クレバリーホームの強みってなんだろう?
クレバリーホームで家を建てたいけど、標準仕様が分からないと判断できない
そんな悩みを解決します。
この記事では、クレバリーホームの標準仕様について徹底解説します。
基本的には、最も人気の「CXシリーズ」について解説していきます。
また、「標準仕様」は店舗や営業マンによっても変わります。
正確な情報を提供するように細心の注意を払ってはいますが、どうしても正確な情報が気になる場合は、カタログ請求やハウスメーカーへの問い合わせをしていただくのが確実です
やばくなったら、すぐ消します。
クレバリーホームは安っぽい?後悔する?坪単価はいくら?
まずはクレバリーホームについて紹介していきます。
知っている人は飛ばしてくださいね。
クレバリーホームは、各ハウスメーカーの若手営業マンが「ユーザーが外壁で困っていること」を解決するために、準備に準備を重ねてついに2016年に設立した会社です。
基本的にはフランチャイズで、協力会社に施工してもらう形になります。
安っぽい、後悔するという評判は何?
基本的には、実際に住んだり寝泊まりしないと安っぽさを感じることはありません。
外壁になるタイルは高級感バツグンの素材なので、「外装と比べると内装は安っぽい」というイメージがついてしまうのかもしれません。
とはいえ、今回触れていく標準仕様を見てもらえれば、標準仕様でも十分高性能な暮らしができると納得してもらえると思います。
また、クレバリーホームに限ったことではありませんが、フランチャイズには下記のようなリスクがあり、後悔する人も。
クレバリーホーム最悪!
— FXで稼ぐ (@PnobuA) January 6, 2023
クレバリーホームで家を建てたら、施工した工務店が撤退したから、うちは知りませんって。
クレバリーホームは、工務店です。
決して、ハウスメーカーではありません!
商品は、クレバリーホームで出して、あとは知りませんです。
一生の買い物で後悔です。
その点少し高くても大手ハウスメーカーの方が安心できる人がいるのも納得。
坪単価は55~70万円が目安
といっても、家づくりでは全く後悔しないことの方が珍しいです。
まずは価格帯が「自分の検討できる価格帯かどうか」知っておきましょう。
広さやグレードによってもかなり上下しますが、クレバリーホームの坪単価は50~65万円が一つの目安になります。
40~50万円と言われることもありますが、2021~2022年のウッドショックもあり、現状は50~65万円が目安になるでしょう。
総タイル外壁の家にしては、かなり坪単価は抑えられるのがクレバリーホームの特徴ですね。
おうちづくりドットコム調べの数字では、58.9万円が坪単価の平均でした!
クレバリーホームはローコスト?
ローコスト住宅とも言われるクレバリーホームですが、個人的にはローコストではないように思います。
Vシリーズ | 坪単価75万円〜の高級グレード |
CXシリーズ | 坪単価50~65万円の一番人気グレード |
グランシェア | 坪単価55~70万円の平屋プラン |
クレバコ+ | 坪単価45~55万円のセミオーダープラン |
スマートエブリZERO | 坪単価65~80万円のZEHプラン |
がメインになるグレードですが、この中でローコストと言えるのは、セミオーダーの「クレバコ+」くらいのものです。
とはいえ、オプションほぼなしの標準仕様オンリーでCXシリーズを採用すれば、ローコスト寄りの価格にはできるはず。
クレバリーホームの標準仕様【キッチン】
では、まずはキッチンの標準仕様を見ていきましょう。
クレバリーホームのキッチンは
- LIXIL「ノクト」が標準仕様。
特徴はこんなところです。
- アシストポケットで、収納面積が従来比30%UP!
- ひろびろWサポートシンクで、調理も片付けもゆったり
- シンクのカラーバリエーション豊富
- ひろびろシャワーで、洗い物のスピードが段違い
- タッチレス水栓で、いちいち手を拭かなくてもOK
- よごれんフードで、ほぼレンジフードの掃除いらず
ひろびろ!
シャワー!
LIXILのキッチンは、機能性とデザインを両立できるのが特徴です。
十分満足できるキッチンだとは思いますが、標準は基本的にLIXILオンリーなので他のメーカーのキッチンを選ぶ際にはオプション費用がかかるのが玉に瑕ですね。
他のハウスメーカーでもノクトはよく採用されているキッチンですが、他のハウスメーカーだとノクト以外も標準で採用できるので、選択肢が狭まるのはちょっと残念です。
クレバリーホームの標準仕様【お風呂・浴室ユニットバス】
クレバリーホームのお風呂の標準仕様は
- LIXIL「リデア」
になります。もともとは「アライズ」でしたが、今は「リデア」です。
LIXIL「リデア」の特徴は
- パッとくるりんぽい排水口で、ゴミが勝手にまとまるからゴミ捨て楽々
- 浴室暖房乾燥機で、ヒートショックの不安なし。冬場もポカポカ
- お掃除楽々のまる洗いカウンター
- ダブルの保温構造で4時間経っても2度しか下がらないサーモバスS
- キレイサーモフロアで足元もヒヤッとしない
と、機能性バツグン。
我が家もアライズ(リデア)を愛用していますが、マジで良いです。
冬場、外の気温がマイナス5度でもお風呂ポカポカだし、浴槽も暖かさをキープできます。
ですが、他のメーカーのお風呂でも同等のものはあります。
小さなこだわりの違いが他のお風呂を選ぶポイントになることもあるので、LIXIL一択なのは微妙ですね。
ちなみに、使って感じるデメリットは特にありません。
強いてあげるなら、夜中にエコキュートのお湯がなくなる時に鳴る警告音がびっくりすることくらいですかね。
クレバリーホームの標準仕様【トイレ】
トイレの標準仕様も、LIXILのベーシアです。
- 節水(大5L・小3.8L)でエコ
- パワーストリーム洗浄でいつも綺麗
- 便フタワンタッチ着脱で掃除が楽々
- もちろん暖房便座
- フチレス形状で掃除ラク
が特徴。
我が家も3台、ベーシアを採用しています。
他にも、
- 埋込棚収納があるのでトイレが散らからなかったり
- 広々サイズの便座でゆったり座れたり
というメリットもあります。
ただ、今流行りの、というか便利なタンクレストイレを採用する場合にはオプション扱いになります。
クレバリーホームの標準仕様【洗面台】
洗面台の標準仕様も、LIXIL「MV(クレヴィ)」となります。
LIXILの「MV(クレヴィ)」は、LIXILの洗面台の中で上から2番目のグレード。
価格帯もデザインも人気の洗面台です。
特徴としては、
- キレイアップカウンターで、掃除がしやすい
- キレイアップ水栓で、水栓周りも綺麗を保てる
- 鏡面が曇りにくい
- 収納がたっぷりで、散らからない
- デザインはシンプルでどんな部屋にも合わせられる
と言ったものが特徴。
我が家の洗面台もMV(クレヴィ)です!汚れにくくて使いやすいです。
掃除のしやすさが一番の特徴ですが、扱いやすさも一級品でおすすめの洗面台です。
洗面台として高水準で便利なのですが、やはり他メーカーとの比較はしたいですよね・・・
クレバリーホームよりも高いハウスメーカーでも使われている洗面台ではあるのですが、他のハウスメーカーだとTOTOの「オクターブ」やPanasonicの「シーライン」なんかも標準で採用されています。
LIXILだけに絞ることで価格を下げているのかもしれませんね。
クレバリーホームの標準仕様【外壁】
クレバリーホームは、外壁から始まったハウスメーカー。
通常のサイディングなどだと、メンテナンス費用がかかりすぎることに危機感を覚えた方々が設立したハウスメーカーです。
クレバリーホームの一番の特徴と言っても差し支えないです。
外壁をタイルにする特徴は
- 天候による劣化や変色を防ぐ耐候性があること
- セルフクリーニング機能があり、雨で汚れを落としてくれること
- 通常の外壁よりもかなり耐水性が高く雨や雪にも強いこと
- そもそも傷がつきにくいこと
- メンテナンスコストが通常の外壁の半分以下に抑えられること
- クレバリーホームならデザインの選択肢も幅広いこと
- 強度が高く、阪神淡路大震災の2倍の地震でも剥離や損傷しない耐震性
とメリットばかりです。
他のハウスメーカーでタイル外壁を採用しようとすると、かなりオプション費用がかかるので、標準でタイル外壁なのはクレバリーホームの最大のメリットですね。
ちなみに、タイルの下地には防火仕様の窯業ベースを使っているので火にも強いですよ。
クレバリーホームの標準仕様【床材】
クレバリーホームの床材の標準仕様は
- クレバリーホームオリジナル製品
です。
ウッドワンという床材メーカーの複合フローリングに、無垢材を貼り付けた突板フローリングになります。
突板フローリングの特徴は
- 無垢材の温かみと合板の強さを兼ね備えている
- コストが安め
- 凹みづらい
といったもの。
採用しているハウスメーカーも多く、取り扱いやすいフローリングです。
また、クレバリーホームオリジナルということで、
クレバリーホームの家にぴったりなデザインが見つかりますよ。
クレバリーホームの標準仕様【玄関】
クレバリーホームの標準の玄関ドアは
- LIXIL
- YKK AP
になります。
1ドア2ロックシステムという、(空き巣からしたら面倒な)システムを採用しています。
標準で取り扱っているLIXIL・YKKどちらも玄関ドアの最大手と言えるメーカーなので、外観デザインと機能性の両面でぴったりの玄関ドアに出会えるはずです。
また、電子錠(キーレス・スマートキー)は10万円弱くらいのオプションになります。
クレバリーホームの標準仕様【建具(室内ドア・階段)】
クレバリーホームの室内ドアは、ハイドアのオリジナル製品が標準仕様です。
ハイドアの特徴は
- とにかく開放感がある
- 採光量が取れるので明るい
また、階段の素材などもクレバリーホーム(や施工店)それぞれに準じているようなので、気になる部分があったら営業マンに問い合わせるのが確実ですよ。
クレバリーホームの標準仕様【窓・サッシ】
クレバリーホームの窓やサッシの標準仕様は
- アルゴンガス入りLow-E複層ガラス
- アルミ樹脂複合サッシ
になります。
アルゴンガス入りLow-Eペアガラス
アルゴンガス入りLow-Eペアガラスは、
- 通常の樹脂ガラスよりも断熱性能が高い
- アルゴンガスという熱を通さないガスが入っていてさらに断熱性能が高い
のが特徴。
アルミ樹脂複合サッシ
アルミ樹脂複合サッシの特徴としては
- 樹脂サッシほどではないが断熱性能は高い
- 軽くて強度がある
- 結露を防げる
と窓としては申し分ない性能。
寒さはもちろん、太陽光の暑さに対しても断熱効果は発揮されます。
高級ハウスメーカーとも同等の標準仕様なので、窓の性能はバッチリですよ。
クレバリーホームの標準仕様【天井高・天井】
クレバリーホームの天井高は、2600mmが標準仕様。
これはかなり高いです。
一般的なハウスメーカーの天井高は2400mmなので、20cmも天井が高いです。
デメリットとしては
- 空間が広くなる分、エアコンなどの負担が大きいこと
が挙げられます。
メリットとしては
- 開放感があり、空間自体も広くなること
です。
個人的には2600mmあれば嬉しいですが、こじんまりした空間を好む人にとっては嫌かもしれません。その場合は、相談すれば下げてくれることもあるので相談してみましょう。
いずれにせよ、2600mmの天井高を標準にできるのは、構造の強さあってこそなので安心ポイントですよ。
クレバリーホームの標準仕様【屋根】
クレバリーホームの屋根の標準仕様は
- スレート屋根:ケイミュー「カラーベスト」
- 陶器瓦:クレバリーホームオリジナル
になります。
それぞれの特徴は下記の通り。
といったイメージです。
通常、陶器瓦はスレートの倍くらいの値段がするので、標準で採用できるのはお得感がありますね。
クレバリーホームの標準仕様【断熱材・断熱性能】
クレバリーホームは、高気密・高断熱を謳っているハウスメーカー。
断熱に関しても自信を持っています。
断熱材は
- 屋根:無機質繊維系断熱材210mm もしくは 無機質繊維系断熱材マット165mm
- 外壁:無機質繊維系断熱材100mm+防水遮熱シート
- 床下:ポリスチレンフォーム65mm
となっています。
無機質繊維系断熱材とは、ガラスを繊維状にした断熱材。
ポリスチレンフォームとは、最も一般的な断熱材です。
オプションでさらに断熱材を追加することもできるので、寒い地域の方は追加した方が安心かもしれません。
とはいえ、標準でも省エネ基準はクリアできるので、十分満足のいく性能にはなっています。
クレバリーホームの標準仕様【構造・工法】
クレバリーホームの住宅は
- 1階と2階を一体化した「SPG構造」
- 激しい揺れに強い「モノコック構造」
を合わせた「プレミアムハイブリッド構造」が標準仕様です。
そもそもSPG構造とは?
いきなりSPGとか言われてもわかりませんよね。解説しますね。
SPG構造というのは、「ストロング・ポスト・グリッド」の略で1階から2階に通し柱を立てることで強くする構造のことです。
見るからに強そうですよね。笑
じゃあモノコック構造とは?
モノコック構造とは、「床・壁・天井の6面すべてを構造用体力面材で構成する構造」のことです。
どこか一ヶ所弱い部分があることはなく、とにかく6面すべて強い板で作ってますよ〜というイメージでOKです。
モノコックに関しては、採用しているハウスメーカーも多いですね。
クレバリーホームは、構造材にもこだわりアリ
構造材(住宅を作る木材たち)にもこだわっているのがクレバリーホームの特徴。
- 主要部分にエンジニアリングウッドを採用。
- 防腐・防蟻の「AQ認証材」を採用。
- 国産木よりも強度の高い欧州アカマツを採用。
エンジニアリングウッドとは、木材を工場で追加工して性能を高めたもの。
AQ認証材は、日本住宅・木材技術センターの認証を受けた木材のこと。
欧州アカマツは、通常のスギやヒノキよりも強度の高い木。
といった感じで、木材にもこだわりを見せていますね。
クレバリーホームの標準仕様【基礎】
クレバリーホームの基礎の標準仕様は、ベタ基礎。
木造住宅だと耐震性を保つためにはベタ基礎がポピュラーです。
他のハウスメーカーも木造は大体ベタ基礎ですね。
クレバリーホームならではの特徴としては
- 基礎の柱が従来の2倍の強さ
- 防蟻処理もしていてシロアリ対策もバッチリ
- 第三者検査員による審査あり
となります。
地区や地盤改良の有無によっては、布基礎を提案されるケースもあるようですが、基本はベタ基礎です。
クレバリーホームの標準仕様【耐震性】
クレバリーホームは、標準で耐震等級○!というわけではありません。
ただ、基礎や構造からかなり耐震性能は高めです。
- SPG構造で家を一体化させて強く
- 独自のグリッド単位で設計
- モノコック構造で横からの圧力に強い
- 高精度HSS金物で接合面も強い
のが特徴。
依頼すれば、ほぼ間違いなく耐震等級3(最高ランク)認定ができるはずです。
実物大振動実験で検証した結果も出しているので、安心ですね。
クレバリーホームの標準仕様【換気システム・空調】
クレバリーホームでは、第一種換気「スマートエブリZERO」を標準で採用。
第一種換気のほかに、よく使われるのが第三種換気。
それぞれの特徴としては
こんな感じです。
スマートエブリZEROは、
- PM2.5や花粉を除去するフィルター装備
- 熱交換をするので温度管理がしやすい
のが特徴。
コロナもあり、換気にこだわることの大事さが再認識されています。
ランニングコストはかかりますが、スマートエブリZEROなら安心できます。
クレバリーホームの標準仕様【防犯】
クレバリーホームの住宅は、防犯にも力を入れています。
- 玄関ドアで採用している1ドア2ロックシステムで、玄関の防犯バッチリ
- サッシも2ロックで侵入しづらい
- 録画機能付きのインターホン
となっています。
空き巣や不審者への対策もバッチリで、住んだ後のことも考えられているのが特徴ですよ。
クレバリーホームの標準仕様【アフターフォロー】
住んだ後といえば「アフターフォロー」
クレバリーホームのアフターフォローを見ていきましょう。
- 住宅完成保証
- 30年間の保証
- 10年間の瑕疵保証
が標準。
住宅完成保証は、事業者の倒産などで家づくりが止まってしまった時、他の会社が完成まで工事をやってくれる制度。
30年間の保証は、営業スタッフの定期訪問や、専任スタッフの定期点検やメンテナンスで保証する制度。
瑕疵保証は、基礎や柱・床・屋根などに欠陥があった場合、補修や賠償を行うもの。
です。
個人的には、アフターフォローは普通といったイメージ。
超大手の高級ハウスメーカーほどの手厚さはないですが、必要なアフターフォローは備わっていますね。
クレバリーホーム「Vシリーズ」の標準仕様は?
CXシリーズをメインに紹介してきましたが、上位モデルのVシリーズはどうでしょうか。
Vシリーズに変更することによる大きな違いは
- 外壁タイルが、スクラッチブリックタイルという高級仕様になる
- 玄関ドアにスマートキーが標準になる
- 床材が高級の無垢材になる
といったイメージ。
タイルは高級ホテルでも使用されているような品質のものになります。
クレバリーホームの標準仕様【まとめ】
ここまでクレバリーホームの標準仕様についてふれてきましたが、まとめとして
- 住宅設備はLIXILがメイン。LIXIL嫌いには厳しいかも。
- 外壁タイルが標準仕様はとてもお得。
- 屋根で瓦を選べるのもお得。
といった感じです。
ハウスメーカー選びは比較がとても大事ですが、この辺を踏まえて比較するなら
あたりがおすすめです。
やばくなったら、すぐ消します。
やばくなったら、すぐ消します。
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