最近かなり来てるアイ工務店。
アイ工務店、良いんじゃない?
どんな仕様なんだろう?
アイ工務店は何がすごいんだろう?
と気になる方も多いのでは?
私たちが建てた地域では、アイ工務店は建築範囲外。
おそらく近いうちに支店ができそうな予感はしますが、今はまだ建てられません。
ですが、あなたの建築予定地がアイ工務店で建築可能な地域であれば、ぜひ検討してみるべきです。
何を隠そう、コスパがすごい!
そこで今回は、アイ工務店の標準仕様について徹底的に解説していきます。
それに伴い、アイ工務店で実際に注文住宅を建てた知人に色々と話を聞きました。
まじでコスパがすごいので、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、標準仕様は支店や営業担当によって変わることもあります。
そのため、今回紹介するのはおうちづくりドットコム調べの標準仕様になります。
とはいえ、大きく変わることは考えづらいですが、興味のある部分に関しては念のためハウスメーカーや営業担当への問い合わせをオススメします。
やばくなったら、すぐ消します。
アイ工務店についてサクッと紹介
アイ工務店は、大阪の心斎橋に本社を置く、2010年設立のハウスメーカー。
2010年設立というとほんの10年強くらいの営業ですが、すでに着工棟数は3580棟(2021年実績)
パナソニックホームズやトヨタホーム、住友不動産なんかを抜いて全国TOP10入りです。
会社名 | 株式会社アイ工務店 |
設立 | 2010年7月13日 |
資本金 | 1億円 |
社員数 | 1,511名(2023年4月現在) |
着工棟数 | 3,580棟(2021年実績) |
今後数年のうちに、年間着工棟数は8,000を目標としているようで、勢いのあるハウスメーカーです。
アイ工務店のモデルハウスは、
北海道 | 北海道 |
東北 | 青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島 |
北関東 | 群馬・栃木・茨城 |
関東・甲信越 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨・長野・新潟 |
東海・北陸 | 愛知・岐阜・三重・静岡・富山・石川・福井 |
関西 | 大阪・兵庫・奈良・和歌山・京都・滋賀 |
中国・四国 | 広島・岡山・山口・徳島・香川・愛媛・高知 |
九州 | 福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・鹿児島 |
にあります。
いずれは47都道府県網羅してしまいそうな勢いです。
では、アイ工務店の標準仕様について、項目ごとに見ていきますね。
アイ工務店の標準仕様【キッチン】
アイ工務店の標準仕様のキッチンは、コスパの良さに定評があります。
選べるのは、下記のメーカー。
- LIXIL
- TOCLAS
- タカラスタンダード
- クリナップ
- TOTO
それぞれ見ていきましょう。
少し前まではパナソニックのキッチンも選べたとのことですが、現状は標準から外されています。
LIXIL「RICHELLE SI」
アイ工務店の標準キッチンで、ダントツで選ばれているのがLIXILのリシェル SI。
それもそのはずで、リシェル SIは、ぶっちゃけLIXILの最高ランクのキッチンなんです。
積水ハウスのような高級メーカーで標準になるようなキッチンなんですよね、実は。
セラミックのワークトップは、耐久性だけでなくデザイン性も兼ねていて、性能とおしゃれを追求したい人に人気のキッチンです。
なんでも、リシェル SIが標準で選べるからという理由でアイ工務店に決める人もそこそこいるようです。
他のキッチンよりも10%〜15%は定価も高いので、お得感は一番ありますよね。
ちなみにLIXILのキッチンは「リシェル>アレスタ、ノクト>シエラ」という序列。
アレスタやシエラを標準に採用しているハウスメーカーが多いです。
TOCLAS「Bb」
もちろん、選べるキッチンはリクシルだけではありません。
TOCLASの「Bb」もかなり人気のあるキッチン。
人造大理石をキッチンに最初に導入した会社だけあって、高品質な人造大理石が特徴。
清潔感が保ちやすいことや、カラーバリエーションや素材の種類など、デザイン性にも人気の秘訣があり。
個人的には、リシェルに拘らないならBbも十分候補に入ってくると思っています。
タカラスタンダード「オフェリア」
タカラスタンダードで選べるキッチンは「オフェリア」
他のハウスメーカーの標準仕様でもよく出てくる、スタンダードなキッチンです。
なんといってもタカラスタンダードの強みは「ホーロー」
例に漏れずオフェリアも
- ホーローパネルでお手入れ簡単
- 引き出しやレンジフードもホーロー素材
という特徴があり、お掃除が楽々。
しかも、レンジフードの内部のファンもホーローになっていて、取り外して食洗機に入れるだけで油汚れが落とせます。
清潔感を保ちやすいキッチンとして、根強い人気があるオフェリアも選択肢に入ってきますね。
クリナップ「ステディア」
クリナップで選べるキッチンは「ステディア」
タカラスタンダードのオフェリアと同様、他のハウスメーカーの標準でもよく目にするキッチンです。
ステディアは、ステンレス素材をふんだんに使っていてこちらも掃除がしやすいキッチン。
水に強いステンレスは、サビを気にしなくてよかったり、ニオイが気になりづらかったりというメリットもあります。
ただ、アイ工務店は支店によってはクリナップを標準では扱っていない支店もあるようなので要注意です。
TOTO「mitte」
TOTOで選べるキッチンは、「mitte」
機能面も価格面もシンプルに抑えているシステムキッチンです。
水ほうき水栓を採用したことにより、節水効果と洗浄効果を両立しているのがポイント。
ですが、他のメーカーと比較するとグレード落ち感は否めません。
個人的には、リシェル SIを選ばずmitteを選ぶ理由はないような気がします・・・
アイ工務店の標準仕様【お風呂】
アイ工務店のお風呂は、下記のメーカーから選択できます。
- LIXIL
- TOTO
- タカラスタンダード
それぞれ詳しく見ていきますね。
LIXIL「リデア(旧アライズ)」
LIXILのお風呂は「リデア(旧アライズ)」
アライズは多くのハウスメーカーで採用されているだけあり、かなり必要十分なお風呂。
- ミナモ浴槽でゆっくりとお湯に浸かれたり
- 手元シャワーフックでシャワーの使いやすさが上がったり
- カウンターは丸洗いできたり
とバランスが取れたお風呂が特徴です。
我が家もLIXILですが、お風呂が不便だと思ったことは一度もありませんよ。
TOTO「サザナ」
TOTOのサザナも、色々なハウスメーカーでも採用されているバランスの取れたお風呂。
- 高さや角度を自由に調節できるシャワー
- お掃除○、冷たくないほっカラリ床
など、リラックスして過ごすために十分な機能が備わっています。
ヒートショックなどが怖い人にとっては、ほっカラリ床は安心ポイントの一つになりますよね。
タカラスタンダード「リラクシア」
タカラスタンダードのお風呂は「リラクシア」
タカラといえばホーロー。ということで、
- お手入れしやすいホーローのパネル
- 浴槽の保温性も高い
- 高級感&清潔感の両立ができる磁気タイルの床
が特徴。
ホーロー素材はやはりカビの発生を防いだり、汚れ落としが楽だったりというメリットが大きいですね。
アイ工務店の標準仕様【トイレ】
アイ工務店のトイレは、こちらから選ぶことができます。
- TOTO
- LIXIL
それぞれ見ていきましょう。
正直、機能面での差はそこまで大きくないので、デザイン性や機能の好みなどで選ぶのがおすすめです。
ちなみに、どちらを選んでも手洗い器は標準でつくようです。
また、標準で設置できるのはトイレ1つまで。2つ目以降は追加費用がかかりますよ。
TOTO「ZJ」
TOTOのトイレは「ZJ」
掃除のしやすいフチ無しの形状で、手洗いも使いやすいのがポイント。
手洗いボウルが少し深めにデザインされているので、水がはねづらくなりお掃除が少し楽になりますよ。
流行りのタンクレスにするには、オプション費用がかかるので要注意です。
LIXIL「ベーシア」
LIXILのトイレは「ベーシア」
こちらもフチ無し形状のトイレで掃除がしやすいです。
我が家もLIXILのトイレですがこちらも現状不満に思ったことがないので、必要十分な性能を備えていますよ。
アイ工務店の標準仕様【洗面台】
アイ工務店の洗面台は、標準仕様でこちらから選べます。
- TOTO
- LIXIL
- タカラスタンダード
- TOCLAS
それぞれ詳しく見ていきますね。
ちなみに、造作洗面台にするとかなりオプション費用がかかるようです。
TOTO「オクターブ」
TOTOの標準は「オクターブ」
- (オプションですが)タッチレスで水が出たり
- 歯ブラシを綺麗にできる「きれい除菌水」があったり
と衛生面が特徴のオクターブ。
水回りのTOTOは安心感がありますよね。
LIXIL「MV」
LIXILの標準は「MV」
MVは省エネ性能の高さが特徴で、
- ハンドルの形に工夫があったり
- お手入れしやすいような水のたまりにくい設計になっていたり
と普段使いに適した洗面台です。
我が家は例に漏れず洗面台もLIXILです。
もちろん現状不満は特になし、です。笑
タカラスタンダード「エリシオ」
タカラスタンダードで選べる洗面台は「エリシオ」
洗面台に段差があることで、乾いているものと濡れているものを置き分けることができます。
また、手入れしやすい継ぎ目なしのデザインなのもポイント。
個人的には、TOTO、LIXIL、タカラは好みの問題だと思っています。
TOCLAS「EJ」
TOCLASで選べるのは「EJ」
- 歯ブラシやコップを乾かしやすい「乾くん棚」や
- ボウル・カウンターまで継ぎ目のないハイバックガード
で衛生面を保ちやすいのがポイントです。
他にも、必要十分な機能を備えているので、TOCLASにしなければよかった〜ということはまずないでしょう。
アイ工務店の標準仕様【外壁】
アイ工務店の外壁は、窯業系サイディング。
窯業系サイディングは、 防火性能に優れ、 強くてしなやかな板状の外壁材です。 日本で使われるサイディングボードのほとんどが窯業系サイディングとなっています。 窯業系サイディングは、 比較的安価でデザイン性に優れている外壁材であり、 色やデザインのバリエーションが豊富なため、 タイル調やレンガ調などさまざまなデザインに対応が可能です。
選べるメーカーは
- ニチハ
- KMEW
の2種類です。
それぞれ見ていきますね。
ニチハ「モエンエクセラード18・16Fu-geプレミアム」
アイ工務店では、グッドデザイン賞受賞のニチハ「Fu-geプレミアム」を標準仕様で選択可能です。
- 塗り替えが2回分不要で、約300万円相当のランニングコスト削減
- 厚さ18mmまで同一価格で選択可能、耐火性に優れる
- セルフクリーニング機能によりメンテナンスコスト軽減
という特徴があります。
KMEW「ネオロック・光セラ18」
KMEWで選択できる標準仕様は「ネオロック・光セラ18」
- こちらも光触媒で外壁の汚れをセルフクリーニングできたり
- 抗菌・抗ウイルス効果があったり
- 色感を40年近く維持できたり
とコストパフォーマンスに優れた仕様です。
しかし、トータルで見ると外壁はニチハを選ぶ人がかなり多いようですね。
アイ工務店の標準仕様【床材】
アイ工務店で選択できる床材は、下記の2メーカー。
- DAIKEN
- 永大
ちなみに、床材のメーカーを選ぶと階段や室内ドアも同じメーカーで確定するので、気をつけてくださいね。
DAIKEN「トリニティ」
DAIKENで選べる「トリニティ」はこんな特徴があります。
- 特殊加工化粧シートによる広幅で立体感のある床材
- 日焼けに強く、美観が長持ち
- 滑らかな継ぎ目でお手入れが容易
DAIKENのトリニティは見た目の美しさを特徴とした床材で、表面の質感にこだわり、お手入れのしやすさと見た目の良さを両立しています。
他のハウスメーカーでもよく使われている良い床材ですね。
水回り用は、DAIKEN「サニーアート」
ちょっと脱線しますが、水回り用の床材はDAIKENの「サニーアート」です。
- 汚れに強く
- 水濡れにも強く
- 抗菌仕様
とまさに水回りのための床材ですね。
永大「銘樹・ロイヤルセレクション」
永大で選べるのは、銘樹・ロイヤルセレクション
- 見た目と機能性を兼ね備えた「挽き板フローリング」
- 無垢材のフローリングに似た見た目を持つ
- 床暖房にも対応可能で、機能性に優れる
- 一般床材より木目の深さや風合いがリアルに表現できる
こんな特徴がある「銘樹・ロイヤルセレクション」は、無垢材の風合いが好きだけど機能性も求める方におすすめです
ちなみに我が家の床材もこの銘樹ロイヤルセレクションです。かなりおすすめです。
アイ工務店の標準仕様【壁紙】
アイ工務店の壁紙は
- リリカラ
- サンゲツ
の2つのメーカーが標準仕様。
各部屋ごとに、「リリカラ」「サンゲツ」2つのメーカーから好きな壁紙を選ぶことができます。
標準のクロスは、アイ工務店から借りる分厚いカタログから選ぶことになります。
標準の選択肢でも充分ですが、仮に標準以外の壁紙を選びたい場合、1㎡あたり200~800円程度となります。
個人的には、リリカラとサンゲツの標準でも組み合わせ次第でかなりおしゃれな空間は作れると思っています。
ちなみに、借りてくるカタログはめちゃくちゃ分厚く、実際の壁紙が貼られているのでかなり参考になります。
アイ工務店の標準仕様【玄関ドア】
次に、玄関ドアです。
アイ工務店で標準としている玄関ドアは、
- YKK AP
- LIXIL
の2種類です。
ちなみに、玄関ドアは後ほど紹介する「窓」とメーカーを揃える必要があるので要注意ですよ。
また、スマートキーや親子ドアはオプションになるので要注意です。
YKK AP「ヴェナードD30」
YKK APの玄関ドアを選択する場合は、「ヴェナードD30」が標準仕様。
ヴェナードは、YKKの製品だけあって断熱性能が高いのが特徴。
寒さは玄関から侵入しがちなので、ドアの断熱性能は思ったより重要です。
また、デザインやカラーも豊富にあるので、窓と合わせて好きなデザインを選べますね。
LIXIL「GIESTA2」
LIXILの玄関ドアを選択する場合は、「GIESTA2」
こちらも断熱性能が高く、デザインやカラーが豊富にある玄関ドアです。
玄関ドアに関しては、色合いの好みや、窓との兼ね合いになります。
窓そのものの性能では大きな差はないので、それぞれに合うドアを選択しなきゃですね。
アイ工務店の標準仕様【玄関タイル】
ドアに続いて、玄関タイルです。
標準で選べるメーカーは
- LIXIL「ベスパ」「パセオ」
- DANTO「エタニティ」「リミテッド」
となります。
ドアがLIXILの方はLIXILで揃えるのが良いかも?というぐらいで、あとは好みの問題ですね。
アイ工務店の標準仕様【建具】
アイ工務店の建具(ドア)の標準仕様は、
- DAIKEN「ハピア」
- 永大「スキスムS」
となります。
いずれにせよ、床材とメーカーを揃えなければいけないのに要注意です。
ハピアシリーズは、 51種類のデザインに対応しており、
- トレンドウッド調
- ソリッド調
- レザー調
- グロス調
などのテーマに合わせたカラーリングも展開されているのが魅力。
スキスムSは、形状が合計17種類と、ハピアに比べると少ないです。
ただ、床材との兼ね合いだと永大の床材は人気があるので、スキスムSの方が人気がありそうです。
アイ工務店の標準仕様【窓・サッシ】
アイ工務店では、窓の標準仕様として
- YKK AP「APW330」
- LIXIL「サーモスⅡH」
の2種類が標準仕様として用意されています。
その大きな違いはフレーム材質で
- YKKは全樹脂フレーム
- LIXILはアルミと樹脂のハイブリッド構造
となっています。
YKKの「APW330」は、全樹脂フレームとLow-E複層ガラスを採用しているため、省エネ性能が非常に高く、長期的な視点でコスパが高いと言えます。
一方、LIXILの「サーモスⅡH」はアルミと樹脂のハイブリッド構造で、耐久性と省エネ性を両立しています。また、スリムなフレーム設計により断熱性能を向上させつつデザイン性も追求しています。
窓の選択は、省エネ性能を重視するのか、耐久性とデザイン性を重視するのかによります。
さらに、先ほどもお話したように、玄関ドアとメーカーを揃えなければいけない兼ね合いもあるので、選ぶのはなかなか大変かもしれません。
ですが、どちらを選んでも良い窓なので安心して好きな方を選びましょう。
アイ工務店の標準仕様【天井高】
アイ工務店では、標準の天井高は2400㎜となっています。
これは新築一戸建てにおける一般的な天井高さですが、もし少しでも開放感を増したいと思うなら、ハーフ吹き抜けという選択肢もあり。
ハーフ吹き抜けを採用すれば、天井高3m以上の開放的な空間を実現できます。
オプション費用は約1.1万円/㎡で、広々とした住まいを実現したい方にはオススメの選択肢になりそう。
また、アイ工務店はスキップフロアや半地下収納など、縦方向への空間利用を得意としています。
アイ工務店を検討中の方は、ぜひ頭に入れておいてくださいね。
アイ工務店の標準仕様【換気システム】
アイ工務店の換気システムは、パナソニックの熱交換型第一種換気システムが標準仕様。
この換気システムは、
- 75%もの高い温度交換率
- 冷暖房の効率が上がり、省エネ効果あり
- PM2.5などの微細な粒子もキャッチするフィルター機能付き
- セントラル換気システムは、換気ユニットが天井裏に隠れ、見た目も問題なし。
と安心なモデル。
もちろん、第三種換気システムの選択も可能です。
メンテナンスや維持費を重視する方には第三種換気システムがおすすめ。
最近の住宅は、換気システムが標準で付いているので匂いやカビにも強いですね。
アイ工務店の標準仕様【屋根】
アイ工務店の屋根の標準仕様は、陶器瓦もしくはガルバリウム鋼板です。
メーカーと製品はこちら
- 三州陶器瓦「CREAM Fシリーズ」
- 鶴弥「スーパートライ110 スマート」
- 日鉄鋼板「ニクスカラーSGL」
最近では瓦を標準にしているメーカーが減ってきている中、アイ工務店は陶器瓦も標準装備。
特に、三州陶器瓦「CREAM Fシリーズ」は
- かみ合わせ構造になっていて風に強い防災瓦で
- フルフラットなので見た目もごちゃついていない上に
- グッドデザイン賞も受賞している
バランスの取れたおすすめの瓦。
我が家も屋根は陶器瓦を採用しましたが、周りの家はガルバリウムやスレートの屋根が多いので、なんか良い感じです。笑
個人的には、アイ工務店でも屋根は瓦をおすすめします。
ちなみに、瓦屋根は重いから耐震性悪いんじゃないの?というお話がありますが、耐震等級をきちんと取っているハウスメーカーでは、「瓦屋根は揺れやすい」ということも加味して耐震等級を取ります。そのため瓦屋根の分、家そのものの剛性は高く設計されていて安心ですよ。
やばくなったら、すぐ消します。
アイ工務店の標準仕様【断熱材】
アイ工務店は、国が定めたZEH基準を標準仕様として採用しており、その基準を満たすための断熱材として「吹き付け発泡ウレタンフォーム」が使用されています。
ZEH住宅にはこんなメリットがあります。
- 省エネにより光熱費の節約が可能
- 夏涼しく、冬暖かく過ごせる
- 省エネで消費電力を最小限にできるため、災害時にも安心
また、吹き付け発泡ウレタンフォームの採用にはこんなメリットがあるんですよ。
- 様々な形にも隙間無く断熱できること
- 高断熱・高気密性能で家中快適な温度をキープできること
- 結露を防止できること
- 施工が容易で施工ミスが少ないこと
- 遮音性も高いこと
厚さとしても
- 壁が90mm
- 天井が200mm
- 床が90mm
と家中ぎっしりで安心ですね。
一条工務店には劣りますが、オプションで断熱材を追加して一条に近づけられるのもアイ工務店の強みです。
気密性について
アイ工務店は、全棟気密測定をしているわけではありませんが、かなり気密にも自信があるハウスメーカー。
気密はC値という数値で表現されるのですが、C値が1.0以下だと気密性は十分だと言われています。
そんな中で、C値0.3~0.4台の測定結果がたくさん出ています。
お客さんの要望に応じて、気密測定をしてくれるようなのですが、自信があってこそですよね。
もしアイ工務店で家を建てるなら、ぜひ気密測定、やってみてくださいね。
アイ工務店の標準仕様【構造・工法】
アイ工務店の標準的な構造・工法は木造軸組工法を基盤に、金物併用工法と剛床構造が特徴です。
柱と梁の接合部分に金物接合を使用し、家全体を大黒柱のように強固な構造にする工夫を施しています。
さらに、28㎜厚の構造用パネルを使用することで、水平荷重を分散させる強固な構造が作られています。
特に、耐力壁は国土交通大臣が認定した「最高ランクの5倍耐力壁」を採用しています。
ざっくりいうと、「めちゃくちゃ安心して住める構造」です。
そして、工法の特徴は以下の通りです。
- 従来工法の床と比べて約3倍の強度を保証する剛床構造
- 床倍率が最高ランクの3を達成
- JIS・JASの最高水準エフ・フォースター建材を標準仕様で使用
これらの工夫により、アイ工務店の住宅は耐震性と耐久性を高いレベルで実現しています。
また、アイ工務店の保証は長期間にわたるもので、初期保証は20年となっており、安心感がありますね。ですが、アイ工務店の建ってから20年経った家はないんですけどね、まだ。
アイ工務店の標準仕様【耐震性】
構造・工法の標準仕様が十分すぎる結果、標準仕様で耐震等級は最高ランクの3を獲得しています。
先ほども紹介したように
- 国土交通省認定の「最高ランクの5倍耐力壁」
- 揺れを軽減するための制震ダンパーの採用
- 従来広報と比べて3倍の強度を保証する剛床構造
などなどを標準で用いながら、一棟一棟、最高ランクの3の耐震等級を獲得するために設計されています。
ただ、注意点としては耐震等級の計算方法です。
最も難しく条件が厳しい「許容応力度計算」ではなく、「品確法」による耐震等級3なので、不安がある方もいるかもしれません。
そういった場合は、オプション費用を払えば「許容応力度計算」にも応じてくれるようなので、やはり耐震には自信を持ったハウスメーカーですね。
アイ工務店の標準仕様【基礎】
アイ工務店の基礎の標準仕様は、ベタ基礎。
ちなみに、よくある基礎は主にこの2種類です。
- 布基礎
- ベタ基礎
それぞれのメリットやデメリットはこんな感じ。
やはり、耐震性を上げるためにはベタ基礎が必要。
アイ工務店も例に漏れずベタ基礎が標準仕様ですよ。
アイ工務店の標準仕様【デザイン】
標準仕様というか、触れておきたい部分でした。
アイ工務店は、設計の自由度の高さも魅力の一つ。
先ほども少し紹介していますが、
アイ工務店はスキップフロアや半地下収納など、縦方向への空間利用を得意としています。
通常であれば、スキップフロアや半地下収納なんかは建物の構造が複雑になりがち。
その結果、耐震性は確保できないメーカーが多いです。
しかし、先ほどもご紹介した「5倍耐力壁」や「ベタ基礎」、「剛床構造」などで耐震性を確保しながらデザインの幅を広げることができます。
他のハウスメーカーとの比較は?
アイ工務店は、準ローコストメーカーという立ち位置。
・・・だったのですが、最近では普通に中堅メーカーですね。笑
全体的に標準仕様はやはりコスパが良い印象です。
一般的な標準仕様の中でも、キッチンだけはかなり高グレードのもの(LIXILの最上位、リシェル)が選べます。
そのため、トータルで見ると同価格帯のハウスメーカーよりは標準仕様はお得になっています。
ただ、これは定価だけでみた場合の話。
実際にどの標準仕様を重要視するかは、暮らしのスタイルによって全然違います。
ですので個人的には、近い価格帯のハウスメーカーや少し上の価格帯のハウスメーカーと比較をしてみましょうね。
アイ工務店と近い価格帯のハウスメーカーは
- アキュラホーム(大空間ならアキュラ〇、縦を活かした間取りはアイ工務店〇)
- アイフルホーム(住宅性能〇、アイ工務店より安いことが多い)
- クレバリーホーム(外壁タイル〇、間取りの自由度はアイ工務店に分がある)
少し高いハウスメーカーは
- 一条工務店(最も比較される。一条は性能〇だが、アイ工務店なら自由度を上げながら性能も近づけられる)
- 積水ハウス(意外にも比較される。積水だと高いけど自由度が欲しい、という人が比較する)
- ダイワハウス(積水同様)
- ミサワホーム(積水同様)
ちなみに、アイ工務店に関してはローコスト住宅ランキングの記事でも比較しているので、参考にしてみてくださいね。(もはやローコストではないのですが)
アイ工務店を検討していても、実は他のハウスメーカーの方があなたの暮らしにぴったりかも。
ちなみに、新居で「こっちのハウスメーカーの方良かったかな?」とカタログを見ながら後悔したりすることもあります。笑
個人的には、住宅性能を重視したい人は一条工務店やアイフルホームと、デザインや間取りの自由度を追求したい人はアキュラホームやクレバリーホームと比較するのが納得感があります。
積水ハウスやダイワハウスとの比較は、「はじめに高級メーカーを比較してたけど、予算オーバーだった人」が、中堅なのになんでもできるアイ工務店に降りてくる印象があるので。
ハウスメーカーで迷っている人は「ハウスメーカー選びのフローチャート」を試してみてください。あなたに本当にぴったりなハウスメーカーが分かります!
>>ハウスメーカー選びのフローチャート
具体的に打ち合わせを始めた人なんかは、「おうちづくりノート」を絶対に作ってくださいね。100%後悔させません(断言)
>>おうちづくりノートの作り方
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