アイ工務店の標準仕様って、実際どこまで入ってるの?公式サイトの説明だけじゃ分からない。
断熱等級5・全棟気密測定って書いてあるけど、住んでみて実際何が変わるの?
キッチン5社から選べるって本当?リシェルSIが標準で入るって、本当にオプション追加なし?
アイ工務店の標準仕様について、Ees(木造スタンダード)で建てた施主I様の話を聞きました。



正直、約68万円/坪って聞いた時は「安い」とは思わなかったです。でも47.5坪で3,400万円台の中に、リシェルSIや全棟気密測定まで入っていたので、あとから足す不安が少なかったのが大きかったですね。


アイ工務店Eesの標準仕様、全体像
アイ工務店Eesの標準仕様は、I様の比較では、同価格帯の候補と比べて設備グレードが一段高いと感じられたそうです。編集部が確認した施主事例でも、標準仕様の充実度を評価する声がありました。
キッチンはLIXIL・クリナップ・タカラスタンダード・TOTO・トクラスの5社から選択でき、I様引渡し時のEesでは、最上位グレードのリシェルSIが標準の選択肢に含まれていました(支店・時期により異なる場合あり)。
浴室はLIXIL・TOTO・タカラスタンダードの3社から選べ、断熱は等級5(ZEH基準相当)が標準で確保されています。
外壁はシーリングレス工法が標準で、ニチハ「モエンエクセラード18」(プラチナコート30・変色/褪色30年保証、保証条件あり)またはケイミュー「ネオロック・光セラ18」(光セラの色品質・色保証は条件によって年数が異なる扱い)から選択する形です。あわせて、全棟気密測定の実施、初期保証30年・条件付きで最長70年延長という仕様体系になっています(2026年時点・アイ工務店/ニチハ/ケイミュー各社公式情報・契約担当者へ書面確認)。
同価格帯のローコストメーカーと比べると、「標準の範囲で多くがまかなえる」と感じやすいのがEesの特徴です。
| カテゴリ | 標準仕様(Ees) | 備考 |
|---|---|---|
| 構造 | 木造軸組+金物接合、剛床工法 | 耐震等級3(全棟取得)※建築基準法レベルの1.5倍の地震力に耐える設計 |
| 基礎 | ベタ基礎(コンクリート強度30N/mm2) | 一般的な現場より高強度 |
| 断熱・窓 | 吹付発泡ウレタン(壁90mm・屋根200mm・床90mm)+全棟樹脂サッシ+Low-Eペアガラス | 断熱等級5・ZEH基準相当。全棟気密測定実施 |
| 換気 | 24時間換気(第三種)標準 | ※支店・時期により第一種熱交換型の場合あり |
| 外壁 | シーリングレス工法(ニチハ「モエンエクセラード18」/ケイミュー「ネオロック・光セラ18」から選択) | ニチハ選択時はプラチナコート30の変色・褪色30年保証(条件あり)。ケイミュー光セラは色品質・保証条件を別途確認。2色まで標準選択可 |
| 屋根 | 陶器瓦(新東「CREAM Fシリーズ」or 鶴弥)/ガルバリウム鋼板 | 瓦が基本。ガルバも選択可 |
| キッチン | LIXIL・クリナップ・タカラスタンダード・TOTO・トクラスの5社 | ペニンシュラフルフラット標準(Ees時) |
| バス | LIXIL・TOTO・タカラスタンダードの3社 | 1616(1坪)標準。浴室乾燥機標準 |
| 洗面 | TOTO・LIXIL・タカラスタンダード・トクラス等 | 支店により選択肢が異なる場合あり |
| トイレ | TOTO「ZJ」/LIXIL「ベーシア(フチレス)」 | タンク付き標準。タンクレスは+10万〜20万 |
| 床材 | DAIKEN「トリニティ」or EIDAI「銘樹ロイヤルセレクション」(挽き板フローリング) | 床暖房対応 |
| 玄関ドア | LIXIL「ジエスタ2」or YKK「ヴェナートD30」 | 断熱仕様・電子キー対応 |
| 保証 | 初期30年(構造躯体・防水・防蟻)/条件付きで最長70年延長 | 定期点検:3ヶ月・1年・2年・5年・10年・20年 |
(I様引渡し時の2023年夏のEes標準仕様をベースに記載しています)
仕様は支店・契約時期で変わる場合があります。
最新の標準仕様は展示場・公式カタログでご確認ください。
※ご注意:仕様は商品、建築地域、時期によって異なります。
最新かつ正確な情報は、お近くの展示場や公式カタログでご確認ください。
- アイ工務店Eesの標準仕様の全体像(断熱・キッチン・外壁など)
- 断熱等級5・全棟気密測定で暮らしが変わったこと
- キッチン5社・浴室3社の選び方とI様が選んだ理由
- 外壁シーリングレスのメンテナンスコストへの影響
- 標準のままで満足できた設備、オプションにすべきだった設備
- タマホーム・一条工務店との標準仕様の差
- アイ工務店の標準仕様が向く人・向かない人
I様のプロフィールと、標準仕様を見た瞬間の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年代 | 30代前半 |
| 家族構成 | 夫婦+子ども1人(4歳) |
| 世帯年収 | 約640万円(共働き) |
| エリア | 東海 |
| 建てたメーカー | アイ工務店 |
| 商品 | Ees(木造スタンダード) |
| 総額 | 3,400万円台 |
| 坪単価(本体ベース) | 約68万円 |
| 外構費 | 約240万円 |
| 延床坪数 | 約47.5坪 |
| 引渡し | 2023年夏 |
| 比較検討 | タマホーム・ヤマト住建・アキュラホーム・桧家住宅 |
週末も仕事が入りがちな共働き夫婦で、「いつまでに建てないと」という明確な締め切りもないまま、なんとなく展示場巡りを始めた施主I様。
4歳の子どもの成長を見ながら「さすがにそろそろ2LDKは手狭だな」と感じて動き出したものの、最初から「どこで建てるか」の判断軸が全くなかった、とのこと。
最初はPinterestでインテリアの写真ばかり集めていて、「こういう家に住みたい」とイメージを固めていたものの、費用感や設備の細かい話は全然分からなかった、と語ってくれました。



I様、今日はEesの標準仕様についてお話を聞かせてください。アイ工務店を検討し始めたきっかけから教えてもらえますか?



当時はタマホームから入ったんです。「ローコストで有名だし、まずここを基準にしよう」って。
で、夫に「他も見よう」って引っ張られてアイ工務店の展示場に行ったんですよ。正直そこまで期待してなかったんですけど…



行ってみてどうでしたか?



担当さんに標準仕様の一覧を見せてもらった瞬間に、夫が「…え?」ってなって。
私は最初よく分からなくて「なんか夫がテンション上がってるな」くらいだったんですけど、夫が「リシェルSIが標準で選べる会社、あんまりないよ」って教えてくれて。



奥さんはその時はあまりピンとこなかった?



全然。
キッチンのメーカー名とかグレード感が分かってなかったので。でも夫がそこまで驚いてるのは珍しかったんで、「あ、これは本物なんだ」って感じで。
帰ってから夫に「リシェルSIって何がいいの?」って聞いたら、「セラミックトップが選べて、積水ハウスとかでも使われてる最上位グレードなんだよ」って言われて、ようやく「あー、それはすごいかも」って。
帰ってから施主ブログを探して「Eesでリシェルが標準で入った」って書いてる人を見つけて、やっと「本当なんだ」ってなりました。
施主ブログの体験談を読んでから信じた、というI様。
Pinterestで見つけた完成写真からではなく、実際の施主の記録を読んで「費用感と設備の実態が初めてわかった」と振り返っていました。



タマホームとの比較ではどう感じましたか?



担当さんに「標準仕様を横に並べて比べてみましょう」って言ってもらって、キッチン・断熱・外壁を書き出して見比べてみたんですよ。
タマホームも悪くはないんですけど、キッチンの選択肢でリシェルSIが入らない。外壁のシーリングレスもない。断熱は数字が似てても、全棟気密測定をしてるかどうかの差があって。
「同じ価格帯でここまで違うんだ」ってなって、そこからは本格的にアイ工務店に傾きましたね。


断熱等級5・全棟気密測定、住んでみて本当に変わるのか



断熱等級5という数字、最初に聞いた時はどう思いましたか?



正直に言うと…全然分からなかったんですよ。「等級5ってすごいんですか?」って担当さんに聞いたら、「ZEH基準を標準で達成しています」って言われて。
「ゼッチ?」ってなって。



家づくり始めたばかりだと分からないですよね。どうやって理解しましたか?



夫が住宅系ブログとか「建てた人の気密測定記録」みたいなページをめちゃくちゃ読み込んできたんですよ。一条工務店の施主ブログとかも。
で、帰ってきた夫に「要するに断熱等級5だと冬どのくらい温かいの?」って聞いたら、「エアコン1台で家全体が温まる可能性がある」って言われて。
「本当にそうなの?」って半信半疑だったんですよ、正直。前のアパートが冷暖房ガンガン使ってたので。



引っ越してみてどうでしたか?



最初の冬に確認しようって決めてたんです。
引越し後の12月に夫と「エアコン1台だけで試してみよう」って。1階のリビングだけ稼働させて、2階は一切つけないで。



結果は?



本当に温かかったんですよ。
2階の廊下まで暖気が届いて。前のアパートは廊下に出た瞬間に「うっ」てなってたんですけど、全然それがない。
子どもが朝起きて薄着でうろうろしてても寒がらなくて。「あ、これが等級5の体感なんだ」って思いました。
全棟気密測定はEesの標準対応です(公式サイト確認)。
C値を測定して施主に報告する体制が整っており、I様の場合は0.4台という数字が出たそうです(I様提供の測定結果)。
一般的にC値1.0以下が高気密とされるので、I様邸では、標準仕様の範囲でも十分な気密性能だと感じたそうです。



気密測定の結果を聞いた時はどうでしたか?



「0.4です」って言われて。「これ、いい数字ですか?」ってまた聞いて。
「一般的な基準の2倍以上の気密性能です」って言われて。正直数字よりも、「全棟で測定してくれる会社なんだ」ということの方が信頼感につながりましたね。
後から知ったんですけど、全棟測定してない会社の方が多いらしくて。それを知ってからは、「あのとき全棟測定かどうか確認してよかった」って思いました。



光熱費への影響は体感できましたか?



夫が前のアパートのデータと比べてたんですよ。家が広くなったので単純比較は難しいんですけど、冬のピークで電気代が月5,000〜7,000円くらい安くなったって言ってて。
「家が広くなって電気代が下がった」ってどういうことって最初は思ったんですけど、断熱がしっかりしてると熱が逃げないから、エアコンの稼働時間が短くて済むって教えてもらって。「そういうことか」って。




外壁シーリングレス、「10年後のコスト」を意識したきっかけ



外壁については、展示場でどう説明を受けましたか?



外壁の話は、最初は正直あんまり興味なかったんです。
「サイディングって普通の家と一緒じゃないの?」くらいの認識で。で、担当さんに「シーリングレスなんですよ」って言われた時、「シーリングって何ですか?」って聞いたら、担当さんが「説明しますね」って丁寧に教えてくれて。



説明を聞いてどうでしたか?



「コーキング打ち替えって、10年に1回30万〜50万かかる可能性があるんですよ」って言われてびっくりして。
「え、そんなにかかるんですか」って言ったら、「アイ工務店はシーリングレスだからその工事がいらないんです」って。
それで初めて、家を建てるだけじゃなくて維持するのにもお金がかかるんだって真剣に考えるようになりました。



外壁の色や種類を選ぶ時は何を基準にしましたか?



最初は完全に色だけで選んでたんですよ。「この組み合わせが好き」「こっちの方がおしゃれ」って。
担当さんに「ニチハとケイミューで性能の差はほぼないので、デザインで決めてください」って言われたので、最終的には見た目で。
プラチナコート30の「30年保証」って書いてあって、「これって30年何もしなくていいんですか?」って聞いたら、「塗膜30年保証ですが、外壁全体のメンテナンスは定期点検で確認します」って丁寧に説明してもらって。過剰な期待はしないようにしました。
外壁のメンテナンスコストは、建てる前には意識しにくいポイントです。
シーリングレス工法は10年後・20年後の打ち替え工事が不要になる仕組みなので、長期の維持費に直結します。
ここまで断熱と外壁の話を聞くと、「じゃあ毎日使う水回りはどうだったの?」って気になりますよね。


水回りは5社・3社から選べる。多すぎて沼でした



キッチン選びの話を聞かせてください。5社から選べるって、多すぎて逆に困りませんでしたか?



もう本当に困りました。
カタログが5冊出てきた瞬間に「これ全部読むの?」ってなって。ICさんに「どのメーカーが気になりますか?」って聞かれた時に「分かりません」って正直に言いました。



どうやって絞ったんですか?



ICさんが「キッチンで一番重視することは何ですか?」って聞いてくれて、「見た目と掃除のしやすさです」って答えたら、「じゃあリシェルSIとオフェリアとステディアを見てみましょう」って3つに絞ってくれて。
キッチン選び、あれは本当に沼でした。最初の打ち合わせで絞ったつもりが、次の打ち合わせでまたカタログ開いて「やっぱりこっちも気になる」ってなって…。



最終的にはリシェルSIを選んだんですよね?



そうです。フルフラットのペニンシュラ型にして。
子どもがリビングで遊んでいても料理しながら顔が見える配置にしたくて。これが今でも一番やってよかったと思ってる選択です。
リシェルSI、住んで1年以上経ってどうか



リシェルSIを選んで、住んでみてどうでしたか?



正解でした。
ステンレスを選んだんですけど、油汚れがさっと拭けて。フルフラットだからコンロ周りが平らで掃除しやすいし。毎日使うものだから、ここはよかったです。
…ただ、1つ最初に判断しておいてよかった点があって。



何ですか?



食洗機のサイズです。
標準の食洗機が浅型だったので、最初から深型に変更しました。差額が15万円かかるって言われて少し悩みましたけど、毎日鍋やフライパンを洗うことを考えて「ここはケチらない」と判断。
住んで使ってみて、深型にして本当に正解でした。採用してよかった代表例です。
もし浅型のままだったら後悔していたと思います。最初から深型に変えたので、今は採用してよかった設備です。
食洗機については「迷ったら深型にした方がいい」と振り返るI様。
「採用してよかった代表例」と話していました。
お風呂はTOTO「サザナ」、ほっカラリ床の決め手



お風呂はどれを選びましたか?



TOTOのサザナにしました。
LIXIL・TOTO・タカラスタンダードの3社から選べて、最初はタカラスタンダードのリラクシアにも惹かれてたんですよ。ホーロー壁でカビが生えにくいって聞いて。
でも最終的にサザナにしたのは、「ほっカラリ床」が決め手で。子どもと一緒に入ることを考えると、冬でも朝の床のひんやり感がない方がいいなって。



住んでみてどうでしたか?



冬でも足元が冷たくない。これは本当によかったです。
前のアパートのユニットバスは、冬に浴室に入った瞬間に「うっ」てなってたんですけど、今は全然それがない。子どもが先に上がって濡れた床をスリッパなしで歩いても、すぐ乾くし。



浴室で後悔したことはありますか?



換気の話ですね。
標準で浴室乾燥機が入ってたんですけど、「ミストサウナ機能はオプションです」って打ち合わせの途中で言われて。夫が「それ欲しい」って言い出して。
差額が約20万円で「高いな」と一瞬思ったんですけど、特に冬の風呂上がりが快適になりそうだったので採用しました。
冬場に使ってみて、ヒートショック対策にもなって満足してます。やっぱり夫の「欲しい」を採用しておいて正解でした。



浴室のサイズはどうしましたか?



1616、1坪タイプにしました。1620という少し広いサイズもオプションであったんですけど、差額が15〜25万円で。
「まあ1坪で普通だし」って思って標準にしたんですが、4歳の子どもと一緒に入ると正直狭い。子どもが動き回ると「ちょっとそこ」ってなる瞬間がけっこうあって。
「あの差額を出せばよかったかな」ってたまに思います。でもこれは正直、食洗機ほどは後悔してないです。
洗面・トイレ、「毎日使う場所」の標準仕様は



洗面台はどれを選びましたか?



TOTOのオクターブにしました。
正直、洗面台はキッチンとお風呂ほど悩まなかったです。「どれも大差ないかな」と思ってたら、ICさんが「TOTOのきれい除菌水って便利ですよ」って教えてくれて。
住んでみると、ボウルに水を貯めて除菌成分を出してくれる機能で、洗面ボウルの汚れが少ない気がして。地味だけど毎日使う場所なので、これはよかったです。



トイレはどうでしたか。



標準のTOTO「ZJ」、タンク付きフチレスにしました。
「1階はタンクレスにしたい」って最初は思ってたんですよ。でもオプションで10〜20万かかるって聞いて、「まあタンク付きでもいいか」って。
…これ、今でも少し後悔してます。来客があった時にちょっとだけ気になるんですよ。タンクの上の水垢も地味にストレスで。見た目の問題なんですけど。
「あの時ケチらなければ」って思うことが今もあります。でも「致命的な後悔」かって言われると…お風呂のサイズの方が毎日入るたびに気になりますね。
水回りを全体で振り返ってみると、I様が一番強く後悔していたのはお風呂のサイズ選択でした。
「標準仕様が充実しているからこそ、『ほとんど標準でいける』と思いすぎて、本当に必要なオプションを見落としやすい」というのが、I様が伝えたかったことのようです。


床材・玄関ドア・階段、「地味だけど毎日触る場所」の話



床材は何を選びましたか?



DAIKENのトリニティです。
「挽き板フローリング」って呼ぶやつで、表面が薄い無垢材なんですよ。契約するまで「挽き板って何?無垢と突板の違いって?」って全然分からなかったんですけど、ICさんに「無垢の見た目と耐久性を両立させたもの」って説明してもらって。



住んでみてどうでしたか?



傷に強い。これは本当によかったです。
子どもがおもちゃを落とすじゃないですか。椅子も引きずることがあって。前のアパートのフローリングはすぐ傷がついてたんですけど、今は全然気にならなくて。
あと木の質感が本物っぽくて、触り心地も冷たくないし。スリッパなしで歩いても気持ちいいんですよ。「無垢にしなくてよかった」って本当に思ってる。子どもがいると傷と汚れが気になってストレスになっていたと思うので。



玄関ドアはどうしましたか?



LIXILのジエスタ2にしました。
電子キー対応だったので、スマートキー仕様にオプションで追加したんですよ。
保育園のお迎えで両手がふさがって帰ってきた時に、カバンからカギを出さなくていい。これは毎日実感してます。「ここだけはオプション代を出してよかった」って素直に思える部分です。



標準仕様の中で、「あんまり気にしてなかったけどよかった」ってものはありますか?



階段です。
展示場に行った時に、担当さんが「階段は直線タイプが標準です」って言ってたんですけど、「へーそうなんだ」くらいで聞き流してたんですよ。
でも、住んでみたら、階段の幅と踊り場の設計が使いやすくて。子どもが走り回っても転びにくいし、引越しの時に大きい荷物も運びやすくて。「これって普通じゃないの?」って思って他の施主さんに聞いたら、「うちは狭くて大変だった」って言ってて。標準仕様の中で、意識してなかった部分がよかった、って感じ。
次に、長期保証の仕組みについてI様の体験を整理します。




保証70年・定期点検の仕組みと、「数字だけで信じてはいけない」話



アイ工務店の保証70年という数字、契約前にどう見てましたか?



正直、最初は「すごい数字だな」ってくらいで深く考えてなかったです。
「70年ってことは建て替えいらないじゃん」みたいな…。
でも担当さんに「有償メンテナンスを継続することが条件です」って言われて、「ふーん」って。で、「有償メンテナンスっていくらくらいかかるんですか?」って聞いたら「定期点検の状況によって変わります」って言われて。



そこで不安になりましたか?



なりました。
「70年って言ってるけど、コスト込みで考えると本当に得なの?」って夫と2人で話して。
夫が「有償メンテナンスの費用は建築会社によって全然違う。ここが不明瞭な場合は契約前に確認するべき」って言い出して。担当さんに「10年後・20年後の有償メンテナンスの目安費用を教えてもらえますか?」って聞いたんですよ。



回答はもらえましたか?



「点検の内容と状況によりますが、一般的に10〜15年の外装メンテナンスで100万〜200万円程度が目安になることがあります」って説明してもらって。
「100万〜200万って幅が広いな」と思ったんですけど、他社の見積もりと比べても極端に高いわけじゃなさそうだなって。
「保証の長さは条件込みで見る」って覚えておこうと思いました。
70年って数字だけで安心しちゃうと、有償メンテナンスの話を後から知って「そういうことか」ってなるんで。
アイ工務店の保証は初期30年(構造躯体・防水・防蟻)、定期点検は3ヶ月・1年・2年・5年・10年・20年の体制です。
有償メンテナンス継続で最長70年延長可能ですが、有償メンテナンスの費用は契約前に担当さんに確認しておくと安心です。
(最新情報はアイ工務店公式カタログ・契約担当者へ書面でご確認ください)


タマホーム・一条工務店と標準仕様を比べるとどう見えるか



タマホームと見積もりを並べた時、どこに差を感じましたか?



キッチンのグレードと、外壁の仕様ですね。
タマホームもキッチンはいくつか選べるんですけど、最上位グレードのリシェルSIが入ってなくて。外壁はシーリングレスじゃなくて定期的に打ち替えが必要な仕様で。
あとは断熱の数字が似てても、全棟気密測定をしてるかどうかの差があって。「数値が同じでも、測定して確認してくれるかどうかって違うんだ」って気づいて。



一条工務店とも比べましたか?



展示場に一回行ったんですよ。
一条はもう別格というか、「全館床暖房が標準」「断熱等級6」「トリプルガラス」って聞いて、「こっちの方が上だな」って思ったんですけど、見積もりが出た瞬間に「ちょっと無理」ってなって。
うちの条件だと、総額でアイ工務店より500万〜700万くらい上になって。「その差で他に何ができるか」って考えたら、アイ工務店の選択は間違ってなかったと思っています。



断熱性能で一条に劣る点は気になりませんでしたか?



住んでみると、正直「十分」って感じなんですよ。
一条の方が確かに数字は上なんですけど、私の生活で「もっと断熱性能が欲しい」と感じる瞬間がない。朝起きても寒くないし、エアコンの効きも悪くない。
「一条にすれば良かった」って思うのは、体感への不満じゃなくて「もっといい家に住みたかった」という欲の話で。その欲と500万〜700万の差を天秤にかけたら、うちはアイ工務店で正解でした。
参考として、主要3社の標準仕様を並べると以下のようになります。
| 比較項目 | アイ工務店Ees | タマホーム大安心の家 | 一条工務店アイスマート |
|---|---|---|---|
| キッチン | 5社(リシェルSI等・最上位グレード選択可) | 4社(リシェルSIなし) | 自社製キッチン標準(商品・時期により異なる) |
| 断熱等級 | 等級5(ZEH基準) | 等級4〜5(商品・プランにより異なる) | 等級6(HEAT20 G2相当) |
| 窓 | 樹脂サッシ+Low-Eペア | アルミ樹脂複合+Low-Eペア | 樹脂サッシ+Low-Eトリプル |
| 外壁 | シーリングレス外壁(保証条件はメーカー別に確認) | 窯業系(シーリングあり) | ハイドロテクトタイル標準 |
| 気密測定 | 全棟実施 | 実施なし(要確認) | 全棟実施 |
| 床材 | 挽き板フローリング(標準) | 複合フローリング | 挽き板(標準) |
| 保証 | 初期30年(最長70年) | 初期20年(最長60年) | 30年(条件付き延長)※ |
| 坪単価目安 | 60〜80万円(Ees) | 55〜70万円 | 80〜100万円超 |
(各社の仕様は時期・地域・商品グレードにより異なります。2023年時点のI様検討時の目安として参照ください)
※一条工務店の保証体系は2023年時点の情報です。
最新の保証内容は公式サイトをご確認ください。
続いて、I様が家づくりで頼った情報源について話を聞きました。




家づくりで「使って良かった」、I様が頼ったものは何?



家づくりで「これを使っておいてよかった」というものはありますか?



まずメモ帳です、スマホの。
展示場に行くたびに気になったことを書いて、帰ってから夫と見返すのを繰り返してたんですよ。
最後は「アイ工務店の○○が良かった、△△が気になった」「タマホームとの差はここ」みたいなメモが20ページ近くになって。打ち合わせの時に担当さんに見せながら「これについて教えてください」って話せたので、会話がすごくスムーズになりました。



他にはありますか?



施主ブログです。
Pinterestで完成写真ばかり見ても、費用感とか「ここはやめたほうがよかった」みたいな情報って全然分からないんですよ。
施主さんが記録として書いてるブログを見て、「リシェルSIが標準で入った」「お風呂は1620にすればよかった」とか、実際の体験が書いてあって。深型食洗機を採用したのもブログで先に「迷ったら深型」と読んでいたからで、これは本当に正解でした。



他に「知っておけばよかった」と思うサービスや情報源はありますか?



一括資料請求サービスは、後になってから知ったんですよ。
間取りプランと見積もりを複数社から一括で集められるサービスで。家づくりを終えてから知って、「これを最初に使っていれば、標準仕様の比較がもっとスムーズにできたかも」と思いました。
建てた後で使った訳じゃないんですけど、今なら「最初に比較するならここから使う」って言えます。「電話がたくさんかかってきて大変」というイメージがあったんですけど、使った人に聞いたらそうでもないって言ってたので。
アイ工務店の標準仕様が向く人・向かない人
I様の話をもとに、アイ工務店Eesが合いそうな人と、別の選択肢も見ておきたい人を分けてみます。
| 向く人 | 向かない人 |
|---|---|
| 設備グレードと価格のバランスを重視する | 断熱等級6・全館床暖房が必要 |
| シーリングレス外壁でメンテナンスコストを抑えたい | 積水ハウス・住友林業クラスのデザイン力が必要 |
| キッチンの選択肢の多さを重視する | 輸入住宅など個性的なデザインを求める |
| 全棟気密測定で数値の根拠を確認したい | アフター窓口・点検頻度を契約前に細かく確認したい人 |
| 希望エリアで施工実績・担当体制を確認したい人 | 「標準仕様が充実してる=総額が安い」と期待する人 |
| 標準仕様の充実度で「追加オプションを絞れる」人 | 展示場エリア外で担当サポートが受けにくい人 |



アイ工務店は、「いい家を適正価格で」という人には本当に向いていると思います。
ただ、標準仕様が充実してるぶん、「ほとんど標準でいける」って思いすぎてしまうことがあって。実際は毎日使う設備のオプション判断が大事なんですよ。食洗機とか浴室サイズとか、「後でいいか」って流すと住んでから毎日後悔するやつがあるので。
「標準で満足度が高い」と「標準で完全に満足できる」は、少しだけ違う。そこだけ気をつけてほしいです。


I様がこれから家づくりをする人に伝えたいこと



最後に、これから家づくりをされる方へメッセージをもらえますか?



標準仕様を比較することって、本当に大事だなって思っています。
私は最初はタマホームしか見てなかったので、アイ工務店の標準仕様の充実度を知るのが遅かったんですよ。もし最初から複数社の標準仕様を並べて見ていれば、もっとスムーズに決断できていたと思います。



家づくりを終えて、「これをやっておけばよかった」ということはありますか?



複数社を最初から見ること、です。これは繰り返しになりますけど。
…あとお風呂のサイズと、コンセントの数は最初に確認してください。「標準でいいか」って流すと毎日後悔します。本当に。
浴室のサイズも、タンクレストイレも、コンセントの数も。「毎日使う」と「たまに使う」を分けて考えて、毎日使うものは妥協しない方がいいと思います。後からでは直せないか、直すのに大きなコストがかかるので。



ありがとうございました。



こちらこそ、ありがとうございました。
あ、最後に。食洗機は迷わず深型にしてください。
I様のEes標準仕様の話から見えてきたのは、リシェルSI・断熱等級5・シーリングレス外壁という設備水準の裏に「自分で確認した数字」があったということでした。
一方で、浴室サイズなど「毎日使うけど後回しにしたもの」への後悔も率直に語ってくれました。
標準仕様の充実度に安心しすぎず、毎日の生活動作を具体的にイメージしながらオプション判断することが、後悔を防ぐポイントです。
個人が特定されないよう、施主様の同意のもと一部表現を調整しています(金額・後悔点・比較内容は当時の内容です)。



