LIXILメインで使いたいからアイフルホームが気になる!
でも、坪単価ってどれくらいなんだろう?
フランチャイズ形式だけど安心できるのかな?
そんな悩みに答えます。
正直、坪単価というのは「家を建ててみた結果としての価格」なので、参考にしかならないのですが・・・
我が家も家づくり当初は、とりあえず坪単価を知ることでハウスメーカーを絞っていたので、とても気持ちが分かります。
参考にしかならないとは言いましたが、少なくとも参考になる数字ではあるので・・・
ということで早速始めていきますね。
やばくなったら、すぐ消します。
アイフルホームについて
知っている人は飛ばしてください。
まずは「アイフルホームについて」です。
アイフルホームの特徴は?
アイフルホームの特徴といえば大きくこの2つでしょう。
- LIXIL製品をコスパよく取り扱っている
- フランチャイズ形式なのでコストが安い・地域密着型
もちろんこの2つはアイフルホームの強みではあるのですが、その他で個人的に特筆したいのは「10年連続キッズデザイン賞受賞している」部分。
アイフルホーム全体として、子育て家庭への提案に力を入れています。
アイフルホームの性能は?
おうちづくりドットコム調べの、アイフルホームの住宅性能は以下です。
- 気密性を表すc値は0.61
- 断熱性を表すua値は0.44
- 耐震等級は3相当
c値は、1㎡あたりの隙間の面積です。つまり1㎡あたり0.61cmの隙間があるのがc値0.61ということ。
実は現在ではc値の規定は存在してはいないのですが、参考までにレオハウスがc値0.9・ヤマダホームズがc値1・アイ工務店がc値0.5といった調査結果でした。
同価格帯のハウスメーカーと比較しても、c値に関しては十分気密性があると言えます。
また、断熱性能を表すua値0.44もかなり評価が高く、通常の地域(関東から九州と思ってください)ではZEH基準も満たす性能です。
ただ、耐震等級の3相当だけが若干気になります。
3は最高等級ではあるのですが、3相当ということは証明されていないということです。
恐らく、長期優良住宅などで証明が必要な場合は、問題なく取得できるとは思いますが・・・
全体的にみて、アイフルホームの住宅性能は結構高いです。
アイフルホームの対応エリア一覧!
ほぼ日本全国くまなく、といったところですね。
- 北海道
- 東北(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)
- 関東(東京都、栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)
- 中部(新潟県、石川県、山梨県、岐阜県、愛知県、長野県、静岡県)
- 関西(滋賀県、大阪府、兵庫県、奈良県、三重県)
- 中国(鳥取県、島根県、岡山県、広島県)
- 四国(山口県、徳島県、愛媛県、香川県、高知県)
- 九州(福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)
フランチャイズ形式なので、今後どんどん加盟店が増えていくことも考えられます。
平均坪単価は「56.6万円」建築実例から見る坪単価
結論からいくと、おうちづくりドットコム調べのアイフルホームの坪単価平均は56.6万円。
一昔前だと中堅ハウスメーカーくらいの坪単価のイメージの56.6万円ですが、2024年現在だとじゅうぶんローコストです。
とはいえ、
今が一番安いんじゃないかな・・・
と思うくらいインフレが続いているので、今後もっと高くなることが予想されます。
ウッドショックしかり、物価の高騰しかり、円安しかり・・・
嫌になるようなことが続いていますが、アイフルホームは企業努力で値上げ幅は最小限に抑えてくれていますし、提案力で予算内に収める努力もしてくれています。
20坪台の坪単価
坪数ごとに坪単価の目安を紹介していきますね。
まずは20坪台のケースです。
坪単価 | 57.7万円 |
延床面積 | 26坪 |
秘密基地感があってかわいらしい家ですね。
おしゃれなシューズクローゼットに遊び心が感じられて良い家ですね。
30坪台の坪単価
次は30坪台です。
坪単価 | 48.8万円 |
延床面積 | 33.8坪 |
青空に映えるかわいい家ですね!
外観のプロバンス感や、猫専用のスペースなどこだわりを感じられる家です。
ウッドデッキも良い雰囲気ですね。
40坪台の坪単価
次は40坪台の家です。平均~少し大きめの家といったイメージのサイズですね。
坪単価 | 55万円 |
延床面積 | 40坪 |
植えられた木が外壁と調和しててシンプルなのにおしゃれな家ですね
庭を眺められるリビングが素敵です。
小屋裏収納もあって収納スペースもたっぷりですね。
50坪台の坪単価
最後に、50坪台の実例を紹介します。
坪単価 | 79.3万円 |
延床面積 | 50.4坪 |
デカッ!高級住宅!?しかも平屋!?
というのが第一印象でした。笑
めちゃくちゃ大きな平屋です。
平屋でLDKが22畳ってかなり大きいですよね。
やはり平屋は2階建ての家に比べると、同じ坪数でも価格が上がりやすい傾向にあります。
そのため、2階建てで50坪ならもっと安くなるはずなので、あくまでも参考までに。
アイフルホームの300万円の家って何???
アイフルホームでは300万円の家が建てられるってきいたけど、本当?
結論から言うと、嘘ではないけど今は不可能です。
というのも、アイフルホームの提携している工務店で過去にキャンペーンを行っていたらしい、という情報しかありませんでした。
モデルハウスを限定的に格安で販売していたようですね。
2014年と2016年にキャンペーンを行っていたようですが、300万円で建てるのはちょっと現実的ではないですね・・・
ただ、シンプルにアイフルホームはローコストなので、300万円とはいかなくてもコストを抑えた家づくりは得意なメーカーですよ。
製品ごとの坪単価の目安
アイフルホームには、いくつか製品があります。
それぞれの製品でも価格は変わってくるので、製品ごとの特徴と坪単価の目安をお話していきますね。
FAVO(セシボ・AYA・シンプルライフ)
もともとアイフルホームにあった「セシボ」「AYA」「シンプルライフ」など様々な製品を統合して、アイフルホームの主力になっている「FAVO」
建てることよりも暮らすことをテーマに、暮らしやすさにこだわった家です。
平屋プランや2階リビングのプランなど、「これぞ注文住宅」という感じの家ですね。
そんな気になるFAVOの坪単価ですが、50~70万円。
プランや間取り・サイズによってもかなり幅はありますが、ローコストといえる価格帯ですね。
KIZUNA(規格型プラン)
次に紹介するのが「KIZUNA」
ファミリー向けをテーマにして、規格型プランから要望に合わせて作っていくタイプの家です。
セミオーダーといった印象ですね。
ZEH仕様もオプションで対応できたりするので、性能もバッチリです。
そんなKIZUNAの坪単価は50~55万円。
もちろん、ZEH仕様にする場合は60万円台が目安になりますが、それでも十分にローコストです。
i-Prime7(完全規格型)
アイフルホームでローコストといえば、「i-Prime7」
インターネット限定の商品です。
インターネット上で豊富なバリエーションからプランを選んでいくので、営業担当がいなくて人件費がかなり削減されています。
もちろん、施工自体はプロが行うので、i-Prime7だから品質が悪いということは全くありません。
坪単価に関しても、25万円からという驚愕の安さ。
なのですが、2024年現在、販売を休止しています。安すぎて採算がとれないのでしょうか・・・?
【要注意】坪単価でハウスメーカーを選ぶのは危険
しつこく坪単価のお話をしてきましたが、坪単価でハウスメーカーを選ぶのは危険です。
理由はいくつかあります。
- 坪単価は本体価格を坪数で割っただけだから
- ハウスメーカーによって坪単価の計算が変わるから
- 付帯費用は含まれないから
それぞれ見ていきます。
とはいえ、もちろん参考にはなる数字ですよ!
坪単価は本体価格を坪数で割っただけだから
坪単価でハウスメーカーを選ぶのが危険な理由1つ目が、「坪単価は本体価格を坪数で割っただけだから」です。
坪単価の算出は、オプションを含めた本体価格を、延床面積で割ることによって行われます。
つまり、オプションの有無でかなり幅がでてしまうことになります。
オプションなしで50万円の坪単価だとしても、オプションをたくさんつけると70万円になることもあります。
また、延床数が増えれば増えるほど安くなりやすいということもあり、「あの家と同じ坪単価」で家を建てれるようなものではありません。
ハウスメーカーによって坪単価の計算が変わるから
また、要注意なのがハウスメーカーによって坪単価の表記が変わる点。
というのも、ハウスメーカーでは坪単価という単語はあまり使われません。
それでもわれわれ施主側は坪単価を知りたいのでハウスメーカーに問い合わせます。
そのときに、ハウスメーカーによっては
- 本体価格を延床数で割ったり
- 本体価格を施工面積で割ったり
計算方法が様々です。
計算に用いたものは何か、きちんと聞く必要があります。
付帯費用は含まれないから
基本的には、坪単価には本体価格しか含まれません。
つまり、本体価格を抑えて安く見せかけて、付帯費用で利益をとるような会社だと、坪単価は安くなりがちです。
坪単価が安いと思って契約したら、総額で見たら別に安くなかった、というケースにもつながります。
そんな失敗を避けるためにも、必須なのが他のハウスメーカーとの比較ですね。
比較しないと、「おかしい」ということに気づかない可能性がありますよ・・・
アイフルホームのデメリット・悪い口コミ
坪単価は56.6万円と安いうえに性能もそれなりに高いアイフルホーム。
ただ、もちろんアイフルホームで建てることのデメリットや良くない口コミもあるので紹介していきますね。
フランチャイズなので加盟店ガチャ
まずは、メリットにもなりうるフランチャイズ形式です。
フランチャイズ形式は、ざっくりいってしまうと
地元の工務店が、アイフルホームの看板を掲げて営業し、アイフルホームの商品を取り扱う
ような感じです。
そのため、加盟店(地元の工務店)の質に左右されてしまいます。
アイフルホームのFC加盟店が事業停止になってる(((((((( ;゚Д゚))))))))
— べっぺ (@beppeeeeee) September 13, 2011
一応、建築中に加盟店がつぶれたりした場合、契約に基づいて他の加盟店や工務店が建築を最後まで終わらせてくれることにはなっています。
自由度は低め
FAVOであれば自由度の高い注文住宅が建てられますが、セミオーダータイプだとやはり自由度は落ちてしまいます。
コストをとるか、間取りの自由度をとるか、ほぼ好みの問題ですけどね。笑
アイフルホームのメリット
もちろん、アイフルホームで家を建てることのメリットもあるし、良い口コミもたくさんありましたよ。
ローコストで良い家が建てられる
これに尽きると思いますが、アイフルホームはコスパ抜群です。
住宅性能も十分で、LIXIL製品を安く取り扱えるので、トータルの価格は安くなりやすいです。
2024年現在、激安規格住宅の「i-Prime7」は販売していないのが残念ですが、FAVOやKIZUNAでも十分安いし性能が良いです。
LIXILが安い!
アイフルホームの強みとしてはLIXILですねやっぱり。
もともと標準仕様でLIXIL製品がついているのですが、オプションでグレードを上げるときも安いようです。
LIXILに関しては仕入れ値が普通のメーカーより安いからとのこと。
一方、他のメーカーの住宅設備を採用するのであれば、アイフルホームのメリットが少し薄れちゃうかも・・・
省令準耐火仕様が標準
お客さまの大切な命や家を守るため、
火災と地震に強い家づくりをしています。
火災が発生しても一定時間部屋から火を出さず、
延焼を遅らせる「省令準耐火構造」を導入。
出典:アイフルホーム
耐震性能だけでなく耐火性能も高いのがメリット。
火事になる可能性はほとんどないとはいえ、いざというときに備えて安心できますね。
提携工務店が当たりなら、超安心できる
デメリットにもなりうるのですが、提携工務店が良い会社であれば、超安心して家づくりを任せることができます。
家づくりをしていて感じたのは、とても重要なのは「建てる会社の質」ではないかな、ということです。
今回の場合は、建てる会社というのはアイフルホームではなく、提携工務店です。
ハウスメーカーはほとんどが、実際に施工するわけではなく下請けや提携業者に施工をお願いしています。
そして、実際に施工する会社は空きや間取り等を見て振り分けられるので、施主側が選ぶことはできません。
ですが、提携の工務店が当たりであれば家づくりはかなりスムーズになるのです・・・
選べないのはジレンマだよね
例えば、建築予定地の近くでアイフルホームの家づくりをしている会社があれば、建築の様子を見てみるのがオススメです。
建築中の様子を見れば、大丈夫な業者かどうかある程度分かりますからね。
アイフルホームで値引きは可能?値引き交渉のポイントと裏技を紹介します!
アイフルホームでも値引きってあるのかな?
アイフルホームもローコスト帯のハウスメーカーなので、正直値引きの幅は小さいです。
とはいえ、ゼロではないようで、平均3~5%の値引きがあります。
もちろんフランチャイズなので加盟店によるところが大きいのですが・・・
坪単価が56.6万円なので、平均的な40坪の家だと、総額が2264万円。
それの3~5%の値引きがあるとすると、値引き額は67万円〜113万円と言ったところ。
100万円も値引きが来たら割とラッキーな範囲ですね。
どうしたら大きな値引きを獲得できるの?
大前提:契約が締結する前に値引き交渉をしよう
まずは大前提なのですが、値引き交渉ができるのは契約前のみ。
契約のハンコをした後に、「値引きしてよ〜」と言っても、はっきり言ってドン引きされます。
え?金額がバッチリ載った契約書に納得してハンコ押したんじゃないの?
ってなるのは当然ですよね。
そのため、アイフルホームに限ったことではないですが、値引き交渉は契約前。
できれば「値引きさえもらえればあなたと契約するんだよ」というスタンスで交渉に向かいましょう。
アイフルホームの営業が値引きしやすい時期を狙う
あと、重要なのは時期です。
時期?
積水ハウスの本決算は3月末。
つまり、3月に数字がたくさん欲しいのです。
そのため、1月〜3月あたりは契約欲しさに大きな値引きを引き出しやすい傾向にあります。
同様に、半期決算が9月末になるので、8月〜9月あたりも比較的値引きを引き出しやすい傾向にあります。
また、アイフルホームの場合はフランチャイズなので、フランチャイズ先の工務店の決算の時期を調べてみるのも面白いかもですよ!
相見積もりを取る
積水で一社単独検討で良い設計士つけてもらったところ、エグい見積もりが出たって、そらそうよ…としか😅
— もっけもっけ@新居に引きこもり (@Highly_Airtight) February 18, 2023
競争相手いない状況で値引きなんかするわけないよ…笑
大手に限らず、HMを選ぶときは適切なHM同士を競争させて、より良い条件を出させるのはマストだと思いますね🤔#なんか見た#そらそうよ
時期も重要ですが、最重要なのが相見積もり。
コチラの方のポストが的を射ていたので引用したのですが、
競争相手がいない状況で値引きをするメーカーはありません
もちろんローコストメーカーなどは別ですが、大手は競合ありきで値引きを考えています。
そのため、少しでも値引きが欲しいのであれば相見積もりは1社〜3社分は必ず準備するようにしましょう。
相見積もりをオススメするメーカー3選
でも、どこのメーカーで相見積もりを取ればいいんだろう?
個人的なおすすめは下記3メーカーです。
- タマホーム
- アイ工務店
- アキュラホーム
どこのメーカーも「コスパ」に振っているのが特徴的ですね。
当然、提案次第ではアイフルホーム以外があなたにハマる可能性もありますし、やりとりをしてみるのはおすすめです。
いや、でもわざわざ相見積もり前提で話を聞きに行くのは面倒だし気が引けるんだけど・・・
サクッと相見積もりを集めたりできないの?
そんな都合の良いものあるわけないじゃないですか。なんとか時間を作ってハウスメーカーを回ってみてください。
と、数年前までなら言っていたのですが、めちゃくちゃ良いサービスができました。
毎月30万人以上が使っている「タウンライフ家づくり」なら、無料で家にいるまま色々なハウスメーカーの間取り提案・見積もり・カタログをもらうことができます。
え、やば。なんかデメリットあるんじゃないの?
特にないのですが、強いて言うなら「ハウスメーカーによっては資料を送ってくるのが遅い場合がある」くらいですね。
わかった。とりあえず相見積もりを集めてみるね
他のメーカーが気に入ったら契約するのも当然アリですよ!
標準仕様ベースで家づくりを進める
もう一つ限界値引きを引き出すためのポイントですが、ちょっと毛色は違って「標準仕様ベースで家づくりを進める」ことです。
ちなみに、直接的な値引きとは関係ありません。
なぜかというと、標準仕様ベースで家づくりを進めていると「オマケで設備をグレードアップ」してもらうときの恩恵が大きくなるからです。
おさらい:アイフルホームと比較したい!同価格帯のハウスメーカーは?
詳しくはコチラのローコスト住宅ランキングの記事でまとめていますが、アイフルホームと比較したい3つのハウスメーカーをそれぞれ紹介します!
- タマホーム
- アイ工務店
- アキュラホーム
タマホーム
まず比較したいのはタマホーム。
コスパ良く高性能な家を建てられるのが特徴的です。
アイフルホームとの大きな違いは、
標準仕様で耐震等級は3
といった部分ですね。
一方、LIXILも標準仕様で取り扱っていますが、LIXILのグレードアップならアイフルホームに分があるので、建てたい家で比較したいところです。
アイ工務店
次に比較したいのが、アイ工務店。
アイ工務店の特徴も
高性能な家をコスパ良く提供している
という部分。
住宅性能はかなり高めですが、コスト的にはアイフルホームよりは少しお高め。
とはいえ、間取りの自由度などアイフルホームにはない強みもあるので比較したいところです。
アキュラホーム
ローコストで安定のタマホーム、かなり伸びてきたアイ工務店。
3つ目に紹介したいのが、アキュラホーム。
間違いなく今後大手に名乗りをあげそうなハウスメーカーです。
アキュラホームも、コスパ良く高性能な家づくりをしているのが特徴なのですが・・・
最近登場した「剛木造 超空間の家 スマート」というZEH住宅の坪単価が目安50万円台と破格なコスパです。
アイフルホームのFavoとぜひ比較したい商品ですね。
やばくなったら、すぐ消します。
やばくなったら、すぐ消します。
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