ヘーベルハウスって名前をよく聞くけど、何がすごいの?
ヘーベルハウスの標準仕様はどんな感じになってるの?
そんな疑問に答えます。
家づくりをしていると、よく名前を目にする「ヘーベルハウス」
ロングライフ住宅をテーマに、長く住める充実した家づくりをモットーにしています。
そのため、分類的には高級ハウスメーカー。
標準仕様も豪華なものが多いので、他の高級ハウスメーカーと比較してみてくださいね。
また、「標準仕様」は店舗や営業マンによっても変わります。
正確な情報を提供するように細心の注意を払ってはいますが、どうしても正確な情報が気になる場合は、カタログ請求やハウスメーカーへの問い合わせをしていただくのが確実です
やばくなったら、すぐ消します。
ヘーベルハウスの概要・坪単価!
まずはヘーベルハウスについてです。
知ってるよ!
という方は飛ばしてくださいね。
ヘーベルハウスは、ハウスメーカーというよりも「旭化成ホームズ」が手掛ける住宅のブランドになります。
旭化成ホームズは、注文住宅であるヘーベルハウス以外にも
- へーベルメゾン(賃貸)
- アトラス(分譲マンション)
- ヘーベルVillage(シニア向け賃貸)
- Vinnageリーシュ(サービス付き高齢者向け住宅)
- 旭化成リフォーム(リフォーム)
- ストックヘーベルハウス(中古戸建)
- ストックアトラス(中古マンション)
- へーベルメゾン(アパート経営)
- ヘーベルビルズ(中高層ビル)
- 都市開発事業
などの事業を展開しています。
1972年の創業以来、大小問わずさまざまな建物を建てまくっている旭化成ホームズのノウハウは、ヘーベルハウスの住宅にも大きな影響をもたらしています。
ヘーベルハウスの展示場はどこにある?
興味を持っても、展示場がめちゃくちゃ遠かったら家づくりはできません。
展示場がある都道府県
- 東京
- 神奈川
- 千葉
- 埼玉
- 栃木
- 茨城
- 群馬
- 山梨
- 静岡
- 愛知
- 三重
- 岐阜
- 滋賀
- 京都
- 奈良
- 大阪
- 和歌山
- 兵庫
- 岡山
- 広島
- 山口
- 福岡
- 佐賀
の23都府県に展示場があります。
北の方にはあまりないので、東北の人は現状ヘーベルハウスで住宅を建てるのは現実的ではないですね。
ヘーベルハウスの坪単価の目安は?
結論から言うと、ヘーベルハウスの坪単価目安は、80~130万円ほどです。
プランや間取りによってもかなり坪単価は変わってくるので、参考程度ですね。
一般的には坪単価100万円ほどがボリュームゾーンになりそうです。
平均的な40坪の住宅で建築総額4500万円ほどでしょうか?
高級メーカーといって差し支えないですね。笑
ヘーベルハウスの標準仕様【キッチン】
では、選ばれし都府県の皆さんに標準仕様を紹介していきますね。
まずは住宅の花形、キッチンからです。
ヘーベルハウスのキッチンの標準仕様は
- ヘーベルハウスオリジナル
- クリナップ
- Panasonic
- トクラス
- LIXIL
となります。
中でも
- ヘーベルハウスオリジナル
- クリナップ(ステディアのオリジナル仕様)
- トクラス(Berryのオリジナル仕様)
はヘーベルハウス限定のオリジナルモデルになります。
では、それぞれの特徴を見ていきますね。
ちなみに、
- Hシリーズ(最高級ランクプラン)
- Fシリーズ(2番目のプラン)
- Sシリーズ(3番目のプラン)
で選べるキッチンが違うので、要注意です。
ヘーベルハウスオリジナルキッチン
ヘーベルハウスのオリジナルキッチンが標準になるのは「Hシリーズ」
- アイランドキッチン対応
- キャビネットにゴミ置きスペースあり
- ステンレスワークトップで高級感・清潔感バツグン
- 浄水器つきの水栓
- シンクもステンレスで清潔感バツグン
なのが特徴。
デザイン性も機能性も兼ね備えている、THE・高級キッチンで人気もありますよ。
クリナップ「ステディア」
クリナップの「ステディア」がベースのオリジナルキッチンは、Fシリーズ限定。
クリナップ「ステディア」も、多くのハウスメーカーで標準採用されている大人気製品。
- 「デュアルトップ対面」で、開放感を出しつつ手元を隠せる
- 「美コートワークトップ」で傷にも汚れにも強い(ステンレス)
- 「流レールシンク」で汚れにくく洗いやすい
- 「洗エールレンジフード」で2ヶ月に1回ボタンを押すだけで掃除可能
- 「ツールポケット+スライドボックス」でたっぷり&使いやすい収納
- 「スライドパントリー」でさらに収納たっぷり
- 「ステンレスエコキャビネット」で、キャビネット自体も湿気や匂いに強い
で、「あなたの”がんばらない”を支える」がテーマ。
少しでも家事を楽にしてくれる優しいキッチンです。
ヘーベルハウスでは、デザインやカラーでヘーベルハウスの住宅にバッチリはまるオリジナル仕様になっています。
Panasonic「ラクシーナ」
Panasonic「ラクシーナ」は、各高級ハウスメーカーでも標準仕様で採用されている、大人気モデル。Fシリーズです。
特徴としては
- 10年ファンのお掃除不要レンジフード
- 傷にも汚れにも強い「スゴピカ素材」のシンク
- 置きラク収納で、容量たっぷりなのにらくらく出し入れ
- 手元にあって使いやすいクッキングコンセント
といった感じ。
プランもたくさんあってデザイン性も抜群ですよ。
トクラス「Berry」
トクラスの「Berry」をベースにしたオリジナルキッチンは、Hシリーズで最高グレードです。
キッチンといえばLIXILやタカラスタンダードがパッと出てくるかもしれませんが、トクラスもかなり人気があるメーカーです。
特徴としては
- 自社生産の人造大理石を使っていて剛性がある
- シンクがめちゃくちゃ広い
- 自社生産のサイクロンフードはこだわり&性能バッチリ
- カウンタースペースを広々使えるハイバックカウンター
が挙げられます。
中でも、人造大理石の強さは特筆に値するレベル。
そもそもの厚みが厚いので、衝撃や熱にかなり強い。
他のメーカーのハイグレード品の人造大理石と比較しても厚みがあるので、安心して使えるのが嬉しいポイントですね。
現在は、「ベリー」は廃盤となり、後継品として「Collagia(コラージア)」が発売となりました。
詳しい仕様については担当者さんに確認してみてください!
LIXIL「リシェルSI」
Hシリーズでは、LIXILの「リシェルSI」も選べます。
テーマとしては、「インテリアとしての美しさを備えながら、道具としての使う歓びを突き詰めた料理を楽しむ」キッチン。
特徴としては
- 熱・傷・汚れに強くお手入れが簡単なセラミックワークトップ
- 動線を意識し、簡単に使える収納
- ハンズフリー水栓で洗い物も楽々
- キッチンクローゼット(カップボード)もおしゃれで収納たっぷり
- よごれんフードでレンジフードも清潔
といった感じ。
LIXIL「シエラS(ES)」
Sシリーズで選択できるLIXILの「シエラS」は、デザイン性も高く、バリエーションが豊富なため人気のキッチンです。
ハウスメーカー向けに、ESという名前でも呼ばれていますが、同じ製品です。
シエラSは、
- よごれんフード
- ナイアガラフロー方式のシンク
- 浅型食洗器
- 人造大理石
- 3口コンロ
が標準装備です。
キッチンのグレードを下げて他の設備にコストをかける場合は、シエラSを選ぶことになるでしょう。
ヘーベルハウスの標準仕様【お風呂】
次にお風呂の標準仕様です。
- TOTO
- LIXIL
- 積水ホームテクノ
が標準で選べるメーカーになります。
- Lシリーズ(最高ランク)
- Hシリーズ(2番目)
- Fシリーズ(3番目)
になっています。
TOTO「シンラ」
Lシリーズの場合は、TOTO「シンラ」が標準になります。
TOTOで最高グレードのお風呂です。
- 4点支持設計でゆったりの「ファーストクラス浴槽」
- 「楽湯」で冷えやすい肩周りを重点的に温められる
- 調光調色システムで6つのモードの明るさを表現
- 断熱材ぎっしりでヒートショック対策も
- ほっカラリ床やお掃除ラクラクカウンターももちろん搭載
が特徴で、とにかくTOTOで一番良いお風呂です。
Lシリーズ限定にはなりますが、標準で「シンラ」を採用しているハウスメーカーはかなり少ないですよ。
TOTO「サザナ」
Hシリーズ・Fシリーズで選べるTOTOの「サザナ」は多くのハウスメーカーで標準採用されている超人気モデル。
- ゆるリラ浴槽で、体にかかる圧力を分散させてリラックスできる
- 高さも角度も自由自在のシャワーバーで体勢を選ばずシャワーできる
- ほっカラリ床は、断熱性能もお掃除のしやすさも両立
- Fタイプではベンチも採用可能
と至れり尽くせりです。
ベンチタイプだと、サウナがわりに使うこともできます。
「シンラ」ほどではありませんが、かなり良いお風呂です。
HシリーズとFシリーズでは、浴室の広さや水栓のタイプ・デザインなどが異なります。
LIXIL「アライズ(リデア)」
HシリーズとFシリーズでLIXILを選んだ場合の標準は「アライズ(リデア)」
中でも
- Bタイプ:ゆっくりお風呂に入りたい人向け
- Hタイプ:ボディハグシャワーを採用したり、オーバーヘッドシャワーで主にシャワーを使う人向け
- Mタイプ:ゆったりできる浴槽とさっと浴びられるシャワーのハイブリッドタイプ
と3つのタイプがあります。
シャワーやカウンター・収納などもアレンジが豊富なので、オーダーメイドのようなお風呂を作れるのが特徴。
HシリーズとFシリーズでは、浴室の広さや水栓のタイプ・デザインなどが異なります。
積水ホームテクノ「バスサルーンEscort」
Hシリーズで選べるのが、積水ホームテクノ「バスサルーンEscort」
積水グループが手掛けている製品で、他には
- 積水ハウス
- 住友不動産
- 住友林業
- 三井ホーム
と大手で標準採用されています。
特徴としては
- グッドデザイン賞受賞のデザイン性
- 浴槽の形に曲線を取り入れ、同じ広さでも洗い場を大きく確保できる
- 高断熱床・高断熱浴槽で冬でもポカポカ
- カウンターの取り外しも可能で洗いやすい
- 浴槽は人造大理石で高級感もアリ
となっています。
特に高断熱浴槽は、4時間経ってもお湯の温度が2.5℃しか下がらないという神仕様。
また、浴槽にはステップもあるので半身浴も楽しめますよ。
ヘーベルハウスの標準仕様【洗面台】
ヘーベルハウスの洗面台は、オリジナルが標準仕様です。
オリジナルとはいえ、下記の製品をベースとして使っています。
- TOTO「オクターブ」
- LIXIL「LC」
- Panasonic「シーライン」
それぞれ見ていきましょう。
TOTO「オクターブ」
TOTOの標準はオクターブ。
- 手を差し出すとセンサーが感知して自動で水が出るラクラクスマート水栓
- 次亜塩素酸が含まれた「きれい除菌水」が搭載されてきれいが長持ち
- 収納スペースが広い
清潔感あふれるオクターブは、バランスよくどんな家庭にもおすすめできます。
LIXIL「LC(クレヴィ)」
LIXILの「LC(クレヴィ)」は、LIXILの洗面台の中で上から2番目のグレード。
価格帯もデザインも人気の洗面台です。
特徴としては、
- キレイアップカウンターで、掃除がしやすい
- キレイアップ水栓で、水栓周りも綺麗を保てる
- 鏡面が曇りにくい
- 収納がたっぷりで、散らからない
- デザインはシンプルでどんな部屋にも合わせられる
と言ったものが特徴。
掃除のしやすさが一番の特徴ですが、扱いやすさも一級品でおすすめの洗面台です。
現在「LC」は廃盤になり、後継品として2023年4月3日に「クレヴィ(Crevi)」が発売しました。
Panasonic「シーライン」
Panasonic製の洗面台はシーライン。
- 収納が欲しい人のためのキャビネットプラン
- 床掃除を簡単にしたい人のためのフロートプラン
- 収納もインテリアにしたい人のためのオープン棚プラン
- 2人以上で広々と使いたい人のためのワイドカウンタープラン
から選ぶことができます。
また、LED照明でウェットエリアがあるので掃除自体もしやすいです。
ヘーベルハウスの標準仕様【トイレ】
ヘーベルハウスのトイレは、標準ではタンクありタイプですが、割と安めにタンクレスに変更も可能。
選べるメーカーは
- TOTO
- LIXIL
をベースにオリジナル仕様にしたものです。
それぞれ見ていきます。
TOTO
TOTOで選べるのが
- タンクレス「ネオレスト」
- タンクあり「ZJ」
になります。
まずはタンクレスのTOTO「ネオレスト」
ネオレストの特徴は
- 使用前に便器にミストを吹きかけ汚れを付きにくくしたり
- AIで使用時間を学習し、よく使用する1時間前から作動し、カートリッジで除菌したり
- リモコンボタンで汚れを浮き上がらせ、掃除しやすくしたり
とにかく清潔を保てるのがポイント。
もちろん手掃除もしやすいフチなし形状なので、基本的には掃除で困ることはなさそうです。
そしてタンクありはTOTO「ZJ」
特徴は
- 掃除のしやすいフチ無しの形状
- 手洗いも使いやすい
- 手洗いボウルが少し深めで水がはねづらい
といった感じです。
バランスの取れたトイレです。
LIXIL
LIXILで選べるのが
- タンクレス「サティス」
- タンクあり「アメージュ」
になります。
タンクレスの「サティス」は
- デザインカラーが豊富
- カタチに工夫していて長く座っていても疲れない
- 凹凸がない便器本体で、掃除がラクラク
なのが特徴。
タンクレストイレは、タンクがないことでトイレ空間が広くなります。
さらに長く座っていても疲れないので、トイレで過ごす空間がゆったり落ち着いたものになりますよ。
タンクありの「アメージュ」は
- アクアセラミックでピカピカが長持ち
- フチレスでお掃除ラクラク
- 節水機能も高く、年間1万円分の節水が可能
なのが特徴。
タンクレスに比べると価格も安価ですが、それでも機能は十分。
特にこだわりがなければ、タンクありでも十分快適ですね。
ヘーベルハウスの標準仕様【床材】
ヘーベルハウスの床材は
- 突板フローリング
- シートフローリング
が標準で採用できます。
突板フローリングは
ロータリーという機械で天然木から削り出された0.2~0.6mmの板を、合板に貼り付けたもの。
自然な風合いと耐久性を両立できるので、多くのハウスメーカーで採用されている床材です。
シートフローリングは、表面材に木目がプリントされた樹脂などのシートを貼っているもの。
床暖房の熱で変化しにくかったり、水回りにも強いのが強みです。
満足できない場合は、無垢材などを採用することになりますが、その場合はオプションになります。
ヘーベルハウスの標準仕様【天井】
ヘーベルハウスの天井高は、標準で2400mmです。
多くのハウスメーカーで採用されている、一般的な高さです。
気になる場合は
- 天井高さを上げる
- 吹き抜けを採用する
- 勾配天井にする
- 天井を折り上げる
- ダウンフロアにする
というのをオプションで採用することも可能です。
ヘーベルハウスの標準仕様【壁紙】
ヘーベルハウスの壁紙(クロス)は、ヘーベルハウスオリジナルの「イージークリーンクロス」が標準仕様です。
特徴としては
- 汚れの落としやすい特殊コーティングが施されている
- 破れにくい材質
といったもの。
とはいえ、標準で選べるクロスは80種類程度しかありません。
他のハウスメーカーですと、分厚いカタログを何冊も持ち帰って選ぶのですが・・・
かなり少ない部類です。
クロスは性能も大事ですが、デザインの方がもっと大事ですよね。
そのため、本当に好きなデザインを選ぶためにはオプションで他メーカーのクロスをほぼ確実に採用する必要が出そうです。
ヘーベルハウスの標準仕様【建具】
ヘーベルハウスの建具(室内ドアや階段)は、ヘーベルハウスオリジナルが標準仕様。
カタログなどはありませんでしたが、公式サイト
で、実例が大量に掲載されているので、インテリアのイメージに役立てましょう。
ヘーベルハウスの標準仕様【窓・サッシ】
ヘーベルハウスの窓は、下記が標準仕様になります。
- Low-Eペアガラス(アルゴンガス入り)
- アルミ樹脂複合サッシ
Low-Eペアガラスは、通常の樹脂ガラスよりも断熱性能が高く、熱を通さないアルゴンガスが入っていることでさらに断熱性能が上がっています。
アルミ樹脂複合サッシの特徴としては
- 樹脂サッシほどではないが断熱性能は高い
- 軽くて強度がある
- 結露を防げる
と窓としては申し分ない性能。
寒さはもちろん、太陽光の暑さに対しても断熱効果は発揮されます。
また、オプションで樹脂サッシにしたりトリプルガラスにしたりできるので、さらなる断熱性の向上も見込めますよ。
ヘーベルハウスの標準仕様【玄関ドア】
ヘーベルハウスの玄関ドアは少し特殊です。
通常の家より壁が分厚く、独自の規格があるため、基本的にはオリジナルの玄関ドアが標準になります。
LIXILなどで一部採用できるものもありますが、基本的にはオリジナル製品を採用することになりそうです。
スマートキーはオプションになりますが、個人的には確実につけておきたいオプションの1つですね。
ヘーベルハウスの標準仕様【外壁】
ヘーベルハウスの外壁は、名前の由来にもなっている「ヘーベル板(ALCコンクリートパネル)」が標準仕様です。
- 耐用年数が60年
- 軽量で建物や地盤への負担が少ない
- 塗装は3層「ロングライフコート」
- 目地にもコーティングし劣化防止
- 見た目がかっこいい
のが特徴。
また、耐火性や断熱性も高いので、かなりレベルの高い外壁材になっています。
オプションで「デュラ光」というセルフクリーニングのコーティングをすることもできるので、至れり尽くせりです。
ヘーベルハウスの標準仕様【屋根】
ヘーベルハウスは屋根も「ヘーベル板」が標準仕様です。
他のハウスメーカーだと、
- スレート
- 瓦
- ガルバリウム
などが標準になるので、一線を画していますね。
ヘーベル板の特徴は先ほど外壁で紹介した通り
- 耐用年数が60年
- 軽量で建物や地盤への負担が少ない
- 塗装は3層「ロングライフコート」
- 目地にもコーティングし劣化防止
- 見た目がかっこいい
といったものです。
屋根と外壁ダブルでヘーベルを使っていて住宅の性能を向上させているのが特徴です。
部分的にオプションで他材質も採用できますよ。
ヘーベルハウスの標準仕様【断熱】
鉄骨住宅は、木造に比べると断熱性は低めです。
ですが、ヘーベルハウスは標準仕様でZEH基準である0.6(W/㎡)をクリアしています。
屋根や外壁で使われているヘーベルと、独自開発のネオマフォームの二重構造で、超断熱を再現しています。
- 屋根の断熱:ヘーベル板100mm+ポリスチレンフォーム25mm+ネオマフォーム65mm
- 外壁の断熱:ヘーベル板75mm+ネオマフォーム45mm+ポリスチレンフォーム7mm
- 床下の断熱:ヘーベル板100mm+ポリスチレンフォーム60mm+合板12mm
とかなりふんだんに断熱を再現していますね。
断熱性能は住宅の中でも1.2を争うくらい重要な要素。
ヘーベルハウス、すごいです。
ヘーベルハウスの標準仕様【構造・工法】
ヘーベルハウスの構造は、
- 2階建住宅に用いられる「ハイパワード制震ALC構造」
- 3~4階建住宅に用いられる「重鉄制震・システムラーメン構造」
の2種類があります。
ヘーベルハウスの住宅は、鬼怒川の洪水にもたった1棟耐えるくらいの強度です。
鬼怒川の洪水に耐えたへーベルハウスの現在の様子みたけど綺麗になってたね笑
— まさき (@msk_stk_0323) June 17, 2016
基礎も杭も1ミリも動いてなかったのはすごいと思う
まぁ仕事しとって思うけど
ヘーベル版で防波堤を作ったらええのになww
予算的にえげぐいやろうけど pic.twitter.com/e5GW0PMOQX
2階建住宅「ハイパワード制震ALC構造」
2階建住宅の方がほとんどだと思いますが、その場合は「ハイパワード制震ALC構造」が標準仕様になります。
特徴は
- 高強度の柱と梁を採用
- 「ハイパワードクロス」という高性能の制震フレーム
- 「極低降伏点鋼」という粘りが強くエネルギー吸収能力の高い鋼材
ということ。
極低降伏点鋼って必殺技みたいな名前ですが、地震に強い鋼のことですね。笑
3~4階建住宅「重鉄制震・システムラーメン構造」
3~4階建の場合は、「重鉄制震・システムラーメン構造」が標準仕様。
- 強度の高い重量鉄骨の柱を使用
- 通し柱を使わない梁勝ち工法で、自由度も抜群
- 剛床システムで強度抜群
なのが特徴。
ビルやマンションも手掛けているヘーベルハウスならではのノウハウが詰まっています。
ヘーベルハウスの標準仕様【基礎】
ヘーベルハウスは「連続布基礎」が標準仕様の基礎です。
木造はベタ基礎・鉄骨は布基礎がセオリーなのでバッチリですね。
特徴としては
- 耐用年数65年以上の耐久性のコンクリートを使用
- ボルトとベースプレートの間にモルタルを入れ基礎と柱を固定する「マイティーセッター」
- 二重の配筋で強度を高めた「ダブルソリッド配筋」
です。
基礎は住宅の性能を決める上で大事なものですが、ヘーベルハウスは流石の一言です。
ヘーベルハウスの標準仕様【耐震】
ヘーベルハウスの家は、阪神淡路大震災でも倒壊ゼロの耐震性能です。
もちろん全棟耐震等級は、最高等級の3です。
先ほども紹介した制震フレーム「ハイパワードクロス」が搭載。
- フレキシブルジョイントが地震の揺れを逃し
- 耐震フレームが受ける力を抑え
- 地震の揺れを半分に抑える
のが特徴です。
ヘーベルハウスの耐震は、日本の住宅でもトップクラスですよ。
ヘーベルハウスの標準仕様【換気システム】
ヘーベルハウスの換気システムは「第3種換気システム」が標準仕様。
第3種換気システムの特徴は
- 外からの給気は自然に取り入れる
- 内から外への排気は機械で行う
- そのため冬場は寒い空気が入ることもあるが
- ランニングコストは安く済む
といったもの。
メーカーはダイキンやPanasonicとなります。
外からの給気も室温に近づける熱交換型は第1種の特徴ですが、オプションで採用することも可能です。
また、全館空調もオプションとなります。
ヘーベルハウスの標準仕様【アフター】
ヘーベルハウスのアフターフォローは非常に手厚いです。
- 構造耐力上必要な部分(構造躯体)・雨水の侵入を防止する部分(屋根や外壁)に関して、30年間の初期保証
- ロングライフプログラムで全邸60年間無料点検サポート
通常のハウスメーカーだと、30年間の初期保証や点検はありますが、その後は有料メンテナンスを行ってやっと保証するケースが多いです。
さすが高級ハウスメーカーだけあってかなり手厚いサポートが受けられます。
ヘーベルハウスの標準仕様【まとめ】
ヘーベルハウスの標準仕様は、全体的にハイレベルです。
特に名前の由来にもなっている「ヘーベル」が施された外壁や屋根は、業界トップクラスです。
高級メーカーに偽りない標準仕様ですね。
とはいえ、ハウスメーカー選びは比較が基本。
ヘーベルハウスを検討するなら、以下のハウスメーカーと比較するのがおすすめです。
いずれも鉄骨の高級メーカーとの比較になりそうです。
やばくなったら、すぐ消します。
やばくなったら、すぐ消します。
コメント