん、オプションで別のライトも選択することが可能です。
ダウンライトは天井に埋め込むタイプのライトなので、空間が広くなる上にスタイリッシュになります。
通常のダウンライトだと、光が直下にしか届かないのですが、セキスイハイムでは設計からライトを検討しているので、部屋全体に照射できるようなダウンライトになります。
我が家もダウンライトを採用しましたが、良い雰囲気が簡単に作れる上に明るさも十分でおしゃれですよ。
セキスイハイムの標準仕様【アフターフォロー】
セキスイハイムのアフターフォローは大手だけあってかなり手厚めです。
- 60年間長期サポートシステム
- 構造や外壁に30年間の長期保証
- 家ごとにメンテナンス計画を用意
- 専門部署がリフォーム対応も可能
- 保険も用意していてバッチリ
- 売却も不動産部門が対応
- Beハイムという取り組みで、セキスイハイムグループが家を買取も可能
と超手厚いです。
特に、構造や外壁の保証が30年というのはかなり長めです。
通常だと長くて20年、ローコスト住宅であれば10年が水準。
また、セキスイハイムの家を知り尽くしたリフォーム部門がいたり、売却の目処も建ててくれたりと、将来的に家をどうにかしないといけない際にまでアフターフォローが続きます。
大手だけあってすごい!というか大手の中でもすごいアフターフォローですね。
セキスイハイムと比較したいハウスメーカーは?
セキスイハイムの標準仕様をまとめると
- 全体的にレベルは高め。価格も高めだけど見合っている
- アフターフォローが非常に手厚く、住んだ後の安心感もある
のが特徴です。
オール標準で家を建てても、満足できる住宅ができそうです。
とはいえ、セキスイハイムオンリーで家づくりを進めるのは怖いと思います。
その際、比較をおすすめしたいのが
です。
各ハウスメーカーかなり高い水準の標準仕様です。
人によって重視したい標準仕様は違うはずなので、あなたの求めるハウスメーカーを、比較によって見つけちゃいましょう。
やばくなったら、すぐ消します。
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