せっかくの注文住宅、後悔したくない
家の後悔を無くすために、みんなの後悔を知っておきたい
家づくりで取返しの付かないことはしたくない
当たり前ですよね。我が家も家づくりをフルで経験してみてずっと思っていたのは
後悔したくない!!!!
ということ。
あなたももちろんそうですよね。
せっかく一生に一度の家づくりで、「失敗した」だなんて思いたくないですよね。
ということで今回は、注文住宅を建てる際にありがちな後悔をまとめてみました。
それぞれ「後悔しやすさ」「取返しの付かない度」を★5段階で評価もしているので、参考にしてみてください。
やばくなったら、すぐ消します。
LDKの後悔 【後悔しやすさ★★★★★】【取返しの付かない度★★★★】
おそらく最も後悔しやすく、取返しがつかなくなるのはLDKです。
それぞれ見ていきますね。
リビングの後悔や失敗
まずは、リビングの広さについての後悔がよくありがちです。
我が家も24畳とそれなりに広めのLDKにしました。
我が家が広いリビングにして後悔したポイントはこんな感じ。
- 暖房・冷房の効率が悪く時間がかかる
- 空気清浄機の効果を感じない
- 子どもがいると散らかりやすい
- 物を無くしやすい
それぞれ見ていきますね。
暖房・冷房の効率が悪く時間がかかる・空気清浄機の効果を感じない
とくに、冬場の暖房の効きの悪さは感じます。
ちゃんと25畳用の寒冷地仕様のモデルなのですが、それにしても30分くらいは暖かくなるのに時間がかかります。
ちなみに、空気清浄機もあまり効果を感じません。
子供がいると散らかりやすい・物を無くしやすい
また、子育て中だと広々としていて良いと思うかもしれませんが、めちゃくちゃ散らかります。
遊ぶ部屋を分けたり、遊ぶ空間をリビング内で仕切らないといけないと思っています。
あとは、我が家のだらしなさかもしれませんが物を無くしやすいですね。
ダイニングの後悔や失敗
ダイニングに関しても、後悔しがちなポイントがいくつかあります。
- 広すぎ・狭すぎで使いづらい
- ダイニングとしてしか使えない
- キッチンとの距離感が悪い
生活にダイレクトに関係してくる部分なので、気を付けたいところ。
広すぎ・狭すぎで使いづらい
まずは、ダイニングに関しても広すぎ狭すぎが後悔ポイントになりやすいです。
家族の人数やダイニングテーブルのサイズによって使いやすさにかなり差が出ます。
我が家は貰い物のダイニングテーブルが大きすぎて、置き方が難しかったです。
ダイニングとして使えない
また、ダイニングとしてしか使えないのも後悔ポイントに。
我が家はL字型のこんなタイプのLDKなのですが、ダイニング空間はテーブルを置いてある向かって左側にしか作れません。
ちなみに、L字のでっぱり部分からの絵なのでちょっと分かりづらいかも・・・
仮に模様替えをしたくなってもダイニングはここに固定されちゃうわけですね。
キッチンとの距離感が悪い
一方、キッチンとの距離感が悪く後悔するケースもあります。
いずれにせよダイニングは毎日必ず使うスペースになるので、後悔しないように間取り診断を利用してしまうのも一つの手ですね。
キッチンの後悔や失敗
料理するすべての人にとって、注文住宅で最も重要なキッチン。
キッチンに関しても後悔はありがちなので、注意しておくようにしてくださいね。
- キッチンの種類での後悔
- キッチンメーカー自体の後悔
- キッチン空間のサイズの後悔
- ゴミ箱を置く場所がない!という後悔
それぞれ見ていきますね。
ちなみに、キッチンは下がり天井がオススメです。笑
キッチンの種類での後悔
まずは、なんといってもキッチンの種類での後悔です。
我が家はアイランドキッチンにしましたが、スペースを有効活用しきれていない感じもあります。
また、壁付けキッチンや対面キッチンでもそれぞれ後悔が出てくるので、相性をよく見極める必要がありますね。
キッチンメーカー自体の後悔
それぞれのメーカーによって、得意不得意が違います。
可能な限り現物を見てから選択するのがオススメです。
キッチン空間のサイズの後悔
キッチンも広すぎ・狭すぎの後悔がありがちです。
広すぎるとリビングやダイニングを圧迫することになるし、狭すぎると調理や洗い物が非常にしづらいです。
ゴミ箱を置く場所がない!という後悔
意外に盲点なのが、ゴミ箱の配置。
我が家はカップボードに置いていますが、置く場所を用意しておかないとなんか見た目が気になりますよね。
個室の後悔【後悔しやすさ★★★★】【取返しの付かない度★★】
実はそれぞれの個室も、後悔がありがちです。
というわけで、場所別に紹介していきます。我が家の後悔が多めです。笑
寝室
まずは寝室でありがちな後悔をあげていきます。
- 窓の有無で後悔
- 小上がりで後悔
- 広すぎ狭すぎで後悔
- ライトで後悔
それぞれ見ていきますね。
窓の有無で後悔
まずは寝室の窓の有無です。
といっても、窓があっても無くてもどちらも後悔がありますね。
例えば、寝室に窓があることで朝まぶしかったりカーテンが必要だったり・・・
一方、寝室に窓がないことで採光できなかったり窓での換気ができなかったり・・・
我が家は窓があるのですが、まああっても無くてもどっちでも良いかな、という感じです。笑 なくてもよかったかな?
小上がりで後悔
完全に我が家のケースですが、寝室を小上がりにしました。
その結果、
- 費用が高かった
- 子どもが窓に届いてしまう
という後悔も・・・
とはいえ、「ここは寝室!」という感じにはなっているので結果オーライです。
広すぎ狭すぎで後悔
個人的には、寝室は狭い方が良いと思っているのですが、広い方が良いと思う方も当然いるでしょう。
そのため、広すぎたり狭すぎたりする後悔は割とありがちです。
我が家はちょうど良い広さですが、子供たちが個人部屋で寝るようになったらちょっと広すぎるような気もしますね・・・(10畳くらい)
ライトで後悔
我が家は普通のシーリングライトにしましたが、ダウンライトには要注意です。
ダウンライトは非常に明るくてめちゃくちゃ便利なのですが、寝る部屋だとまぶしすぎます。
我が家はリビングではダウンライトなのですが、たまにリビングで昼寝しようとすると眩しすぎて眠れません。
しかも多くのダウンライトは、調光機能(あの少しだけ明るくできるやつです)がないため、とても明るいか真っ暗かの二択です。
書斎の後悔や失敗
夫婦それぞれの個人部屋を「書斎」として一括しちゃいますが、書斎も後悔しがち。
- 広すぎ狭すぎで後悔
- そもそもいらない?
- 窓なしでエアコンがつけられない
大体我が家の後悔です。笑
広すぎ狭すぎで後悔
そもそも書斎(というより個人部屋)が広すぎたり狭すぎたりするのが第一の後悔ポイント。
スペースが広すぎると
- 費用ばかりかかったり
- 散らかりやすかったり
- 物置になってしまったり
します。
一方、狭すぎると「書斎として機能しない」可能性があるのが難点。
2畳~6畳の間で使い方に応じて広さを決めるべきです。
書斎、そもそもいらない?
我が家のケースですが、そもそも書斎がいらなかったかもしれないという後悔です。
後述する「エアコンがつけられない」のも理由の一つなのですが、物置になっています。
また、寝室の隣に書斎を作ったため、物音のする作業がしづらくて使っていないのも理由の一つです。
書斎はリビングの隣とかの方がオススメですよ・・・
窓なしでエアコンがつけられない
これも我が家のケースですが、「書斎=集中したいから窓なし」にした結果、エアコンがつけられませんでした。
いや、普通に窓つければよかったなと後悔しています。
たぶんエアコンがあったら普通に使っていただろうなと・・・割と失敗しました。
やばくなったら、すぐ消します。
子どもの部屋の後悔や失敗
これも書斎と同じですが、今度は子供の個人部屋です。
- 広すぎ狭すぎ後悔
- 飽きそうな壁紙にしてしまった
それぞれ見ていきます。
広すぎ狭すぎ後悔
まずは広すぎ狭すぎでの後悔です。
個人的には、6畳がベストだと思っています。
理由としては「広すぎると快適すぎてひきこもるし、狭すぎると寝るしかできない」からです。
せめて4畳半はないと将来子供に恨まれそうだな、と思っていたので我が家は一人6畳にしました。
それでも将来文句言われる可能性はありますが・・・笑
飽きそうな壁紙にしてしまった
子供部屋だと思って、子供っぽい壁紙にするのもよくある後悔です。
子供の好みはすぐ変わるので、昨日までアンパンマンが大好きだったのに今日になったらポケモン大好きに変わるのなんてザラです。
費用をかければDIYで交換したりはできますが、できればシンプルなものにしておいて、将来どうしても個性的なものにしたければDIYした方が無難だと思います。
将来的に壁紙にこだわりたがる子になるかどうかは分からないですからね。
お風呂・洗面所の後悔【後悔しやすさ★★★】【取返しの付かない度★★】
毎日必ず一度は使うお風呂。
できれば後悔したくないですよね。
というわけで次は、お風呂や洗面所の後悔をまとめていきますね。
お風呂の広さの後悔
まずお風呂も広さに関しての後悔がありがちです。
広すぎて困ることはあまりないかもしれませんが、小さめサイズで作った結果、将来的に子供が増えて手狭になる、というのがありがちな後悔です。
以前の家が1616サイズで、今の家が1620サイズの我が家ですが、1620サイズのお風呂であれば子供2人+大人1人で入ってもだいぶ余裕なのでかなり満足しています。
もちろん、ほかの空間との兼ね合いで狭くしなければいけないケースもありますが、一緒に入らないといけない子供が2人以上いる場合は、1616サイズだと少し狭いです。
浴室乾燥機の後悔
いや~浴室乾燥機つければ良かった
浴室乾燥機、つけなくても良かったな~
というのもありがちな後悔。
個人的には断然付ける派で、
- ちょっとした洗濯物の乾燥
- 冬場の暖房
でかなり役立っています。
一方、あたたかい地域に住んでいてなおかつガス乾燥機を持っているような人にとっては、わざわざつけなくても良いとも感じています。
アクセントパネルの後悔
次にありがちなのが、お風呂場のアクセントパネルでの後悔。
正直、アクセントパネルは性能には特に関係ないので、こだわらない方は必要ないのですが・・・
黒系のアクセントパネルを選ぶ場合は、お風呂空間が落ち着く場所になるというメリットがある一方、水垢が目立ちやすいというデメリットもあります。
もちろん、アクセントパネルに関しては好みの問題だし、お風呂なんかほぼ家族しか使わないような場所なので水垢を気にしなくても良いといえば良いのですが・・・
後悔する可能性は十分あるので、黒系を選択する場合は要注意ですよ。
洗面所・脱衣所の後悔
お風呂の中だけにあらず、洗面所や脱衣所でも後悔がありがち。
例えば、
- 広すぎ狭すぎの後悔
- 動線が悪いという後悔
がよくありますね。
広すぎ狭すぎの後悔
ハウスメーカーや工務店との打ち合わせ時は十分なスペースを確保したつもりだったけど、実際に建てて過ごしてみたら狭すぎる!
という後悔はよくあります。
洗濯機や洗面台は計算にいれるかもしれませんが、衣類の収納や洗濯カゴのことは忘れていませんか?(私は忘れていました!)
というわけで、生活をじっくり考慮した上で広さを決めるのがオススメです。
導線が悪いという後悔
また、十分な広さは取れているはずなのに、導線が悪いせいで有効なスペースが少ない、というのもありがちです。
まあ、脱衣所ですれ違うとしたら家族だけなのであまり気にならないかもしれませんが。
我が家は「広さは十分なのに導線が悪い」せいで、洗濯物の回収が若干めんどうになっています。
トイレの後悔【後悔しやすさ★★】【取返しの付かない度★★★】
トイレも毎日使う場所ゆえ、後悔も感じやすい場所です。
きっと、機能性を求めすぎる必要はない、と思いつつも、余裕があるなら少しでも快適にしたい、と誰もが思う場所ではないでしょうか。
朝日新聞が運営する「おしごとはくぶつかん」いわく、私たちは1日平均27.5分もトイレにいるとのこと。
毎日約30分が快適になるだけでQOLは変わりそうですね。
トイレの広さの後悔や失敗
まず、トイレに関してもありがちなのが広さに関しての後悔です。
広すぎて困ることは基本的にはないので、狭すぎ問題の方ですね。
ちなみに、我が家は
- 1階トイレが1.25畳
- 2階トイレが1畳
になっています。
1.25畳だと、子供のトイレトレーニングに余裕で付き合えるくらいの広さがありますが、1畳でトイレトレーニングに付き合うと狭さを感じます。
ということで、余裕がある人は1.25畳以上のトイレを選択すると広さでの後悔はでにくいハズ。
もちろん、手洗い器などを付ける場合は体感の広さはもっと狭くなるので、スペースに余裕をもって検討するようにしましょう。
タンクレス?タンクあり?
トイレそのもののタンクレス・タンクありでの後悔もありがち。
前提として、トイレの場合は最悪数十万円かければリフォームできるので、全く取返しの付かないものではないのですが・・・
数十万円は痛いですよね。
ということで、タンクありトイレの我が家としては、「別にタンクありでも困らない」といった印象です。
タンクレスの特徴としては
- 省スペース
- 音が静か
などが挙げられますが・・・
タンクレストイレで減らせているスペースはタンクの上部です。そこに収納を作るのはあまり現実的ではないと思います。(基本的には窓が作られるはず)
また、音が静かと巷では言われていますが、普通に音はします。確かにタンクありよりは静かかもしれませんが・・・
そしてなによりオプション費用が高い!
そのため、標準仕様でタンクレス採用のハウスメーカー以外なら、無理してオプションでタンクレスにする必要はないと感じます。
手洗いは?
あとはトイレの後悔でありがちなのは、「手洗い器の有無」ですね。
個人的には、タンク上部の手洗いがあれば十分だと感じているので、手洗い器がないことによる不満は感じていないのですが・・・
人によってはトイレに独立の手洗い器がないことを後悔している人も。
手洗い器を付けることによるメリットは
- 清潔感がある
- 棚や収納が作れる
といった感じですが、どう感じるでしょうか。
最終的には、今手洗いなしで困っていない人は手洗いなしでも良い、って感じですね。
ただ、洗面所との距離が遠いような2階トイレなんかだと、手洗いできる場所は必須だと感じます。
シンプルに汚いので。
2階のトイレっている?
2階建ての家に限らず、「2ndトイレが必要かどうか」はよく議論されるところではあります。
我が家は2階トイレを設置しましたが、全く後悔なく快適です。
というのも、家族って同じものを食べるのでお腹が痛くなるのも大体同じタイミングなんですよね。
そんなときにトイレが2つあるのはめちゃくちゃ救いになります。
- 清潔さを保つのが面倒だったり
- コストがかかったり
というデメリットはあるにはあるのですが、2階トイレは悩むくらいなら付けておいた方が良いです。
地味に来客時に使い分けできるのもポイントが高いです。
玄関の後悔【後悔しやすさ★★】【取返しの付かない度★★★】
お次は玄関です。
正直、LDKや個室に比べると、後悔したところで別に・・・という感じはありますが、玄関も毎日使う場所なので割と重要です。
気になる人にとっては、帰ってくるたびに玄関の後悔を思い出してしまうような悲しい毎日になってしまうこともありえます。
ちょっと極端ですかね。笑
玄関広すぎ・狭すぎ問題
もちろん玄関も、広すぎたり狭すぎたりで後悔することが多々。
玄関だけでなく玄関ホールもですね。
我が家は割と広くとりすぎた結果
- 油断すると荷物が散乱する
- コストがかかった
といった感じです。
狭いよりは良いのかな、とは思うのですが、本当に油断すると荷物が散乱します。
というか犯人は父+子供なんですけどね。
皆で並んで靴を履けるので、朝忙しい時にも渋滞しない、みたいなメリットもあるのですが、無理に見栄で広くする必要性は全くないです。
ただ、狭すぎると収納スペースが十分確保できなかったりというデメリットもあるので、あなたの暮らしにちょうどよいサイズを探しましょう。
風除室って必要?
我が家は風除室を作りませんでした。
が、ちょっと後悔しています。
なぜかというと、置き配を多用するから。
置き配の荷物が雨風雪で汚れてしまうんですよね。
また、ポストに入りきらないような大きな書類なんかも雨風雪の影響を受けちゃいます。
風除室があれば収納にもなって玄関がすっきりしたりもするので、コストに余裕のある方はオススメです。
とはいえ、置き配や郵便のことだけを考えるなら「置き配ボックス」を用意するだけでも良いような気もします。
玄関の収納スペース
玄関の広さや風除室の有無とも絡んできますが、玄関で足りなくなりがちな収納スペース。
靴の収納だけでなく、子供の自転車や三輪車、部活の道具や雪寄せ道具にいたるまで、玄関に置きたいものはたくさんあるはず。
本当は物置に置いたほうが良いのは分かっているのですが、玄関は外に直結するので使い勝手がめちゃくちゃ良いんですよね。
ということで、収納スペースが足りなくて後悔することはかなり多いので、「家族の人数+3人」が生活できるくらいの収納スペースを確保できるような間取りを心がけるのがマジでオススメです。
動線【後悔しやすさ★★★★】【取返しの付かない度★★★★】
動線とは・・・?
となる方もいらっしゃるかもしませんが、家のなかの流れですね。
極端な話ですが、リビングが中央にあって、トイレに行くのもお風呂に行くのも自室に行くのも玄関に行くのも全部リビング経由だとどうでしょう?
毎日めちゃくちゃ面倒じゃないですか?
なかなかそんな間取りはないかもしれませんが、部屋や空間を配置しただけの間取りだと動線がおろそかになるのも事実。
ちなみに我が家は、動線についてはなかなか後悔しています・・・第三者の一級建築士に相談すればよかった
回遊動線の採用は・・・?
回遊動線ってご存じですか?
行き止まりがないように、連続して家事を行える動線設計のことです。
- 家族が混雑しなかったり
- 移動距離のショートカットができたり
- 家事効率があがったり
- 空間を途切れさせないので広々したり
とメリットたくさんです。
ただ、空間がつながる以上プライバシーや収納スペースに影響が出ることもあります。
結局、間取りを考えるときに「間取りの中で想像で暮らしてみる」のがとても大事だと感じました。
我が家は採用しなかったですが、ぶっちゃけ回遊動線は採用しておけばよかったです。
家事動線の後悔は根強い
これは完全に我が家の後悔なのですが、家事動線はミスったなと思います。
というのも、ウォークインクローゼットを寝室の隣に設置したのです。
起きてすぐ着替えられるから便利だろうな~
と思っていたのですが、大間違いでした。
洗濯が終わったものを持っていくのがめちゃくちゃ面倒なのです!!!!!
ということで、やはり間取りを考えるときは「間取りの中で想像で暮らしてみる」のが本当にオススメです。
できれば朝起きてから寝るまでを3日分くらい考えてみてくださいね。
収納【後悔しやすさ★★★★】【取返しの付かない度★★★】
注文住宅について考えるときはわき役の収納ですが、生活を考えるとめちゃくちゃ重要です。
個人的に、お風呂やトイレよりも収納の方が大事だと思います。
というわけで、我が家が採用した収納空間の後悔についてです。
納戸
まず我が家が採用したのは、納戸です。
正直、納戸については後悔していません。
「窓をつけるかつけないか→結局窓なし」くらいは迷いましたが、納戸は確定で必要だと思っていました。
もちろん物置もあるのですが、
- 外に置けないもの
- 割と使う機会が多そうなもの
- 書類関係
なんかを収納するのには納戸は非常に便利です。
納戸は2~3畳くらいで十分な働きをするので、採用して後悔はしないと私が保証します!
ウォークインクローゼット
納戸信者な我が家ですが、ウォークインクローゼットも採用しました。
ウォークイン自体はつけてよかったと思っていますが、場所を完全に間違えました。
動線についてでもふれましたが、寝室の近くに設置したのがマジで間違いでした。
採用するなら、洗濯機の近くにしましょう。
本当に、ウォークインクローゼットを採用するなら、洗濯機の近くにしましょう・・・
ちなみにウォークイン自体は部屋として使うこともできるので、作っておいて後悔はしづらいと思います。
ただ、場所は要注意ですけどね・・・笑
階段下・屋根裏収納など
我が家が採用した収納その3が、階段下収納。
屋根裏収納は採用していませんが、ひとくくりにしちゃいました。
階段下収納に関しても、特に後悔は1mmもありません。
もともとデッドスペースになるはずだった階段下を収納にできるのはメリットしかありませんね。
というよりは、どの収納に関してもですが、たくさん収納があって困ることはありません。
なので必要以上に収納スペースを作っておくのはかなりオススメです。
内装デザインの後悔【後悔しやすさ★★★】【取返しの付かない度★★】
次は内装デザインです。
「インテリアコーディネーターの方に提案してもらって流されたまま建てたけど、コレジャナイ感」が出やすい部分です。
ちなみに我が家は妻がすべて手掛けたので特に後悔はないみたいです。(夫は無頓着なのでなんでも良いらしい)
壁紙の後悔や失敗
内装デザインでありがちなのが、壁紙の後悔。
部屋全体の雰囲気を司る壁紙なので、割と重要です。
個人的な鉄則としては「よほどのこだわりがないならシンプルなものにする」といった鉄則をかかげて内装デザインは手がけました。
なぜかというと、シンプルな壁紙は満足できなかったとしても慣れるからです。
100点を狙いにいって30点をとるよりは、80点を狙いにいって60点をとったほうがダメージが少ないですよね。
正直、注文住宅は世界に一つなので、完成するまで全く分かりません。
そのため、なるべくシンプルなものをベースにして、ここぞという箇所だけ気合を入れたりするほうが良いですよ。
家全体の色合い
壁紙にも通じますが、家全体の色合いも後悔しがちです。
例えば、
- 黒ベースの色にした結果落ち着かなかったり(逆に落ち着く人もいます)
- 白ベースの色にした結果、子供のいたずらの被害にあったり
といった感じです。
我が家は白と茶色をベースにしましたが、特に後悔はありません。
といっても10年後20年後は分からないのですが・・・笑
外観の後悔【後悔しやすさ★】【取返しの付かない度★★★★】
家の中にいると気づかないですが、朝家を出るときや夜帰宅した時なんかに、
やっぱこの家いいな~
と思えると満足度がかなり高いです。
というわけで次は外観の後悔ポイントです。
ちなみに、家の中にいると気づかないので気にしない人はマジで気にならないと思います。
ただ、DIYで変化させるのがさすがに難しい部分なので、外観にこだわりたい人はじっくり考えましょう。
屋根の後悔
まずは外観の要(?)「屋根」です。
屋根の後悔でありがちなのが
- 屋根の材質
- 屋根の形状
ですね。
屋根の材質
結論からいうと、我が家は瓦屋根を採用した結果、全く後悔はありません。
というのも、昔住んでいた古い家は屋根が銅板で、突風で飛ばされた経験があります。
その経験を踏まえて、最も強度の高い瓦屋根を採用したのですが、素晴らしいです。
何が素晴らしいかというと
- 雨や雪がうるさくない
- 熱が逃げない(らしい)
- おしゃれ
の3点ですね。
吹雪の日でも安心していられるのは、瓦屋根ならではです。
ちなみに、瓦屋根は重いので「家自体も瓦屋根の重さに耐えられる強さ」が必要になります。
その結果副次的に家も強い気がしてうれしいですね。
屋根の形状
また、屋根には形状による後悔もあります。
例えば、屋根の形状にはこんな感じでいろいろな種類があります。
家の中にいる間はどれでも大して影響は感じないかもしれません。
ですが、それが問題です。
我が家は切妻・寄棟をミックスしたタイプの窓です。
もちろん、陸屋根に比べると外壁も屋根も面積が大きくなります。
そうなると、当然コストは高くなります。
高くなるのですが・・・
見た目以外で特に恩恵を感じることがありません。
そのため、特にこだわりがなければコスト面での後悔もありえるので、よく考えてみてくださいね。
外壁の後悔
屋根ももちろんですが、外壁もかなり重要。
外壁がピンクの家と、外壁が黒の家では雰囲気が全く違います。
当然、家のなかにいれば全く気付かないのですが、外から見たときのインパクトが全然違いますよね。
もし「絶対後悔したくない!シンプルで良い!」というのであれば、オススメは黒です。
我が家はベージュベースですが、外壁も特に後悔はしていません。
住宅性能の後悔や失敗【後悔しやすさ★★★★★】【取返しの付かない度★★★★★】
断熱性能や耐震性能など、まさに家そのものの性能はかなり重要です。
かなり重要というか、人間にとっては最も重要なポイントだと思います。
いくら過ごしやすい間取りでも、壁がスカスカで寒かったり暑かったりしたらストレスがすごいはず。
というわけで、住宅性能で後悔しないためのポイントをいくつか紹介していきますね。
窓の後悔
まずは住宅性能に直結する窓の後悔です。
- 窓が足りない・つけすぎた
- もっと厚い窓ガラスにすれば良かった
- 樹脂サッシにすればよかった
ありがちな後悔をそれぞれ見ていきますね。
窓が足りない・つけすぎた
窓は足りなくても、つけすぎても後悔しがち。
窓が足りなければ採光できないですし、窓が増えすぎると空気の逃げ道になってしまいます。
似たような問題で、窓が大きすぎるとどうしても室外に空気が逃げてしまいやすくなってしまいますね。
もっと厚い窓ガラスにすれば良かった
断熱性能に直結する窓ガラスの枚数ですが、昨今の住宅のスタンダードは2枚です。
複層ガラスっていわれているやつですね。
とはいえ、3層・4層、挙句の果てには5層の窓ガラスもあるので、非常に寒い地域なんかだと3層以上の窓ガラスの方が良いケースも。
参考までに、我が家はLIXILのアルゴンガス入りの複層ガラスで、1年間の最低気温が-5~-10度くらいの地域に住んでいます。
結露することもないですし、空気が逃げている感じもありません。
ですが、外気が-10度くらいのときはさすがに窓の付近はひんやりします。
北海道にお住まいの人なんかは、3層以上を現実的に検討した方がよいかもしれませんね。
樹脂サッシにすればよかった
窓のガラスじゃない部分をサッシといいますが、種類がいくつかあります。
樹脂サッシ→アルミ樹脂複合サッシ→アルミサッシ
の順番で熱伝導率が低く、断熱性能が高いです。
つまり、樹脂サッシが一番高性能です。
我が家は複合サッシですが、前述したとおり1年間の最低気温が-5~-10度くらいの地域で特に後悔はしていません。
とはいえ、やっぱり北海道に住んでいる場合は樹脂サッシの方が良いかも?
あたたかさ・寒さ問題
もちろん、窓以外の部分でもあたたかさや寒さの後悔はありがち。
断熱性能が低いと、冬場めちゃくちゃ寒かったり、夏場めちゃくちゃ暑かったり・・・
いくらオシャレな家でも環境は最悪になります。
というわけで、家づくりの段階で断熱性能の評価は確認しておきたいところ。
たとえば、断熱性能等級にはMAX7までの段階があります。
住宅の断熱性能はハウスメーカーごとに計測していたりしていなかったり、家ごとに全然違ったりするため、基準が難しいです。
ですが、断熱性能等級が5以上だと「長期優良住宅」に認定されます。
つまり、長期優良住宅が獲得できる=断熱性能もそれなり になるわけなのである程度安心ができます。
また、長期優良住宅でなくとも「ZEH住宅」認定を受けられる住宅であれば、断熱性能を表すua値の基準が示されているので、ZEH狙いでも断熱性能は確保することができますよ。
ちなみに我が家は、長期優良住宅なので断熱性能等級5です。
外気温がマイナス5度くらいの冬の朝に、リビングの気温が15度くらいのイメージです。
もちろん普通に寒いことは寒いですが、昔住んでいた家は冬の朝5度くらいだったので相当違いますね。
空調関係
空調関係も住宅性能(というか暮らしやすさ)に直結してくる部分です。
- 床暖房をつけなくて後悔したり
- 全館空調をつけなくて後悔したり
- 気密性が低くてエアコンの性能が落ちたり
というパターンもあるので考えておきたいところです。
個人的には、床暖房を部分的にでも採用すれば良かったな、とちょっと後悔していたりします。
耐震性能
住宅の性能で、断熱性能と同じくらい重要なのが耐震性能。
基本的にはあまり感じることのない性能ではありますが、地震の時の安心感が違います。
数値の目安としては、
- 耐震等級3であればOK
- 耐震等級2でもまあ・・・
- 耐震等級1は建てない方が良い
と思ってください。
大手のハウスメーカーであれば、ほとんどのメーカーが耐震等級3を標準にしています。
ちなみに、「耐震等級3相当」という会社もありますが要注意。本当に3をとれるかは、認定されないと分からないですからね。
外構・庭【後悔しやすさ★★★】【取返しの付かない度★★】
家そのもの後悔というよりは、「家づくり」の中での後悔が出やすい、外構・庭。
かくいう我が家も外構・庭に関してはなかなか後悔を重ねてしまいました。
それも全部地盤改良が悪いのですが・・・
というわけで、外構・庭のありがちな後悔を紹介していきますね。
駐車場の後悔
まずは、都心部以外ならマストで必要になる「駐車場」です。
- 奥行が足りない
- 物置の置き場がない
- 電気自動車のコンセントをつければ良かった
こんな後悔がありがちなので、それぞれ見ていきますね。
奥行が足りない
まずは広さの問題。
奥行が足りないというのはよくある後悔です。
というのも、家を建てたときはコンパクトカーに乗っていたものの、家族が増えるにつれてミニバンを選ぶような家庭にありがちな後悔です。
車種にもよりますが、車によっては必要な奥行が100cmくらい違うケースもあるので、なるべく余裕をもって広さは設計したいところです。
物置の置き場がない
車を置く場所は十分にあるものの、タイヤや自転車などを置いておく物置の置き場がないのもありがちな後悔。
予算的に、物置は家を建てた後に物置を購入するケースも多いかもしれません。
その場合でも、事前に欲しい物置をリサーチしておいて、スペースに余裕をもって広さを決めるようにしましょうね。
電気自動車のコンセントをつければ良かった
最近の家づくりでありがちな後悔が、電気自動車のコンセント問題。
我が家も後悔しているのですが、2024年以降電気自動車の普及率はどんどん上がっていくはず。
後付けだと結構費用がかかるそうなので、できれば家づくりのときにコンセントだけでもつけておいた方が良いかもしれません。
10年後20年後にはおそらく電気自動車が主流になっているであろう流れなので。
外構費用の後悔
駐車場も含めて、外構費用の後悔はよくありがち。
- こだわりすぎて高くなってしまったり
- ケチりすぎてしょぼくなったり
外構を後回しにして失敗している我が家だからこそ強く思いますが、家づくりの始まりの時点で「外構も含めて」考えていくようにしましょう。
もちろん広さによってはどうしても変わってきますが、家本体価格の10%くらいの予算を用意できれば、基本的には満足いく外構になるでしょう。
外構・庭のタイミング
外構や庭への着手が遅くなると、どうしても高くなってしまったり、最低限の仕上がりになってしまいがちです。
そのため、できれば「家づくりの始まりの時点」で外構や庭についても考えていくようにしましょう。
早い段階で考えておけば、
- 業者の比較ができたり
- 値引き交渉ができたり
と良いこと尽くめ。
とくに、完成までの期間が短ければ短いほど、足元を見られてしまいます。
納期が短いとやってくれる業者自体もそもそも少なくなってしまうので、早い段階で比較だけでもしておくようにしましょう。
無料で外構の見積もり比較ができるタウンライフリフォームというサービスが便利だったので紹介しておきますね。
お金やコスト【後悔しやすさ★★★★★】【取返しの付かない度★★★★★】
家の性能や見た目、外構や庭の後悔は当然ですが、そもそもお金やコストで満足できなければ後悔してしまいますよね。
ということで、お金やコストに直結する部分のお話をしていきます。
最も後悔しやすく、取返しもつかない部分なので要チェックです。
やばくなったら、すぐ消します。
ハウスメーカー・工務店選びの後悔
お金やコスト面で、最も多い後悔が
このハウスメーカーにしなきゃよかった
もっといい会社で建てられたんじゃないかな
といったもの。これは100%最も多い後悔です。
一方満足して家を建てている人がたくさんいるのも事実。
両者の差は、「比較」です。
満足して家を建てている人は、徹底的に比較した結果、ハウスメーカーを選んでいます。
逆に、きちんと比較しなかった方は「えっ、そんな良い性能で安い家があるの?」と家を建ててから気づいてしまい後悔します。
というわけで、
- 標準仕様の後悔
- アフターフォローの後悔
- 営業マンの対応への後悔
などなど、ハウスメーカーへの後悔はつきませんが、最も重要なのは「比較」です。
おうちづくりドットコムでは、多くのハウスメーカーについて紹介しているので、参考にしてみてください。
全部見るのが面倒な人は、住宅最大手のHOMESが運営するライフルホームズでまとめてカタログを集めて比較してみてください。
家を建て終わった後に読んでも面白いので、人の暮らしを見て参考になることがたくさんありますよ。
住宅ローンの後悔
また、家を安く建てる方法について解説した記事でもお話しているのですが、住宅ローンは非常に重要。
こちらはその記事からの抜粋になります。
ハウスメーカーを比較するのが最も重要なのですが、住宅ローンを比較するのもオススメです。
例えば、35年間で3500万円の借り入れをするとします。
仮に金利が1%で35年固定だとすると、月々の返済は84685円です。
仮に金利が0.5%で35年固定だとすると、月々の返済は77875円です。
実際に金利が35年固定なことはなかなかないと思いますが、0.5%金利が違うだけで35年で約300万円総支払額が違います。
月々約7000円違うのもかなり大きいですよね。
というわけで、住宅ローンで良い条件を引き出すのも、間接的なコストカットにつながります。
住宅ローンの比較は、無料ですぐにできるモゲチェックというサイトがあります。我が家はそれぞれの銀行にわざわざ問い合わせてなかなか面倒だったのでモゲチェックを知っておきたかった気持ちもあります。
予算立ての後悔
家を建てるときには、住宅ローンの借り入れ可能額をチェックすると思います。
例えば、あなたの借入可能額が3000万円だとします。
そこで、「3000万円の予算」で家づくりを始めてしまうと100%後悔します。
住宅の価格には、本体価格のほかに、付帯費用や外構費用、家具家電の費用や引っ越しの費用などたくさんの費用がかかってきます。
借入可能額と同じくらい現金を持っているのであればどうにでもなりますが、ほとんどの人がそんなに持っていないはず。
ということで、予算は借入可能額の8割くらいで考えておくようにしましょう。
我が家のように予算カツカツで契約した挙句、そのあとに地盤改良費なんかがかかってくると、リアルに発狂します。
やばくなったら、すぐ消します。
コメント